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少食&偏食

こっこちゃん
間もなく1歳3ヶ月になる娘を育てています。
娘は、離乳食を始めた 5ヶ月の頃からずっと食が細く、食べないことも多いですし、食に関心がない様子です。食事の際にご飯を目の前に出しても、手づかみ食べもほとんどせず今に至ります。乳児検診の際に小児科の先生に相談していますが「いつか食べられるようになる」と言われ終わりでした…(成長曲線は全く問題ない為)ですが、親としては栄養面がかなり心配です。特に鉄分やビタミンDが欠乏すると成長に影響があると知り、さらに心配になってしまいました。

ここ数日は偏食にさらに磨きがかかり、今日も朝と昼はふりかけおにぎり、おやつは拒否され、夜は 1歳から食べられるシリアルとヨーグルトです。朝と昼のおにぎりも1口サイズのもの1つだけ。色々なものを出しては吐き出され、結果食べれるのがこれだけでした。食べないのでお腹が減るとおっぱいを要求してきます。母乳はなるべくあげないようにしておやつなどを目の前に出しても口を閉ざして食べてくれません。ここ1週間ずっとこの調子で身体がとても心配です。。
肉と野菜は固さや形状を変えても食べてくれません。未だにパンも食べられません。果物は食べれるものが1つもありません。唯一毎日嫌がらないのはヨーグルトだけです…。
元々料理が苦手なので、私の料理のせいかと思いBF等も試しましたが全てダメでした。 

このような食生活を続けていても大丈夫なのでしょうか? 偏食な子どもでも食べれそうなメニューなどあれば教えてください。 

2021/1/4 22:57

一藁暁子

管理栄養士
こっこちゃんさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
1歳3か月のお子さんの小食・偏食についてお悩みなのですね。

食が細く、食事に関心がないご様子で手づかみ食べもほとんどしなかったのですね。わが子の赤ちゃんの頃と娘さんのご様子がよく似ていて、こっこさんのお気持ちとても共感します。

1~2歳頃は自我の芽生えによって急に好き嫌いが出てきたり、気分によって食べたり食べなかったりがはじまる時期です。
さらに偏食がすすんできており心配なお気持ちかと思いますが、成長発達の大事なプロセスの一つなので、お子さんの脳や心が順調に成長している証拠と言われています。

小食・偏食の改善にはお子さんによっては時間がかかるかもしれませんが、小児科の先生がおっしゃるように、お子さんの身体や脳の発達、様々な食体験を通していつかは必ず少しずつ食べられる食品や料理が増えていきます。
また卒乳をきっかけに食事量が増えるお子さんも多いですので、焦らずお子さんの気持ちに寄り添いながら見守っていきましょう。

鉄分やビタミンDが不足しているようであれば、牛乳の代わりにフォローアップミルクを飲ませたり、栄養が添加されたふりかけやシリアルを食べさせてみるのもおすすめです。
おにぎりが好きであれば、おにぎりの具に鮭フレークやお肉のそぼろを加えてみたり、味付けご飯やチキンライスをおにぎりにしてみたり、お子さんが今食べられるメニューに、食べてほしい食材をほんの少し足して食卓に出してあげるのも良い方法ですよ。

新しい食材や食べにくい食材は警戒して食べてくれないこともありますが、食べてくれないからと食卓に出さないと、食べるきっかけが失われてしまいます。
食べても食べなくても気にせずに色々なものを食卓に出すようにしたり、親御さんがおいしそうに食べる様子を見せたりすれば、いつかはお子さんの気が向いて食べてくれるようになってくれることが多いですので、沢山の食材や料理に触れさせる機会を作ってあげてくださいね。

偏食少食もお子さんの個性の一部ですので、手を尽くしてもなかなか改善しなくても、それは親御さんだけの責任ではありませんよ。
栄養バランスの偏りも気になるところですが、お食事を出しても食べるか食べないかを決めるのはお子さん自身です。

偏食のお子さんに対しての接し方や、お子さんの発達段階に合わせた食べ方・食べさせ方などについてはこちらのパンフレットも参考になさってくださいね。

⓪神奈川県立こども医療センター偏食外来パンフレット0
 心の準備編 「どうしてたべてくれないの?」閲覧専用
http://www.kanagawa-syounihokenkyoukai.jp/images_mt/henshokupump0read.pdf
①神奈川県立こども医療センター 偏食外来パンフレット1 
 はじめの一歩編 「たのしくたべる」閲覧専用
http://www.kanagawa-syounihokenkyoukai.jp/images_mt/1mini.pdf
②神奈川県立こども医療センター 偏食外来パンフレット2 
 ステップアップ編 「いつどこでたべる?」閲覧専用
http://www.kanagawa-syounihokenkyoukai.jp/images_mt/2mini.pdf
③神奈川県立こども医療センター 偏食外来パンフレット3 
 チャレンジ編 「いつから・なにをどのようにたべる?」閲覧専用
http://www.kanagawa-syounihokenkyoukai.jp/images_mt/3mini.pdf

色々と書きましたが、こっこさんが無理のない範囲でできることを参考に取り入れてみてください。

またお力になれることがあればお声かけくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします。

2021/1/5 13:10

こっこちゃん

1歳2カ月
ご回答ありがとうございます!
今食べられるメニューで、栄養がとれるように考えてみます。
1歳3ヶ月だと味付けはどの程度してもいいのでしょうか?最近まで風味付け程度にしか調味料を使っていなかったのですが、いつもより少し濃く味付けすると食べてくれることもたまにあります。(今までは「醤油の味するのかな?」くらいでしたが、大人が食べてみて薄く醤油の風味がする程度に味付けしていました。分かりにくくてすみません…)
最初から濃い味付けにしてはいけないと思い薄く薄くと心掛けていましたが、どこまで味をつけてもいいものか分からず困っていました。何度も申し訳ございませんがよろしくお願いします。

2021/1/6 17:24

一藁暁子

管理栄養士
こっこちゃんさん、お返事ありがとうございます。
お子さんの食事の味付けについてのご質問ですね。
1歳以降になると離乳食で使用できる調味料も増えていきますね。

1~2歳のお子さんの場合、1日あたりの食塩目標量は【男女ともに3g未満】です。
成人の1日あたりの食塩目標量は男性7.5g未満、女性6.5g未満ですが、日本人の1日平均食塩摂取量は男性 11g、女性 9.3gと言われていますので、お子さんの料理の味付け(調味料の量)は、大人の1/3~1/2程度が目安になります。

1歳ごろになると味覚も発達してきて、しっかり味付けをしたお料理の方がよく食べてくれるお子さんもいらっしゃいます。
塩分の摂りすぎが心配な場合は用意したおかずの1品はしっかり味をつけて、他は出汁やコンソメ、油脂(ごま油やバター、オリーブ油など)の風味や酸味(酢やレモン汁)を生かした薄味の料理にしたり工夫し、味にメリハリをつけてあげると塩分量を調整できますよ。

1~1歳半の離乳食に使用できる調味料はこちらのページを参考にしてくださいね。
★調味料で赤ちゃんが食べられるもの
https://baby-calendar.jp/baby-food-guide/19

よろしくお願いいたします。

2021/1/6 18:05

こっこちゃん

1歳2カ月
とても分かりやすく、ご丁寧な回答本当にありがとうございます。
娘なりに食べられるものをこれからも探していきたいとおもいます。
ありがとうございました! 

2021/1/8 21:15

一藁暁子

管理栄養士
こっこちゃんさん、嬉しいお言葉ありがとうございます。
またお困りの際にはいつでもご相談くださいね。
よろしくお願いいたします。


2021/1/9 21:16

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