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諸々

もも
6月末に1歳を迎えた男の子を育ててます。

息子は離乳食を始めた頃からよく食べますが、10ヶ月過ぎたくらいで10日ほど全然食べないか、何を食べても嫌々、泣きながら食べる時期がありました。

食べる順番や時間帯によって食べ物の内容や量を調整することで今は機嫌よくもりもり食べてくれております。

本日は、幾つかご質問させてください。
①三角食べだと選り好みで出て、途中から好きなもの以外、嫌がりだすことがあり、機嫌よく食べてもらうために、以下のような順番であげてます。

つかみ食べのもの(お魚やお肉、野菜を入れたハンバーグやおやきなど)

野菜スープや茹で野菜などスプーンで食べさせるもの(たまに自分で掴んで食べることもあります)

炭水化物

あれば、フルーツやヨーグルト

大体この決まった順番となってしまいますが、これでも良いのでしょうか。

②先週の時点で身長75.8cm、体重8.3kgでカウプ指数14.4と痩せ気味です。
ずっと痩せ気味でかかりつけ医にも食べれるなら量を増やすよう言われたので食べたがれば、沢山あげるようにしてきました。

大体離乳食完了期の目安量以上に食べてますが、夜は特にお腹が空くようで、少し柔らかめのご飯85~90g、野菜50~60g、お魚かお肉+他のたんぱく質といったように何種類か目安量程度を準備するのですが、これでも足りないときはさつまいもやバナナなどさっとあげられるものをあげてます。
よく食べるときは準備していたものを完食した後にさつまいもやバナナを40g程度食べることもあります。

たんぱく質は内臓への負担を考えて出来るだけ目安量を守ってますが、そのほうがやはり良いでしょうか。
また、毎食果物をあげるわけではありませんが、果糖は気にしたほうがいいでしょうか。

③1歳となりましたが、茹でたり蒸しただけのお野菜でも食べるので、味つけにはだし、離乳食用のだし醤油くらいしか使わず、青のりやゴマ、鰹節、きなこといったもので風味づけしています。
少量のケチャップ、ベビーフードに含まれるお味噌もあげたことはありますがほとんど使ってません。

食体験の幅を広げるためにはもう少し色んな調味料も試してあげるべきでしょうか。

④つかみ食べへの興味は離乳食初期の終わり頃からあり、好きに食べるようにしてきました。
今、つかみ食べするものはハンバーグ、おやき、パンケーキ、おにぎりや果物といったまとまりのあるもので手にくっつかないものだけです。

これまでは、大きいものをあげたら自分で手で持ちながら一口ずつかじり取って食べてたのですが、最近は大きいと手に取らなくなりました。
一口大に小さくすると自分で食べますが、大きいのは口元に持ってってあげないと食べません。

これはどう対応してあげるのが良いのでしょうか。


以上、長々と失礼いたしましたがご回答宜しくお願いします。







2020/7/13 15:26

一藁暁子

管理栄養士
ももさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
1歳の息子さんのお食事についてのご質問ですね。
離乳食を嫌がる時期もあったけれど、今は目安量程以上によく食べてくれるとのこと、ももさんがお子さんの様子をみながらその都度上手に工夫して離乳食進められている証拠ですね。
ご相談の文章からも日頃からよくお子さんのことを観て、丁寧に育児をされていることが伝わってきます。

少し長くなりますが、以下いただいたご質問にお答えいたしますね。

① 食べる順番について色々と試行錯誤されたのですね。
離乳食では食べる順番は特に決まりはありません。三角食べは現在の親世代の給食で推奨されていた食べ方で、すべての料理をバランスよく満遍なく食べることや、口の中で料理を合わせて味の濃さを調整することなどのメリットがあります。
ただ、お子さんによっては汁物でおかずを流し込んで食べる癖がついてしまったり、口の中で味が混ざることが苦手な場合もあり、三角食べには賛否両論あるのが現状です。
また、一品ずつ食べる食べ方は、例えば野菜のおかずから先に食べて最後にご飯やデザートを食べたほうが血糖値の急上昇を抑える効果があり健康に良いというデータもあります。
幼児期のお子さんは何も言わなければ一品だけを集中して食べる傾向がありますので、無理強いはせずお子さんが食べやすい食べ方で、成長に必要な栄養が摂れていれば良いと思いますよ。

② 医師から体重を増やすために食事量を増やすように言われているのですね。
タンパク質については、ももさんのおっしゃる通り過剰摂取は腎機能に負担がかかりますので目安量を守った方が安心です。
お子さんの身長体重を確認するうえで大事なのは、新生児の時期から成長曲線のカーブに沿って緩やかに身長体重が伸びているかということで、必ずしも体格を標準範囲に収めることが大事というわけではありません。体格にも個人差や個性があり、少量の食事でも体重が増えやすいタイプや沢山食べても太りにくいタイプ、基礎代謝量や活動量もお子さんによって様々です。
毎日食事をしっかりと食べて栄養を摂れており、お子さんのペースで徐々に身長体重が増えているようであればやせ気味であっても問題ありませんよ。

体重を増やしたいならお料理に油脂を加えてカロリーアップさせたり、夜にお腹が空きやすい場合は1歳以降なら午前と午後におやつ(補食)で食事の代わりになるような果物や芋、ヨーグルトやチーズなどを食べさせてあげるのもおすすめです。

果物については、適切な量を食べていれば果物に含まれる食物繊維やビタミン、ミネラル、ポリフェノールなども摂取できるので健康面でのメリットが大きいです。
果糖そのものが血糖値を上げることはないのですが、肝臓での糖新生によりブドウ糖に変換されるので摂りすぎると糖代謝の悪化を招き、中性脂肪の増加にもつながりますので食べすぎには注意が必要ですが、目安量程度の量であれば毎日食べても問題ありませんので安心して食べてくださいね。


③ 離乳食では薄味や素材の味で食べさせることが基本ですので、調味料による味付けは必ずしも必要ではありません。
1~2歳の食塩摂取量の目標は男児3g未満、女児3.5g未満なので、食材そのものに含まれる塩分量などを考慮すると調味料はほんのり風味付け程度に加えるだけで十分です。
出汁や青のり、ゴマ、きな粉など旨味や香りのある食材を使って上手に薄味の離乳食を作れていてとても素晴らしいですね。
今はお子さんが素材の味を生かしたお料理をおいしく食べてくれるのであれば、ぜひそのまま続けていただいて、成長とともに大人の料理からの取り分けや、幼稚園や保育園など集団生活のなかで色々な味に触れる機会があれば食べさせてみて、徐々に調味料の味に触れさせていかれると良いかと思います。


④ 手づかみ食べには手と目と口の協調運動の発達を促し、食具や食器を使って上手に食べる練習をする目的があります。
手づかみ食べに興味があることや、お子さんの食べたい触りたい気持ちを尊重して食べさせることは、食事を楽しむことや食べる意欲を高めることにもつながりますので非常に良いことです。
手が汚れるものや大きすぎるものなどは食べにくいので手に取らないお子さんも多いですので、お子さんが食べやすいもので手づかみ食べの練習ができれば問題ありません。
一口にかじり取ることもできているのであれば自分で食べる力や噛む力はしっかり習得できているので、手で触りたがらない食材はフォークにさして持たせてあげて、徐々に食具を使うことにも挑戦してみると良いかと思います。

色々と書きましたが、ももさんが離乳食をすすめる上で何か参考になれば幸いです。
またお力になれることがありましたらご相談くださいね。
よろしくお願いいたします。

2020/7/14 8:44

もも

1歳0カ月
ご丁寧な回答どうもありがとうございました!
大変参考になりました。

息子なりに体重も増えており、沢山食べて元気いっぱい遊んでるので体重のことはあまり気にかけてなかったのですが健診の際に指摘を受けて少し気にした方が良いのかと思うようになりましたが、体質もあるでしょうからあまり気にしないようにします。

息子が機嫌よく食事を楽しめるよう、引き続き自分と息子のペースでやっていきます!

離乳食のことではないんですが、一藁さんは糖尿病療養指導士もされているとのこともう1つ追加で質問させていただけますでしょうか。

私は息子を妊娠した際に1時間後血糖が引っ掛かり妊娠糖尿病となり、出産後の糖負荷検でまたしても1時間後血糖値がオーバーして境界型糖尿病と診断されました。
先日産後1年の経過観察にて普段の食事の後、1時間後血糖を測ってもらったら127で1年後また糖負荷検査をすることとなりました。

妊娠7ヶ月で妊娠糖尿病と診断を受けた時点ではつわり期に体重が4キロ落ちていたこともあり、体重は妊娠前に戻ったくらいでした。ちなみに妊娠前のBMIは19ちょっと切るくらいでした。
18週から切迫で自宅安静していたため食欲もなかったので、つわり後も野菜や海藻、キノコ類、たんぱく質を優先して食べていたため炭水化物は半人前も食べれておりませんでした。
栄養指導では食生活に問題はないので、分割食として炭水化物の量を増やすよう言われて、食事療法だけで出産まで過ごせました。

実母、母方の祖父が糖尿病であり遺伝的な要因と息子を出産時に35歳であり高齢出産のため、妊娠糖尿病となったと思われます。

私のような境界型糖尿病の人が次に妊娠した場合は最初から妊娠糖尿病となる可能性が高いですよね?
それとも糖尿病患者と同じで最初から何かしらのリスクを抱えた妊娠となるのでしょうか。

専門的な話となってくるかと思いますのでご回答いただける範囲で構いません。

年齢的なこともあり、第二子の妊娠のことを考えてはいるのですが、息子を育てながら妊娠期間を乗り越えられるか自信がなく踏み切れずにおります。

前回つわりが重く、3ヶ月ほぼ寝たきりで食事も果物や柑橘類のストレートジュースやゼリーを食べて過ごしたため、妊娠糖尿病であるならばそれも出来ないのではないかと思慮してます。

また、寝たきりだったにも関わらず切迫となったのでこれもまた体質なのだと認識しております。

不妊治療も受ける必要があるので、決断するなら早めにと思っているのですが、息子の子育てをしながら果たして妊娠初期から前回の妊娠時みたいな食事を準備したり規則正しく食べたりできるのかという心配があります。

もしも次、妊娠した場合の食事に関してアドバイスいただけるようであればお願いできないでしょうか。

実践できるような自信が持てたら第二子妊娠に向けて少し前向きになれるかもしれないと思い、勝手ながらお伺いしている次第です。
これまた長々とトピずれの質問をしてしまいまして申し訳ありません。

2020/7/14 11:33

一藁暁子

管理栄養士
ももさん、お返事ありがとうございます。
妊娠中に境界型の糖尿病と診断されたのですね。
第二子の出産も考えている中で体調のこと、育児のこと、ももさんにしかわからない辛さや葛藤、さまざまなご不安がありますよね。

たしかに、妊娠すると胎盤からのホルモンの影響で血糖値が上がりやすくなりますので、妊娠糖尿病となる可能性はありますが、妊娠前から血糖値が高めの方も、食事療法や運動、インスリンなどを使って母子ともに健康に出産されている方は沢山おりますよ。

食事療法では、お母さんと赤ちゃんがともに健康に妊娠を継続でき、食後の高血糖を起こさず、空腹時のケトン体産生を亢進させないよう食事をコントロールします。
食事療法だけでは血糖管理が十分にできない場合は、赤ちゃんに悪影響を与えないインスリン注射を導入して管理します。
妊娠が進むにつれ、ホルモンの影響によりインスリンの使用量は増えますが、ほとんどの場合産後には減量あるいは中止できる場合が多いです。

管理栄養士は妊娠中に何をどれだけ食べたらよいのか患者さんに合った食事内容を指導し、血糖値の変動や食事内容をモニタリングしながら定期的に食事相談の場を設けてフォローしていきます。
基本的には過度な食事や糖質制限はせず、妊娠前のBMIに応じた摂取カロリーで、他の妊婦さんにも推奨される以下の内容を基本としたバランスの良いお食事を摂っていきます。
https://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3b01.pdf
https://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3b02.pdf

つわりの時にジュースやゼリーしか食べられない時は、なるべく砂糖の少ない飲み物や0kcalのジュースやゼリー、柑橘系の果物など食べられそうなものを提案したり、
体調が悪くて食事の準備が大変なときは糖尿病用の栄養バランスが取れた宅配弁当や冷凍食品、簡単な作り置き料理のレシピ、無理なくできる運動などをご紹介することもありますよ。
少しでも食事のご負担を減らしつつ血糖コントロールを良くするための方法を、患者さんと医師の意見もうかがいながら一緒に考えていきます。

もしコントロールが難しい場合でも、必ず医療スタッフ全力で出産をサポートしてくれますので、些細なことでもご不安なことがあれば何でもご相談してくださいね。
かかりつけの産婦人科に管理栄養士がいらっしゃらない場合はこちらでもお答えできる範囲でご相談は受け付けます。
悩みや不安があるときはおひとりで抱え込まず、頼れる人やものにはどんどん頼って、少しでも気持ちを楽に持てるようにしてくださいね。
いつでもお待ちしておりますよ。


2020/7/14 19:04

もも

1歳0カ月
ご回答ありがとうございます。

息子の妊娠中、バランスの良い食事を取っていたにも関わらず妊娠糖尿病になって、血糖値コントロールに神経を使いながらの食事がとてもストレスでした。
添加物が気になり、宅配弁当などに頼らず、自炊をメインに無添加の低糖質惣菜を使いながら乗り切ったんですが、もしまた赤ちゃんを授かれたときには手抜きもしないとですね。

息子の世話をしながら妊娠してまた妊娠5ヶ月から切迫となり数ヶ月安静となる可能性も考えないといけませんが、少し前向きになれました!

本当にありがとうございました。

2020/7/14 21:20

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