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新しい食材や卵の進め方や便秘について

はる
お世話になります。
離乳食を始め、1ヶ月と少し経ちました。
今週から2回食を始めています。
恐れ入りますが、何点か相談させてください。

①新しい食材の進め方について
現在新しい食材を与える際は連続して、離乳食スプーン1さじ→離乳食スプーン2さじ→小さじ1→小さじ2(終了)と進めています。
慎重すぎますでしょうか。このペースだと中々食材を増やせず焦っています。
また、小さじ2まで食べれればアレルギー反応がないと判断しているのですが問題ないでしょうか。

②新しい食材(栄養素)の優先順位
当初、慎重に進めすぎており、炭水化物は米、そうめん、さつまいも、タンパク質は豆腐としらす、ビタミンミネラルは6種類しか食べさせてません。
これから食材を増やしていくのにあたって、どこの栄養素から増やしていけばいい等ありますでしょうか。

③卵の進め方
週明けより、卵黄から与えてみようと思っています。
最初は耳かき1さじから1個食べられるまでと見ますが、どれくらいの量ずつ増やしていけばいいのか、毎日食べさせるのか、その間の新しい食材は可能か、どこまで食べれたらアレルギーなしと判断できるのか気になっています。

④便秘
離乳食2回目が始まる頃から便秘になりました。
今までは1日に1〜2回出ていましたが、今4日経っても出ていません。
マッサージや綿棒浣腸しています。
どのくらい経ったら通院するべきか、離乳食の量を調整するべきか悩んでいます。

長々と大変申し訳ありません。
お手数ですが、ご確認をお願いいたします。

2020/11/28 7:04

久野多恵

管理栄養士
はるさん、おはようございます。
ご相談いただきましてありがとうございます。

6カ月のお子様の離乳食についてのご相談ですね。
ご質問に順番にお答え致します。

①少量から少しずつ増やす方法ですので、とても良い進め方ですし、問題ないです。
新しい食材は3~4日継続して少しずつ量を増やす様にお伝えしていますので、良い方法ですよ。
どの食材にも言える事ですが、小さじ2程度食べられたら、重篤なアレルギーのリスクは低下したと考えましょう。 量を増やしたらアレルギー症状だ出るというケースもありますので、小さじ2食べたらアレルギーが無いという事ではなく、リスクが低くなったという事になります。

②優先順位が特にないのですが、現時点でこれだけの種類を試しているのはとても良いペースですし、焦る必要は全くないです。 お母さんの与えやすいものを進めて頂いて良いですよ。
卵黄は鉄分が豊富なので、少しずつ試してみても良いですね。
炭水化物は小麦も芋類も試せているので、パンを進めるとパン粥などのメニューも増やせます。
野菜は、取り入れやすいものが手に入ったら、少しずつ種類を増やしていきましょう。 
いずれにしても、焦らなくて良いです。

③卵の進め方については、こうしなくてはいけないというしっかりと指針はありませんので、耳かき1から始めて少量ずつ増やしていき様子を見ていくという基本を守って頂ければ問題ありません。
離乳食本や育児サイトによって卵の進め方については色々違う記載があるかもしれませんが、基本は少量から少しずつ増やすという点で一致していると思います。

安心安全な卵の進め方は以下になります。
卵はしっかりと20分程度加熱した固ゆでの卵の、卵白の触れていない中央部分の卵黄のみを試していきます。初日は、耳かき1程度で様子を見て下さい。 そして次はに耳かき2、次は耳かき3と、耳かき単位で増やしていきます。
間隔は連日になっても良いですが、2~3日おきに与える事で、卵を与えていない日にその他の新しい食材が試していけますので2~3日おきをお勧めしています。
小さじ1食べられたら、小さじ単位で増やしても良いかと思います。卵黄半分~1個分食べられるようになったら、2~3日間を開けて白身を黄身と同じように試します。
白身は黄身よりもアレルギーが出やすいので、焦らずより慎重に試す様にしましょう。

白身も大丈夫であったら、全卵を使用してあらゆる料理に挑戦できるようになります。全卵の1回の目安量は、7~8カ月頃は1/3程度、9~11カ月頃は全卵1/2程度です。全卵も必ずしっかりと火を通す事は継続して下さい。

卵についても、小さじ2程度食べられたら、アナフィラキシーの様な重篤なアレルギーのリスクは低下したと考えます。 ただ、小さじ2よりも小さじ3、小さじ3よりも小さじ4食べられていた方が、安心な食材として考えられますので、卵も焦らず進めましょう。

④便秘について、離乳食量や回数が増えてくると、腸内環境も変化しますので、便秘になり易いというお子様はとても多いです。
通院については、マッサージや綿棒浣腸などを行っても改善されず、苦しそうにしていたり、ご機嫌が悪い場合は、受診を検討しましょう。 腹ばいで遊ばせてあげると腸の刺激になり出やすくなる事があります。
便秘対策としては以下になりますが、海藻類やヨーグルトや納豆やみそなどの調味料は7か月以降の使用となります。

◎水分をしっかりと摂る
◎不溶性・水溶性の食物繊維をバランスよく摂る
◎腸内環境をよくする善玉菌(ビフィズス菌・乳酸菌・納豆菌)を積極的に取り入れる。

細かく解説していきますね。
水分については、離乳食量や哺乳量に影響が出ない程度の水分補給を考えましょう。果物やゼリーなども水分補給になりますし、離乳食に味噌汁やスープなどの汁物をつけてあげるのも良いでしょう。

食物繊維は不溶性と水溶性がありますが、いも類や野菜類など不溶性のものばかりとっても、かさが増して便が出ずらくなってしまうという事がありますので、海藻類・豆類・オートミール・果物類などから水溶性の食物繊維を摂るように心掛けましょう。

また、腸内環境を良くする為に発酵食品をとりいれましょう。 離乳食が進み、腸に入る食材が色々と変化する事で、腸内細菌のバランスも変わってきます。色々な食べ物を食べられる様になってくると、だんだんと腸内の悪玉菌が増えてきて、腸内環境が悪化してしまう事が便秘の原因になる事があります。
善玉菌を増やす様に意識すると腸内環境が整いますので、ビフィズス菌や乳酸菌や納豆菌などの善玉菌を意識して取り入れるようにしましょう。
ヨーグルトや納豆は効果的ですし、ヨーグルトも数種類のものを取り入れる事で、メーカーによって違いのある乳酸菌を色々と取り込めます。味噌も発酵食品ですので、離乳食の風味づけや味噌汁とあげると良いですね。

よろしくお願い致します。



2020/11/28 9:18

はる

0歳6カ月
ご返信ありがとうございます。
大変分かりやすく、とても安心しました。

恐れ入りますが、追加でご確認いただけますでしょうか。

①卵は冷凍保存したものを使用しても問題ないでしょうか。
作り置きを考えております。

②卵黄2〜3日置きについて、以下のイメージで相違ないでしょうか。
念のための確認です。
(例)卵黄耳かき1さじ→(NEW)白身魚スプーン1さじ→白身魚スプーン2さじ→卵黄耳かき2さじ→白身魚小さじ1→白身魚小さじ2(仮クリア)→卵黄耳かき3さじ→…(続く)
※新しい食材は1日1種類までとする。
③ちなみに、間に挟む新しい食材の栄養素は問わずで大丈夫でしょうか。
上記の例えでいう、白身魚を炭水化物やビタミンミネラルの食材でも可能でしょうか。
その際は、卵黄でなく慣れているタンパク質を与える予定です。
④アレルギー反応は基本当日中に起こると考えて大丈夫でしょうか。
どの食材で反応したか分からなくならないか少し不安になりました。
⑤卵黄の2〜3日置きで試していく方法は、他の新しい食材を試す際でも可能でしょうか。

細かく質問してしまい申し訳ございません。
お手数をおかけしますが、再度のご確認をお願いいたします。

2020/11/28 17:16

久野多恵

管理栄養士
はるさん、お返事ありがとうございます。
追加のご質問について、お答えいたします。

①卵は冷凍保存したものを使用しても大丈夫です。

②卵2~3日おきの進め方のイメージについて、ご記載の通りで大丈夫です。 新しい食材は1日1種類までとして進めましょう。

③間に挟む新しい食材は、何でも大丈夫です、 炭水化物でもビタミンミネラル食材でも良いですよ。

④アナフィラキシーの様な重篤なアレルギー症状は、食べた直後~2時間以内に出る事がほとんどです。
まれに数時間後に出る事もありますが、重篤なアレルギーに細心の注意を払い、心配であれば卵を与える中2日~3日の間に与えるものは、アレルギーのリスクの比較的低い野菜類を中心に進めていかれても良いと思います。

➄その他の食材は、現在やられているように、連日少量づつ増やしていく方法で問題ないです。

2020/11/28 22:28

はる

0歳6カ月
確認いたしました。
ご丁寧にありがとうございました。

2020/11/28 23:00

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