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離乳食開始時期について
ゆか
初めまして。6ヶ月の息子がいます。
まだ離乳食を始めてません
早くから始めると体が未熟なためアレルギー反応がでたりすると聞いたりあまり早くから始めたくない気持ちもあり、、
なかなか始めれずにいます。
完母で育てていて体重も8㌔を超えて順調です。
支えればお座りができる
たまに、親の食べてる姿を見て口をもぐもぐ動かしたりしますが
ヨダレを流したりはしません。
来年4月から保育園に行くため
遅くても何月までには離乳食始めないとダメでしょうか?
まだ離乳食を始めてません
早くから始めると体が未熟なためアレルギー反応がでたりすると聞いたりあまり早くから始めたくない気持ちもあり、、
なかなか始めれずにいます。
完母で育てていて体重も8㌔を超えて順調です。
支えればお座りができる
たまに、親の食べてる姿を見て口をもぐもぐ動かしたりしますが
ヨダレを流したりはしません。
来年4月から保育園に行くため
遅くても何月までには離乳食始めないとダメでしょうか?
2020/11/17 16:02
ゆかさん、おはようございます。
ご相談頂きありがとうございます。
6カ月のお子様の離乳食開始時期についてのご相談ですね。
わが国では、日本小児アレルギー学会の「食物アレルギー診療ガイドライン」において、離乳食の開始を遅らせても食物アレルギーの発症を予防する効果はなく、生後5~6カ月を目安に開始する事が推奨されています。
お子様自身が離乳食を強く拒否するのであれば、無理に進める必要はありませんが、アレルギーを心配して離乳食の開始を遅らせる事は推奨していませんので、準備が整ったら生後6カ月中には開始されると良いと思います。
近年の研究においては、早期摂取でアレルギー予防の効果があったというものもあります。すべての児において早期摂取が望ましいという事ではありませんが、与えられる月齢になったら故意に遅らせることなく開始することが大切だと思います。
アレルギーについても、すべての食材においてリスクが高いわけではありません。 親族に強いアレルギー反応が現れる方がいらっしゃるのであれば、その食材は慎重に進めて良いと思います。 離乳食は「食べる力」を育てる為に進めるのは大切ですし、少量から少しずつ増やしていく事で重篤なアレルギーのリスクも低下します。
アレルギーのメカニズムについて説明しますと、私たち身体にウイルスや細菌などの異物が入ってきたときには、「抗体」が作られ、これらの外敵をやっつけようとする「免疫」というシステムが働きます。 しかし、この免疫の仕組みが、特定の食べ物や花粉など、身体に害を与えない物質に対しても、「やっつけろ!」と過剰に反応し、攻撃してしまう事があります。これが「アレルギー」です。
アレルギーの原因となる物質を「アレルゲン」といいますが、このアレルゲンは花粉やハウスダストも含まれますが、中でも、卵・牛乳・小麦などの食べ物のたんぱく質がアレルゲンとなる場合を「食物アレルギー」と言います。 この食物由来のアレルゲンは、空気中にも存在します。いつも大人が卵料理を食べているご家庭であれば、食卓のまわり、ほこり、ちりの中にも、高濃度の卵アレルゲンが存在します。 アレルゲンは口、鼻、目、皮膚などから身体に入ってきて、これをやっつけようと「IgE抗体」が作られます。 そして、はじめて卵を食べた時にIgE抗体にアレルゲンが結合すると、アレルギー症状が引き起こされるという仕組みになっています。
つまりは、アレルギー症状を引き起こすお子様は、口から食べるより前に、ほこりやちりなどから既にアレルギーの素となるアレルゲンが身体に入ってきており、IgE抗体が作られている状態になっています。 IgE抗体がつくられていると、卵の摂取が早かれ遅かれ、アレルギー症状が発症してしまうという事になります。
以上の事からも、重篤なアレルギー症状を引き起こさない為にも、離乳食を進めるうえで大切なことは、少量から少しずつ増やしていく事です。
どの食品に反応するIgE抗体がつくられるか、また、IgE抗体がどれくらいつくられやすいか(アレルギーになりやすい)体質かは、遺伝や環境によって相違があるので、予測がつかないというのが実際のところです。
少量から少しずつ増やしていくという事で、アレルギー症状が出たとしても、皮膚症状のみの軽い症状で気づう事ができますので、上記の例の卵に限らず、その他の食材についても少量から与えて様子を見ていくようにすれば大丈夫です。
また、アレルゲンは、乾燥している皮膚や荒れている皮膚などからも挿入してしまう事がわかっていますので、アレルギー予防策としては、摂取時期を遅らせる事ではなく、常に皮膚の状態を良くして、保湿剤などで肌をバリアしておくことが大切です。
現在の状況は食にも興味がありそうですし、開始しても良い時期だと思いますよ。 よだれは流れていなくても大丈夫です。 開始してみてスプーンを舌で強く押し返す様なしぐさが見られたら少しお休みしても良いです。
よろしくお願い致します。
ご相談頂きありがとうございます。
6カ月のお子様の離乳食開始時期についてのご相談ですね。
わが国では、日本小児アレルギー学会の「食物アレルギー診療ガイドライン」において、離乳食の開始を遅らせても食物アレルギーの発症を予防する効果はなく、生後5~6カ月を目安に開始する事が推奨されています。
お子様自身が離乳食を強く拒否するのであれば、無理に進める必要はありませんが、アレルギーを心配して離乳食の開始を遅らせる事は推奨していませんので、準備が整ったら生後6カ月中には開始されると良いと思います。
近年の研究においては、早期摂取でアレルギー予防の効果があったというものもあります。すべての児において早期摂取が望ましいという事ではありませんが、与えられる月齢になったら故意に遅らせることなく開始することが大切だと思います。
アレルギーについても、すべての食材においてリスクが高いわけではありません。 親族に強いアレルギー反応が現れる方がいらっしゃるのであれば、その食材は慎重に進めて良いと思います。 離乳食は「食べる力」を育てる為に進めるのは大切ですし、少量から少しずつ増やしていく事で重篤なアレルギーのリスクも低下します。
アレルギーのメカニズムについて説明しますと、私たち身体にウイルスや細菌などの異物が入ってきたときには、「抗体」が作られ、これらの外敵をやっつけようとする「免疫」というシステムが働きます。 しかし、この免疫の仕組みが、特定の食べ物や花粉など、身体に害を与えない物質に対しても、「やっつけろ!」と過剰に反応し、攻撃してしまう事があります。これが「アレルギー」です。
アレルギーの原因となる物質を「アレルゲン」といいますが、このアレルゲンは花粉やハウスダストも含まれますが、中でも、卵・牛乳・小麦などの食べ物のたんぱく質がアレルゲンとなる場合を「食物アレルギー」と言います。 この食物由来のアレルゲンは、空気中にも存在します。いつも大人が卵料理を食べているご家庭であれば、食卓のまわり、ほこり、ちりの中にも、高濃度の卵アレルゲンが存在します。 アレルゲンは口、鼻、目、皮膚などから身体に入ってきて、これをやっつけようと「IgE抗体」が作られます。 そして、はじめて卵を食べた時にIgE抗体にアレルゲンが結合すると、アレルギー症状が引き起こされるという仕組みになっています。
つまりは、アレルギー症状を引き起こすお子様は、口から食べるより前に、ほこりやちりなどから既にアレルギーの素となるアレルゲンが身体に入ってきており、IgE抗体が作られている状態になっています。 IgE抗体がつくられていると、卵の摂取が早かれ遅かれ、アレルギー症状が発症してしまうという事になります。
以上の事からも、重篤なアレルギー症状を引き起こさない為にも、離乳食を進めるうえで大切なことは、少量から少しずつ増やしていく事です。
どの食品に反応するIgE抗体がつくられるか、また、IgE抗体がどれくらいつくられやすいか(アレルギーになりやすい)体質かは、遺伝や環境によって相違があるので、予測がつかないというのが実際のところです。
少量から少しずつ増やしていくという事で、アレルギー症状が出たとしても、皮膚症状のみの軽い症状で気づう事ができますので、上記の例の卵に限らず、その他の食材についても少量から与えて様子を見ていくようにすれば大丈夫です。
また、アレルゲンは、乾燥している皮膚や荒れている皮膚などからも挿入してしまう事がわかっていますので、アレルギー予防策としては、摂取時期を遅らせる事ではなく、常に皮膚の状態を良くして、保湿剤などで肌をバリアしておくことが大切です。
現在の状況は食にも興味がありそうですし、開始しても良い時期だと思いますよ。 よだれは流れていなくても大丈夫です。 開始してみてスプーンを舌で強く押し返す様なしぐさが見られたら少しお休みしても良いです。
よろしくお願い致します。
2020/11/18 9:10
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