2歳児の食材の大きさについて

まなさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
2歳7カ月のお子さんの食形態についてのご質問ですね。

とても丁寧にお子さんのお食事を見守っていらっしゃって素晴らしいですね。
2歳7ヶ月というと、だいぶ噛む力や口の動きも発達してきていますが、まだのどに詰まりやすい食材もありますので、ポイントを押さえながら気を付けていけると良いかと思います。

≪ポイント≫
・「噛める」ことと「安全に飲み込める」ことは別
⇒2歳代はまだ咀嚼や嚥下の調整が未熟です。夢中で食べていると丸飲みしてしまうことがあります。

・喉の太さはまだ大人の小指程度
⇒直径2cm弱のもの（ミニトマト・ぶどう・ウインナーなど）は、丸ごと飲み込むと気道に詰まるサイズです。

・5歳頃までは誤嚥リスクが高いため、3〜4歳でも食材の形状には注意が必要です


以下順番にお答えしていきますね。

・枝豆、煮た大豆→今のやり方でOK。3歳後半〜4歳頃、咀嚼がしっかりしてきたら丸のままも可

・納豆→今のやり方でOK

・ミニトマト、巨峰→縦4等分が最も安全です。2等分だと喉にすべりやすい。皮をむくとより安心。4歳頃までは4分の1が理想です。

・デラウェア→皮ごと・種ごとNG。皮と種を除いて小さくカット。

・ブルーベリーやグリーンピース→今のやり方でOK

・さくらんぼ→種を取って少し潰れるならそのままでOK。

・きのこ類、わかめ→今のやり方でOK

・りんご→今のやり方でOK

・ウインナー→そのままはNG。縦半分にしてから輪切り（または斜めスライス）が安全です。

・お餅→3歳未満は基本的にNGです。園でのお餅つきの場合は「ほんの一口だけ」「小さくちぎって」「大人が横で見守る」ようにされると安心です。

その他、誤嚥が多く気を付けたい食材としては、

・こんにゃくゼリー、一口ゼリー（吸い込みで窒息のリスク大）
・ナッツ類（かみ砕けず誤嚥のリスクあり）
・生野菜（噛み切れず丸飲みのリスクあり）
・肉・魚の塊（噛み切れず誤嚥のリスクあり）
・パン（パサつきで喉に詰まりやすい）
など。

お子さんにとって、上手く噛めなかったり、丸飲みの危険があったり、喉に詰まるリスクがあるものは、引き続き与えるのを控えたり、小さく切って必ず大人が横で見守りながら与えるようにしてくださいね。

すこしでもご参考になりましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。