9ヶ月　食べる量がとても少ない

ももさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
9ヶ月のお子さんが食べる量が増えないとのことなのですね。

ここまでよく丁寧に観察し、工夫を重ねてこられましたね。
「食べてくれない」「怒る」「嗚咽する」どれも、9か月ごろのお子さんでよくあることですが、毎日向き合うお母さんにはとても大きな負担ですよね。
まずは「体重がしっかり曲線に沿って増えている」という点が、本当に大事で安心材料です。
今は「焦って食べさせるより、「食べるって楽しいという気持ちを育てる時期」と考えてくださいね。

以下順番におこたえしてきますね。

①9ヶ月ですが、ドロドロのものでも食べられるものをあげた方が良いのでしょうか？
⇒はい。今は「食べられる形・味・リズムでOK」です。一度「食べないからやめる」より、「食べられる範囲で楽しい時間をキープ」する方が大切ですよ。ドロドロやなめらかなもの中心でも十分◎です。

②卵がなかなか進まないのですが、プリンや茶碗蒸しなどで進めていった方がいいでしょうか？
⇒できればゆで卵の卵白（20分以上固ゆで）で1回小さじ2杯まではクリアを目指して試していけると安心ですが、どうしても食べてくれない場合はプリンや茶碗蒸しなどで試していかれても良いですよ。
その場合も必ず少量から少しずつ増やすようにしていき、1回でどのくらいに卵白を食べさせたか把握しながら進めるようにしてくださいね。

③ バナナは嗚咽してますが、そのまま手づかみでたべてもいいのでしょうか？
⇒嗚咽は「喉の反射（咽頭反射）」で、窒息を防ぐ自然な反応です。
柔らかくつぶれやすい果物（バナナやかぼちゃなど）は良い練習になります。ただ、連続して嗚咽が続くようなら、一度サイズを小さくする・つぶす・スプーン介助に戻すなどして調整をしましょう。

④おやきをなかなか食べてくれませんが、もっと粒を食べれるようになってから食べた方がよいのでしょうか？
⇒おやきは「噛んで食べる」力が必要なので、まだ難しい段階かと思います。
つぶして形を残さない豆腐やバナナ、柔らかい豆腐ハンバーグのようなかたまりから始めて、口の動きが安定してきたら、徐々に普通のおやきへステップアップしましょう。

⑤安納芋などのすごく甘い焼き芋は食べても大丈夫でしょうか？
⇒OKです。自然な甘味は食べさせても問題ありませんよ。

⑥ 食べてる最中のおもちゃやテレビはいかがでしょうか？そこまでして食べさせた方がいいのでしょうか？
⇒食事中の集中力をつけるには、将来的には避けたいですが、今は「食べる＝楽しい・安心」と思えることが今は最優先です。
おもちゃや音楽、テレビが気持ちを落ち着かせるなら、少し活用しても大丈夫です。将来的に、少しずつ静かな環境に慣らしていけばOKですよ。

⑦粒はどうしたら食べれるようになりますか？
⇒焦らず、『舌の動きを育てる』ことがカギです。
・「なめる」「舐めとる」動きを増やす（スプーンを舐める、おもちゃを舐めるなど）
・徐々に粒感を感じさせ慣らしていけると◎です。
→ 完全なペースト → なめらか＋ごく小粒 → つぶし → 軟らか固形へ
成長とともに、味覚や舌の感覚も成長しますので、食べられるものは必ず少しずつ必ず増えていきますので、長い目でサポートしてあげてくださいね。

市の方の言うように、回数を増やすのは悪くありませんが、「1回を少なくして5回」よりも、「1回を無理せず、本人の機嫌がいい時に2～3回＋おやつ1回」でも大丈夫ですよ。
食べない時間があっても、「ミルク・母乳で栄養は足りている」ので焦らずに進めてみてください。

すこしでもご参考になりましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

また、大変恐縮ですが、ベビーカレンダー事務局から、以下のような連絡を受けておりますので、お手間をおかけして申し訳ありませんが、下記をお読みいただき、ご理解いただけますと幸いです。

【1つの投稿に質問はひとつでお願いいたします】
こんにちは、ベビーカレンダー事務局です。 いつもベビーカレンダーの専門家相談コーナーをご利用くださいましてありがとうございます。

大変恐縮ではございますが、こちらのコーナーでは「専門家相談ご利用ガイド」に記載しておりますとおり、 「1つの投稿に質問はひとつ」でお願いをしております。

ご利用いただく際に2つ以上の質問がある場合、ひとつずつご投稿くださいますようお願い致します。 今回のご投稿につきましても、お手数をおかけしますが、再度ひとつずつご投稿いただけますでしょうか。

ひとつずつ投稿していただくことによって、 同じようなお悩みをお持ちの方が相談を簡単に検索できることにより、 お悩みの解決につながる可能性がございます。

ご理解いただけますと幸いです。

▼専門家相談ご利用ガイド
https://senmonka.baby-calendar.jp/about

これからもベビーカレンダーの専門家相談コーナーをよろしくお願いいたします。

ももさんがそれだけ一生懸命に向き合ってこられたこと、文章から伝わってきます。
涙が出たとのお言葉…それだけ頑張ってこられた証拠ですね。どうかご自身を責めないでくださいね。
「食べさせよう」と努力できること自体が、もう立派な愛情の表れだと思います。

怒ってからもおもちゃを渡して食べさせた方が良いのかとのご質問ですが、怒ってしまった後は一旦ご飯を中止してOKですよ。
怒っている＝「もう気持ちが食べるモードではない」サインかと思いますので、無理に続けると「食べる＝嫌な時間」と結びつきやすくなります。

怒ったら一旦食事をやめて、「おしまいにしようね」「またあとで食べようね」と声をかけて抱っこしたり、遊んだりして気持ちを落ち着かせてあげると◎ですよ。
少し休憩して気持ちが戻ったら、おもちゃであそびながら軽く「もう一口食べてみようか？」と誘ってみてください。（この時におもちゃやテレビなど、お子さんが安心できるものを取り入れながらでOKです。）
食べられたら、笑顔で「すごいね！」「おいしいね！」とほめてあげましょう。
「食べたくない時もある」ことを受け入れてもらえる経験が、結果的に『自分で食べたい』につながるかと思います。

ぜひ試してみてくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします。