離乳食を食べなくなってしまった

むぎさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
1歳のお子さんが離乳食を食べなくなってしまったのですね。

とても丁寧に状況を伝えてくださってありがとうございます。
1歳前後になると、自我が強くなり「やりたい・やりたくない」がはっきり出てきて、「食事よりも遊びたい」「自分で食べたい」という気持ちも芽生えてくる時期です。
このような変化が一気にくると、突然食べなくなったと心配になってしまいますが、これは自然な成長のサインだといえますよ。

「母乳を飲ませすぎていて、ご飯を食べなくなってしまったのかも」とのご心配ですが、母乳を飲むタイミングが食前・食事の直前だと、お腹が満たされて離乳食の食欲が落ちてしまうことはあります。
離乳食と授乳の間隔を3～4時間ほどあけるだけでも少しずつ食べる量が戻るケースが多いので試してみてくださいね。

今できる工夫としては、

・遊びたい気持ちを尊重しながら食べる
⇒食事の前に少し遊ばせて気持ちを満たしてからご飯に誘ったり、座るのがイヤな場合は、一時的に椅子にこだわらなくても大丈夫です。（ローテーブルで立ってでも、食べられれば十分）
手づかみできるおやき、スティック野菜、パンなどを中心にすると、自分で食べたい気持ちを満たせます。

・量より質でカバー
⇒食べる量が減っても、ご飯に以下のような食材を加えたり混ぜたりして『少量でも高栄養メニュー』を取り入れると安心です。

◎タンパク質…ツナ・しらす・豆腐・卵・ヨーグルトなど
◎鉄分…鶏レバー・赤身魚・ほうれん草・ひじきなど
◎エネルギー…ごま油・オリーブ油・バターなど

・食事の時間を短めに・楽しく過ごす
⇒15〜20分を目安に「食べなくても終わり」でOKです。
食べ物で遊んでしまっていても、今の時期はこれもすべて経験ですので、食事も『遊びや学びの延長』と捉えると良いかと思います。
あまりに食事量が少ない場合は、おやつの時間に食事の一部としてヨーグルトや果物などを食べさせてあげるのもおすすめです。

お子さんが「遊びたい！」と感じるのは、成長して世界が広がってきた証拠です。
成長曲線から外れず、元気・おしっこ・うんちが出ているなら、今は「食べない時期」として焦らず見守ってOKですよ。

またお困りの際にはご相談ください。
どうぞよろしくお願いいたします