離乳食を食べません

あきさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
10か月のお子さんが離乳食をあまり食べないご様子なのですね。

とても丁寧に息子さんのご様子を見ておられて、悩みながらも一生懸命対応されていることが伝わってきました。
10か月頃は「自分でやりたい」「でも思うようにできない」という気持ちや、「食べるよりも遊びたい」という好奇心も入り混じる時期でもありますので、離乳食が進まなくなることは、とてもよくあることです。

体重は横ばいとのことですが、9か月以降は体重の増加ペースもゆっくりになっていきますし、離乳食後や夜間も授乳できているご様子で、体重が急激に減っていなければ、あまり心配しすぎなくても大丈夫かと思います。
今後も少しでもエネルギー源をとっていくことが食事のポイントになりますね。

1歳まではまだ乳汁栄養が必要な時期ですし、1日2～4回は授乳があってもＯＫなので、あまり授乳を減らしすぎないようにされると良いかと思います。
9～11か月の時期の授乳回数は母乳もミルクも1日4～5回くらいで1日500～800㎖が目安。ミルクの1回量は160～200㎖前後（離乳食の進み具合で調整）が目安です。
ミルクは飲みやすい方法で与えて良いので、ストローに慣れていない場合は最後の方は哺乳瓶に変えて飲ませてあげても大丈夫ですよ。

手づかみ食べについては、食べる目的ではなく、「手で触る練習」と思ってOKです。
おにぎりなどが手について嫌がるご様子であれば、小さめのおやきや、スティックパン、野菜スティックなどがおすすめです。
触るだけでも◎なので、一口でも食べたら「すごいね！」と声掛けしながら、進めてみてくださいね。

お粥は舌触りや粘り気が苦手なお子さんもいますので、おじやのように色々な具材を入れて風味や食感を出したり、パン粥やうどん、マッシュポテトなど他の主食を試してみるのもおすすめです。
また、おやきやホットケーキ、蒸しパンなども食べやすいかと思います。

泣いてしまうと、「食事＝いやな時間」と記憶してしまうので、泣いたら一旦終わりにして、時間をあけて機嫌が良いときにもう一度試しても大丈夫です。
苦手な食べ物も、手づかみ食べも、1回でうまくいかなくても、少しずつ慣らしていきながら「食べるのが楽しい」という感覚を育てていければOKですよ。

お子さんは「自分でやりたい！」という気持ちが強く、発達がしっかり進んでいる証拠ともいえるかと思います。
食べない時期は誰にでもありますが、少しずつまた成長・発達とともに食べるようになりますので、お子さんのペースに合わせて、長い目
で見守っていただければと思います。

またお困りの際にはご相談ください。
どうぞよろしくお願いいたします