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カルシウムが強化された子ども用食品について

MM
以前、牛乳の飲み過ぎや乳製品の過剰摂取はカルシウムが鉄の吸収を阻害するので控えめにという栄養士監修のネット記事を見ました。

2歳の子は乳製品が好きですが、摂取しても1日あたり牛乳1杯+チーズ1個もしくはヨーグルト小鉢1個+チーズ1個くらいです。

ただ毎日ではありませんが時々好んで食べる子ども用スティックパンやビスケットにカルシウムが強化されてます。

たとえはスティックパンは1袋あたりカルシウム230〜250㎎含まれてますが、一週間で1袋食べきります。

こうしたカルシウムが強化された子ども用食品については一般的な摂取量なら、加えて乳製品を毎日摂取していたとしても、鉄欠乏性貧血の影響は心配不要でしょうか?

よろしくお願いいたします。

2025/5/19 23:35

久野多恵

管理栄養士
MMさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。

2歳のお子様のカルシウムについてのご相談ですね。

2歳児のお子様のカルシウムの推奨量は、男児で450mg、女児で400mgです。
それぞれの食材に含まれるカルシウム量は、牛乳200mlで220mg、チーズ20gで126mg、ヨーグルト100gで120mg程度です。

普段食べている乳製品の量も多すぎる事はないですし、カルシウムが強化されているものであっても、摂り過ぎているということはないので問題ないです。 
ご記載の摂取量で、鉄吸収に影響がでているということは考えにくいです。

鉄欠乏貧血は、カルシウムだけが原因ではないですし、普段の食事内容にもよりますので、鉄欠乏貧血の心配はないかどうかはわかりませんが、現在量でカルシウムの摂り過ぎになっていることはないです。

牛乳貧血が問題となるのは、1歳未満のお子様が、ミルクの代わりに牛乳を多量に飲むことによって懸念されるものです。牛乳の飲用は1歳からと言われる根拠は、牛乳は、カルシウムとリンの含有量が多く、鉄と不溶性の複合物を形成し、腸からの鉄吸収を阻害します。乳児期に牛乳を多飲すると腸管アレルギーの一つとされる消化管出血(鮮血)がみられ、さらに鉄の損失を招くという報告もあります。 これらの理由から、牛乳を育児用ミルクの代わりで乳児期に飲用する事は勧められていません。

幼児期の乳製品の目安量は、300~400ml/日程度です。この目安慮程度であれば、問題ありませんので、気にし過ぎに摂取していけると良いですね。

2025/5/22 21:23

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