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食事のバリエーションについて

はる
こんにちは。1歳3ヶ月の子供の食事について相談です。
もともとあまり食べる方ではないのですが、最近好き嫌いが激しくなってきて、野菜やお肉料理を食べず、いつも同じメニューになってしまうことが多いです。食の体験をして欲しいと思い、食べないとわかってても肉料理、野菜料理を用意するのですが、全く食べません。
ご飯、とろみのついたおかず(ご飯にかける麻婆茄子など)、おやき、さつまいも、かぼちゃ、バナナなどの果物、ヨーグルト、パン、コーンスープなどしか食べません。
とろみのついたおかずで色々なバリエーションにしたり、ご飯を炊き込みにしたり、パンは野菜を入れた米粉パンにしたりと食べるものの中でバリエーションはつけようとしてますが、このままで良いのか不安です。
どのように改善していったら良いのでしょうか?

2025/5/18 20:47

久野多恵

管理栄養士
はるさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。

1歳3か月のお子様のお食事についてのご相談ですね。
この時期は自我が芽生えて自己主張が伸びる時期なので、なかなか思うように食事が進まないということも多々あると思います。
すべてものものを好き嫌いなくまんべんなく食べさせようとしなくても良いと思いますよ。
肉が食べられなくても、魚や卵、大豆製品等でたんぱく質は補えます。野菜料理は、とろみがついた料理を工夫して、食べられるようにしていければ良いですし、色々なバリエーションを工夫しているので、とても素晴らしいと思います。

今の時期にこれといった改善法があるわけではないので、その時々で出来そうなことにチャレンジしたり、すぐに結果を求めずに、少しずつステップアップしていくというスタンスで良いと思います。何よりも、食事の時間が楽しくなるような工夫をしていければ、いずれ食べてみようかなと思うきっかけになるかもしれません。

偏食や食べムラについて、
この時期は食べさせられる事を極端に嫌う時期でもありますので、食事の役割分担を決めて、食事はお子様主導で進めると、双方にとってストレスフリーになります。
食事のメニューを決めて、食事を作って、お子様の目の前に出してあげる。ここまでが大人の役割です。
食べるのか食べないのか、何から食べるのか、どのように食べるのか、どれから食べるのか、これらを決めるのは子供の役割です。
手づかみ食べが出来るのであれば、凝視しない程度に見守ってあげましょう。 そして介助が必要な時は、「ママが手伝おうか?」「食べられる?」などと声掛けして、サポートしてあげると良いです。

親と子供の役割分担を決めて、ストレスが無いように進めてみて下さいね。
偏食外来のパンフレットに参考になる内容がかかれていますので、ご覧いただければと思います。

「神奈川県立こども医療センター偏食外来パンフレット」
https://kanagawa-syounihokenkyoukai.jp/pamphlet/

また、食事の際に何か楽しい要素を取り入れて頂くと、だんだんと食事にも興味が出てくるのかなと思います。 パンをクッキー型で一緒にくり抜いて、そこにツナやチーズや卵などを挟んで、一緒におままごと感覚で調理過程を手伝ってもらうという方法もお勧めです。 そのような楽しい経験の積み重ねが、その他の食材も食べてみようかな?と思えるきかっけ作りにもなりますよ。 
野菜スープに入れる野菜も可愛い形にくり抜いたり、一緒にフリフリおにぎりを作ったり、パンにヨーグルトなどを塗ってくるくるサンドイッチを作ったり、お子様ができそうな事を一緒にやってみるというのもポイントとなります。
お人形に食べさせる真似をしたり、お母さんとお子さんで食べさせ合いっこをするのも良いですね。
お子様の興味があるものは何かな?と考えつつ、何かテンションが上がる要素をとりいれながら進めていけると良いですね。

この時期は間食の時間もお食事の一部をなるものを与えるのが望ましいので、食事を切り上げて摂りきれなかった栄養を間食の時間に補食として与える様に考えていけると良いですね。 間食として望ましいものは、おにぎり、ホットケーキ、蒸しパン、スティックパン、コーンフレーク、ふかし芋、ヨーグルト、チーズ、果物などです。

おやつの取り入れ方について、また、小食の対応について私が監修した記事がありますので、参考にして頂けたら幸いです。

【子どもが偏食になる原因を解説!栄養の不足分はおやつでカバー!】
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/14916

【小食について、年代別に見直しポイントやアドバイスを紹介!】
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/14918

偏食や食べむらの対処の基本は、「決して無理強いしない」「スプーンで食べさせるよりも、手づかみ食べを進める」「空腹をつくるためにだらだら食べをせずに、20~30分以内に終える」「気が散らないように食事環境を整える」「して欲しいことをし始めたら褒め、して欲しくないことは注目しない」です。

色々記載しましたが、何かヒントになりそうなことがあれば幸いです。 
無理なく取り組めそうなところから少しずつ進めてみましょう。

2025/5/21 20:46

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