閲覧数:121

子どもが作ったご飯を食べてくれないとき

かりみ
離乳食ではないのですが…

3歳の長男が作ったご飯をなかなか食べてくれません。
一口食べて嫌だったのかやめてしまうときもあれば、
全く手をつけないときもあります。
気に入ったおかずだけをパクパク食べ、おかわりの要求をして、おかわり分も食べてしまったら親の分まで貰おうとして、気に入らないおかずは食べません。
白米も食べる日もあれば食べない日もあります。
気に入ったおかずがない日は、納豆やふりかけを出せと怒って、出さないとずっと怒っているので出してしまい、それを白米にかけて、それだけを食べておしまいになります。
具体的に、野菜や卵料理が嫌いで、ほぼ食べません。

お腹いっぱいなのかとも思うのですが、食後フルーツやお菓子は食べます。
お菓子はこちらから出すのではなく、親が食べているとやってきて、ちょうだいちょうだいとあげるまで怒るので、あげてしまう状況です。

保育園での給食は残すこともありながらも、概ね食べているそうです。
野菜も頑張って食べていると先生方から聞いています。

住んでいる自治体の乳幼児検診で、1日に必要な栄養素や食材の話を聞いて、毎度追い詰められます。
「お母さん色々と工夫されていると思いますが…」と言われ続けて、正直辛いです。
もともと料理が得意ではないながらも、わたしなりに頑張って考えて、野菜を種類多く入れて、どれかだけでも食べてくれれば…と思って作ります。
ですが終わってみるとお皿に全て残っている、という日が続いて、心が折れそうです。

夫は料理は嫌ではなく土日はお願いしたらやってはくれるのですが、
夫自身が野菜嫌いなので、夫が作ると野菜がないメニュー(たとえば、煮魚とジャガイモの味噌汁だけ…など)になってしまうことも多々あります。

どうしていけば良いか、アドバイスいただけたらと思います。

2025/4/4 23:20

久野多恵

管理栄養士
かりみさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。

3歳のお子様のお食事についてのご相談ですね。
1日に必要な栄養や食材の話について、そのような理想通りに進められることの方が少ないので、あまり気にされなくて良いように思いますよ。
うちの子も全然食べてくれない子でしたが、元気に成長しています。顔色良く元気に過ごしていれば、その理想通りに進められなくても問題ないことが多いです。
1日に目安量に近づけることが正解ではなく、お子様のペースに合わせて、無理なく食べられるものを探し進めていくことが大切なのだと思います。

この時期になると自我が芽生え始めて、自己主張が伸びてくる時期なので、その影響が食事にも現れてきてしまいます。 栄養バランスよく食べて欲しいと思っていても、なかなか難しいのがこの頃のお食事です。

今まで食べていたものをある日から突然食べなくなったり、特定のものばかり欲しがったり、遊びに夢中で椅子に座らなかったりという行動もこの時期には良く見られます。
これらの自我の芽生えはお子様の健やかな成長の証でもありますので、上手く付き合っていけると良いですね。

この時期は食べさせられる事を極端に嫌う時期でもありますので、食事の役割分担を決めて、食事はお子様主導で進めると、双方にとってストレスフリーになります。
食事のメニューを決めて、食事を作って、お子様の目の前に出してあげる。ここまでが大人の役割です。
食べるのか食べないのか、何から食べるのか、どのように食べるのか、どれから食べるのか、これらを決めるのは子供の役割です。
手づかみ食べが出来るのであれば、凝視しない程度に見守ってあげましょう。 そして介助が必要な時は、「ママが手伝おうか?」「食べられる?」などと声掛けして、サポートしてあげると良いです。

親と子供の役割分担を決めて、ストレスが無いように進めてみて下さいね。
偏食外来のパンフレットに参考になる内容がかかれていますので、ご覧いただければと思います。

「神奈川県立こども医療センター偏食外来パンフレット」
https://kanagawa-syounihokenkyoukai.jp/pamphlet/

また、食事の際に何か楽しい要素を取り入れて頂くと、だんだんと食事にも興味が出てくるのかなと思います。 好きなパンをクッキー型で一緒にくり抜いて、そこにツナやチーズや卵などを挟んで、一緒におままごと感覚で調理過程を手伝ってもらうという方法もお勧めです。 そのような楽しい経験の積み重ねが、その他の食材も食べてみようかな?と思えるきかっけ作りにもなりますよ。 
野菜スープに入れる野菜も可愛い形にくり抜いたり、一緒にフリフリおにぎりを作ったり、パンにヨーグルトなどを塗ってくるくるサンドイッチを作ったり、お子様ができそうな事を一緒にやってみるというのもポイントとなります。
お人形に食べさせる真似をしたり、お母さんとお子さんで食べさせ合いっこをするのも良いですね。
お子様の興味があるものは何かな?と考えつつ、何かテンションが上がる要素をとりいれながら進めていけると良いですね。

納豆ごはんやふりかけでも良いと思いますよ。食べてくれたときは、オーバーなくらい褒めてあげましょう。
保育園では食べられているとのことなので、保育園で頑張っている分自宅では、信頼をおいている親御さんに甘えたい気持ちがあるのだと思います。わがままをいっても許してくれる、親御さんは子供にとってはとても大切な存在なので、ある程度は許容してあげて、少しでも食べられるものがあれば、そこを褒めて伸ばしてあげましょう。理想論はあまり気にされなくて良いと思います。

この時期は間食の時間もお食事の一部をなるものを与えるのが望ましいので、食事を切り上げて摂りきれなかった栄養を間食の時間に補食として与える様に考えていけると良いですね。 間食として望ましいものは、おにぎり、ホットケーキ、蒸しパン、スティックパン、コーンフレーク、ふかし芋、ヨーグルト、チーズ、果物などです。

おやつの取り入れ方について、また、小食の対応について私が監修した記事がありますので、参考にして頂けたら幸いです。

【子どもが偏食になる原因を解説!栄養の不足分はおやつでカバー!】
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/14916

【小食について、年代別に見直しポイントやアドバイスを紹介!】
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/14918

偏食や食べむらの対処の基本は、「決して無理強いしない」「スプーンで食べさせるよりも、手づかみ食べを進める」「空腹をつくるためにだらだら食べをせずに、20~30分以内に終える」「気が散らないように食事環境を整える」「して欲しいことをし始めたら褒め、して欲しくないことは注目しない」です。

色々記載しましたが、何かヒントになりそうなことがあれば幸いです。 
無理なく取り組めそうなところから少しずつ進めてみましょう。

2025/4/7 21:45

かりみ

3歳3カ月
納豆ごはんやふりかけごはんでも良いなら、たとえば保育園に行かない日は全く野菜を取れない可能性も出てくるのですが、そういう日があっても良いのでしょうか?

2025/4/10 15:38

久野多恵

管理栄養士
かりみさん、おはようございます。

野菜がまったく摂れない日があっても良いかとのご質問ですが、親御さんが試行錯誤しても食べないのであれば、そういう日があっても仕方ないというお答えになります。理想は栄養バランス良く食べるということですが、こちらが望んでも子供自身がたべなければ仕方ないです。
先述した方法で、大人がいろいろ試行錯誤することは大切ですが、それでも食べないのであれば、野菜汁のみの野菜ジュースや野菜フレーク、野菜シートなど加工品を使って摂取させるという方法もあります。
食べないからとあきらめるのではなく、食べる工夫を探していくという方向でお考えいただくと良いと思います。

2025/4/13 6:21

相談はこちら

相談受付中の専門家

3歳3カ月の注目相談

3歳4カ月の注目相談

離乳食の注目相談

相談はこちら

相談受付中の専門家