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離乳食の時におもちゃなどを与えてしまう

ふる
こんにちは。1歳になったばかりの娘の離乳食を食べる時のことについて質問させてください。
娘は70cm,7400gと小柄な方です。生まれてからずっと体格のことを検診等で指摘され続けてきました。(曲線に沿って増えてはいます。)また、食に興味が無いタイプなのか、母乳もミルクも飲ませるのに苦労して来ました。
離乳食が始まってすぐはパクパク食べてくれていたのですが、ひと月もしないうちに拒否が始まりました。食べ物のかたさ、椅子、周りの環境など考えられる事は行って、9ヶ月ごろからは本などにあるような、月齢別の目安の量を食べ切ることが出来るようになりました。
前置きが長くなりましたが、今回質問したいことが3点あります。
1.用意した物を食べ切るまでにほぼ毎回30分程かかっていますが、もっと早く切り上げたほうが良いのでしょうか。
2.食べさせるのに相当拒否するので、好物のバナナやヨーグルトと食事を交互にあげることがありますが、続けても大丈夫なのでしょうか。
3.交互にあげるのも効かないときは、おもちゃや絵本を渡したり動画を見せたりしながらあげるようになってしまいました。ここまでしないで諦めてしまえば良いのだと分かっているのですが、体格のことを気にしてなかなかやめることができません。離乳食のあげかたをどう変えていったら良いか教えてください。

2020/10/27 14:20

久野多恵

管理栄養士
ふるさん、おはようございます。
ご相談頂きありがとうございます。

1歳のお子様のお食事についてのご相談ですね。
離乳食開始してから今まで、色々試行錯誤してとても努力されて頑張ってきましたね。 9カ月頃から目安量程度食べられる様になってきたとの事、とても素晴らしいと思います。
ご質問に順番にお答えいたします。

1.目の前に準備したものを完食する事を目指さなくても大丈夫なので、食事は時間を決めてメリハリをつけて進めるというのは大切な要素になります。
30分程度でしたら長すぎる事は無いので、良いと思います。 20~30分程度を目安にされると良いですね。 食事時間が45分を超えると、食事から得られるエネルギーよりも食事に費やすエネルギーの方が優ってしまうというデータもあります。 目安量通りの量に捉われずに、20~30分程度で食べきる量だけをお皿に盛りつけて、食べきる達成感も味わうという事も大切です。


2.お食事の時間が嫌にならない様に好きなものを準備してあげるのは良いと思います。 食事は食べさせられるものではなく、自分でどんな味かな?美味しいのかな?固いのかな?温かいのかな? と好奇心をもって、目の刺激からそれを口に運んで食べる事で、その食材の特性を学び、食体験が増えて色々なものが食べられるようになります。
少しでも食べて欲しいと思われるお母さんのお気持ちもとても理解が出来ます。小柄だからという事もあるでしょうし、少しでも栄養を摂ってほしいと考えられるのは自然の感情であり、愛情深く子育てされているからこその思いだと思います。
ただ、食事をするという事は、栄養をとればOKという事ではなく、食を通じてお母さんと触れ合ったり、自分で食材の特性を学んで、食体験を増やして、色々なものに慣れてくるというのが主眼になりますので、食べなかったら切り上げて、食べなかったらお腹が空いてしまうという事も教えてあげて良いと思います。 まだ母乳やミルクを飲んでいるのでしたら、食後に与えても良いです。
食事で摂りきれなかった栄養は、1日1回~2回のおやつの時間を設けて、そこでお食事の一部となる補食を与えましょう。 幼児期のおやつは第4の食事と言われ、栄養補給の機会としてとても大切なものです。
食事を食べなかったら、次のおやつか食事までは欲しがっても与えずに空腹感をつけてあげましょう。

おやつは食事の一部となるものが望ましいので、おにぎり、ホットケーキ、パン、蒸しパン、スティックパン、ふかし芋、コーンフレーク、ゆでとうもろこし、野菜スティック、果物、ヨーグルト、チーズなどがお勧めです。

卒乳はされていますか?
ミルクや母乳を飲まれていないのであれば、乳汁から摂っていた栄養を牛乳かフォローアップミルクなどの乳製品で補っていく必要があります。
乳製品の目安量は、牛乳、フォローアップミルク、ヨーグルト、チーズなどすべて合わせて300~400g程度となります。


3.食事の際におもちゃや動画を見せる事について、そのようなものに頼ってしまうのはとてもわかりますよ。 頭ではわかっていても、少しでも食べて欲しいという深い愛情からくることだと思いますし、理想論だけでは子育ては出来ませんので、個人的な考えとしては、お母さんがお辛くてどうしてもという時はそのようなものに頼っても仕方ないと感じます。
ただ、諦めるのではなく、他にお子様のテンションが上がるようなもの、食事が楽しいと思えるものを考えていけると良いですね。
たとえば、歌を歌って食卓迄導いたり、手遊びやおままごと感覚で食事を進めるのも良いです。 また、調理過程でてづだってもらえそうなものを一緒に行う事で、自分で作ったものは食べたい!という意欲に繋がる事もありますよ。 フリフリおにぎりや、パンの型抜きや、ホットケーキミックスを混ぜたり、レタスをちぎったり、お皿に食材を乗せたりという事であれば、楽しく一緒に出来そうですね。
そして食卓に第3者として、ぬぐるみをおいて一緒に食事を食べる真似っこをしても楽しくなります。 「クマちゃん、アーン」と食べさせる真似をして、「次は〇〇ちゃんの番だよ。アーンして」とお母さんも楽しい雰囲気で笑顔で接してあげながら進めていけると良いですね。 そして、1口でも食べられた時はオーバーなくらいな笑顔でたくさん褒めて下さい。

褒めらる体験、嬉しい体験、楽しい体験の積み重ねで食への興味が増して、動画やおもちゃなどが無くても食べられる様になってくると思います。
根気が必要になりますが、「笑顔で楽しく」という事に気をつけて進めてみて下さいね。

それでもお辛くなった時はまたいつでもご相談下さい。

2020/10/28 9:39

ふる

1歳0カ月
ご回答ありがとうございました。
一週間ほど先生からいただいたアドバイスを参考に、あの手この手を尽くして食べ切らせるのではなく、切り上げてお腹をすかせるようにしてみたり、ぬいぐるみを使って楽しい雰囲気を作ってみたりなどしたところ、食いつきも以前より良くなることが増え、食事中に少し笑顔が出てくるようになりました。一進一退を繰り返していくのだと思いますが、少し先が見えてきた感じがして気持ちが楽になりました。
ありがとうございました!

2020/11/5 9:41

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