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パンや牛乳は体に悪いと言われる

おあい
いつもお世話になっております。

幼児食についてなのですが相談させていただいも大丈夫でしょうか?
2歳6ヶ月の子供がいます。

夫がパンや牛乳は身体に悪いからあげないほうが良い、と言っています。
市販のパンは添加物などが良くないと…。
牛乳は骨の中のカルシウムを排出させるとかなんとかといって言っていました。

子供はパンも牛乳も大好きですが、夫がうるさいのであげないようにしています。
パンと牛乳は、身体に悪いのでしょうか?

また、牛乳があげられないので麦茶をあげていますが、
麦茶は身体を冷やすと聞いたことがあり、冬には良くないのかな?と心配です。
牛乳、麦茶以外に幼児におすすめの飲み物はありますか?

よろしくお願いいたします。

2020/10/25 23:31

久野多恵

管理栄養士
あおいさん、おはようございます。
ご相談頂きありがとうございます。
幼児食のご質問も大歓迎ですので大丈夫ですよ。

牛乳やパンについて、そのような著書もあることから、パンと牛乳があたかも身体に悪い様に言われていますが、その方の著書にも書かれていますが、すべての不調が牛乳やパンに起因するものではないが、体調がすぐれない方に牛乳やパンを一時的にやめて「カゼインフリー・グルテンフリー」にすると体調がよくなったという事例もあるという事だったと思います。

世界中には様々な研究が存在しますから、身体に悪い影響を及ぼした結果もあるでしょうし、良い結果をもたらす研究も数多く存在すると思います。
牛乳やパンの長所も大いにありますが、欠点のところだけを見てしまうと、あたかも牛乳やパンが悪者のような印象を受けてしまうかもしれませんが、国の指針でもある、厚生労働省の記述にはそのような注意喚起はありませんし、控えるように指導する事もありません。

ご家庭の判断で、与えるか与えないかを判断して頂いて良いと思いますが、私達は国の指針をもとにお話ししなくてはいけない管理栄養士の立場ですので、一部の研究結果や著書の内容を取りだして、良いか悪いかの判断のお話は難しいというのが現状です。
ある特定の食材の頻度と量が多すぎて与えすぎる事で、遅延型食物アレルギーを発症し体の不調を訴える事があるというのは事実ですが、アレルギーではない食物を自己判断で食物除去するということもお勧めはしていません。 ある特定の食材ばかりを与えすぎるという事がなく、栄養バランスを考えて食事を進めるという事が大切なのだと思います。

麦茶は通年の水分補給として考えて頂いて大丈夫です。 麦茶の原料となる大麦には確かに体を冷やす作用がありますので、熱中症予防対策としてはとても良い飲み物と言われています。
ただ、冷蔵庫から出したてのキンキンに冷えている物でなければ、冬場に飲んで頂いても問題ないです。
冬場に飲む事でも、良い効果をもたらしてくれると言われます。 体を冷やすと言っても、末端の指先などは冷えませんので、冷え性の方も安心して飲めますし、子供の飲ませても大丈夫です。

また、大麦は体内の水分を適性に保つ作用を持っていますし、血液をサラサラにする成分も含まれています。血流が良くなれば、体内のあらゆる場所に血液が巡り、血液が行き届いた身体は活発に動くようになり、代謝アップにも繋がります。この効果で身体も冷えすぎないですし、血流が良くなると体温もあがり易くなります。

以上の事からも、冬場でも引き続き麦茶を飲ませてあげて良いですが、冬場は冷えた麦茶でなく、少しレンジで常温程度か人肌程度に温めてあげると良いですね。

牛乳や麦茶以外でしたら、水や子供にも飲めるとうたわれていうるノンカフェインのルイボスティなどを探されてみると良いと思います。
よろしくお願い致します。

2020/10/26 9:19

おあい

妊娠37週
早々にご返信いただきありがとうございました!

パンや牛乳について、私自身はたべさせても良いと考えているので、子供が欲しがったときにはあげようと思います。

麦茶についても、詳しく説明していただいたおかげで冬場でも安心して飲ませることができます。
色々と教えていただきありがとうございました。

2020/10/26 9:47

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