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妊娠初期のご飯について
みゆ
妊娠4週1日目です。
この時期はあまりビタミンAを取らない方がいいと聞くのですが、ほうれん草を食べたり青汁を飲んだりしているのでとりすぎていないか心配です。
フラフラするのでもしかして貧血??と思っています。
どのくらいの量にするべきなのか教えて欲しいです。
この時期はあまりビタミンAを取らない方がいいと聞くのですが、ほうれん草を食べたり青汁を飲んだりしているのでとりすぎていないか心配です。
フラフラするのでもしかして貧血??と思っています。
どのくらいの量にするべきなのか教えて欲しいです。
2024/11/11 15:34
みゆさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。
妊娠中のビタミンAについてのご相談ですね。
妊娠中に注意をしなければいけないのは、動物性のビタミンA(レチノール)です。
野菜類のビタミンAは、摂り過ぎた分は排泄されますので、ほうれん草や青汁は問題ないですよ。
詳しく説明いたします。
ビタミンAには主に2種類に分類され、過剰摂取に気をつけなければいけない動物性の「レチノール」と
、過剰分は排出される植物性の「βカロテン」があります。 レバー・うなぎ・あん肝などは食べ過ぎるとビタミンA過剰摂取に繋がる為、1~2週間に1回焼き鳥串1本程度という目安があります。植物性のビタミンA(βカロテン)は、食事から摂りすぎるという事は考えにくいですし、過剰分が体外に排出されるので、積極的に取る必要があります。ほうれん草や青汁もこちらの植物性になります。
ビタミンAが不足すると、体の抵抗力が低下したり、皮膚の粘膜が弱くなってしまい、感染症にかかるリスクが上がってしまいます。 動物性のレチノールも摂ってはいけないものではありませんので、牛乳やチーズや卵などを積極的に取り入れたり、βカロテンの多い緑黄色野菜を意識して摂るようにしましょう。
どのくらいの量というのは、多種多様にありますので、ビタミンAだけを特化して考えるというよりも、ビタミンA過剰摂取になりうるレバー・うなぎ・あん肝などの摂取頻度を考慮しつつ、ビタミンAの摂取源である牛乳・チーズ・卵・緑黄色野菜などの摂取を心掛け、まんべんなく栄養を摂るように考えていけると良いと思います。
要は、細かい計算をしてビタミンA摂取に気をつけるというよりも、1日3食、主食・主菜・副菜を揃えて、野菜は淡色野菜だけでなく、緑黄色野菜も取り入れていくという視点でメニューを考えて頂くと、1日の必要な量のビタミンAはまかなえると思います。
食事のバランスの整え方は、妊産婦のための食事バランスガイドを参考にして下さいね。
【妊産婦のための食事バランスガイド】
https://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3b02.pdf
一点気にして頂きたいのが、ビタミンA摂取過剰についてです。
レバーは鉄分豊富な食材の代表ですが、摂り過ぎにも注意が必要です。
レバーには、ビタミンA(レチノール)が多く含まれていますので、過剰に摂取する事で赤ちゃんの発育に影響を及ぼす事がある為、注意が必要です。ただ、量を守って食べればとても栄養価が高く、鉄分も豊富含まれているものになりますので、お勧め食材でもあります。 食べてはいけないものではありませんので、以下の量を守って食べるようにしましょう。
日本人の食事摂取基準によると、妊婦が1日に摂取したいビタミンAの量は、18~29歳の妊婦なら、妊娠初期~中期で650μg、妊娠後期で730μg。30~49歳の妊婦は、妊娠初期~中期で700μg、妊娠後期で780μgとされています。
また、耐容上限量(1日にこの値を超えて摂取すると、過剰症のリスクが発生する量)は、2700μgとされています。妊婦は、この耐容上限量を超えないように十分注意しましょう。
レバーに含まれるビタミンA(レチノール)の量は以下になります。
鶏レバー100g中 14000㎍
豚レバー100g中 13000㎍
牛レバー100g中 1100㎍
例えば、レチノール含有量が一番高い鶏レバーにおいても、1~2週間に1回の頻度で焼き鳥1本分くらい(30g)程度であれば問題ない量になります。
ビタミンA過剰症は、妊娠初期から中期にかけて特に気をつけたい時期にはなりますが、妊娠後期も摂り過ぎには注意して鉄分が豊富な食材を色々と取り入れる様にしていきましょう。
ふらふらすることが貧血症状であるかどうかはわかりませんが、気になりますので、一度医師にご相談くださいね。
どうぞお大事になさってください。
ご相談いただきありがとうございます。
妊娠中のビタミンAについてのご相談ですね。
妊娠中に注意をしなければいけないのは、動物性のビタミンA(レチノール)です。
野菜類のビタミンAは、摂り過ぎた分は排泄されますので、ほうれん草や青汁は問題ないですよ。
詳しく説明いたします。
ビタミンAには主に2種類に分類され、過剰摂取に気をつけなければいけない動物性の「レチノール」と
、過剰分は排出される植物性の「βカロテン」があります。 レバー・うなぎ・あん肝などは食べ過ぎるとビタミンA過剰摂取に繋がる為、1~2週間に1回焼き鳥串1本程度という目安があります。植物性のビタミンA(βカロテン)は、食事から摂りすぎるという事は考えにくいですし、過剰分が体外に排出されるので、積極的に取る必要があります。ほうれん草や青汁もこちらの植物性になります。
ビタミンAが不足すると、体の抵抗力が低下したり、皮膚の粘膜が弱くなってしまい、感染症にかかるリスクが上がってしまいます。 動物性のレチノールも摂ってはいけないものではありませんので、牛乳やチーズや卵などを積極的に取り入れたり、βカロテンの多い緑黄色野菜を意識して摂るようにしましょう。
どのくらいの量というのは、多種多様にありますので、ビタミンAだけを特化して考えるというよりも、ビタミンA過剰摂取になりうるレバー・うなぎ・あん肝などの摂取頻度を考慮しつつ、ビタミンAの摂取源である牛乳・チーズ・卵・緑黄色野菜などの摂取を心掛け、まんべんなく栄養を摂るように考えていけると良いと思います。
要は、細かい計算をしてビタミンA摂取に気をつけるというよりも、1日3食、主食・主菜・副菜を揃えて、野菜は淡色野菜だけでなく、緑黄色野菜も取り入れていくという視点でメニューを考えて頂くと、1日の必要な量のビタミンAはまかなえると思います。
食事のバランスの整え方は、妊産婦のための食事バランスガイドを参考にして下さいね。
【妊産婦のための食事バランスガイド】
https://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3b02.pdf
一点気にして頂きたいのが、ビタミンA摂取過剰についてです。
レバーは鉄分豊富な食材の代表ですが、摂り過ぎにも注意が必要です。
レバーには、ビタミンA(レチノール)が多く含まれていますので、過剰に摂取する事で赤ちゃんの発育に影響を及ぼす事がある為、注意が必要です。ただ、量を守って食べればとても栄養価が高く、鉄分も豊富含まれているものになりますので、お勧め食材でもあります。 食べてはいけないものではありませんので、以下の量を守って食べるようにしましょう。
日本人の食事摂取基準によると、妊婦が1日に摂取したいビタミンAの量は、18~29歳の妊婦なら、妊娠初期~中期で650μg、妊娠後期で730μg。30~49歳の妊婦は、妊娠初期~中期で700μg、妊娠後期で780μgとされています。
また、耐容上限量(1日にこの値を超えて摂取すると、過剰症のリスクが発生する量)は、2700μgとされています。妊婦は、この耐容上限量を超えないように十分注意しましょう。
レバーに含まれるビタミンA(レチノール)の量は以下になります。
鶏レバー100g中 14000㎍
豚レバー100g中 13000㎍
牛レバー100g中 1100㎍
例えば、レチノール含有量が一番高い鶏レバーにおいても、1~2週間に1回の頻度で焼き鳥1本分くらい(30g)程度であれば問題ない量になります。
ビタミンA過剰症は、妊娠初期から中期にかけて特に気をつけたい時期にはなりますが、妊娠後期も摂り過ぎには注意して鉄分が豊富な食材を色々と取り入れる様にしていきましょう。
ふらふらすることが貧血症状であるかどうかはわかりませんが、気になりますので、一度医師にご相談くださいね。
どうぞお大事になさってください。
2024/11/13 1:33
みゆ
3歳4カ月
ご丁寧でわかりやすい回答ありがとうございました
2024/11/15 11:32
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