卵黄アレルギーの子の食べていいゆで卵の卵白の量

あき太郎さん、こんにちは。
ご相談いただきありがとうございます。

10か月のお子様の卵白の量についてのご相談ですね。
一般的にアレルギーの有無を見る場合は、食べられるお子様であれば、1個分の卵白を与えて様子をみることがあります。
ただ、消化管アレルギーがある場合は、卵白に至っても医師の助言のもと進めると安心かと思いますよ。

全卵の目安量は1/2量ですが、全卵にするといろいろな料理に使いやすいので、この量は容易に使用できるかと思います。
卵黄を食べられない場合の対応策としては、卵白1個分まで食べさせてあげても問題ないですが、お子様自身が美味しく食べられるかどうかと、卵白固ゆでの1個分はなかなかの量なので、毎回飽きずに食べらるかどうかという点が心配になります。

お子様自身が喜んで無理なく食べらえるのであれば、卵白1個分を食べさせてあげても問題ないと思いますが、医師の確認とお子様の様子をしっかりと観察しながら進めてあげてくださいね。

卵黄を食べられなくても、その他のたんぱく質を食べさせてあげていれば問題ないです。　通常のたんぱく質で問題ないです。　肉や魚、大豆製品、乳製品等になります。　また、卵黄は鉄分補給にもなりますから、下記の食材も意識して摂取していれば問題ないですよ。

【鉄分が多く含まれる食材】
◉赤身の肉(ヒレ肉・もも肉)
◉レバー
◉魚(カツオ・マグロ・ぶり・ツナ缶など)
◉大豆製品(豆腐・納豆・油あげ・きな粉など)
◉緑黄色野菜(小松菜・ほうれん草・大根の葉)
◉乾物(干しひじき・高野豆腐・切り干し大根)
◉オートミール、フォローアップミルク

あき太郎さん、こんばんは。

卵白は医師から通常通りに進めて良いという指示が合ったのですね。お子様が嫌がらずに食べてくれるのであれば１個分まで増やしても良いと思います。
１歳以降について、多くても卵白１個分と考えておくと良いと思いますよ。ある特定のたんぱく源ばかり与えるよりも、いろいろなたんぱく質を取り混ぜて与えた方が、アミノ酸スコアが良くなり栄養価が高くなります。
アレルギーに関して、クリアという言い方はあまりしないです。１個分食べられていても体調が悪い時に与えたり、加熱が甘かったりすると、アレルギー症状が出ることがあります。ただ、１個分まで食べられていれば、重篤なアレルギーの可能性は低くなったと考えて良いと言えます。　

アレルゲン性が低い調理法は、しっかりと加熱したゆで卵になります。目玉焼きは、ゆで卵よりも加熱時間が少ないので、アレルゲン性はすこし高い調理法ではあります。ただこの月齢で与えてはいけないものではないので、しっかりと加熱していれば少量ずつ様子をみてあげても良いものだとは思います。　加熱の甘さが気になる場合は、目玉焼きを作った後に、さらにレンジで加熱するという方法をとる方もいます。

離乳食初期から卵黄を与えても良い理由は、遅く与える事でのメリットがないのと、早期に与える事でアレルギーのリスクが低くなったという欧米の研究があることも関係してくると思います。
鉄分も豊富ですが、その他の栄養価も高いので、たんぱく源として推奨されているからだと思いますよ。
卵黄が食べられても食べられなくても、鉄分は意識したほうが良いので、先述した食材は気にしておくと良いと思いますよ。
たんぱく質は、摂り過ぎは良くないですが、目安量を参考に毎食しっかりと摂取したほうが良いです。

よろしくお願いいたします。