妊娠初期の胎嚢経過について

グラスさん、こんにちは。
ご相談くださりありがとうございます。
体外受精で、赤ちゃんの胎嚢が確認できたのですね。喜びが伝わります。反面ご不安なお気持ちもありますね。
お答えできる範囲で回答させていただきますね。

5w5dで心拍の確認はできなかったのですが、卵黄嚢も未確認でした。5wや6wで卵黄嚢の確認ができているケースが多いのかなと感じるのですが、この卵黄囊や心拍というの、1日2日で急に見えるような成長を一般的にするのでしょうか。
→5週で心拍や卵黄嚢が見えないことあります。数ミリですが、着床部位やエコーの角度などにもよります。

5w5dというと、つまり5週になるので時期としては少し早いのかなとも思うのですが、他方で、6週に差しかかる後半でもあり、何も見えない、空っぽにみえたという部分に少々心配をしてしまいます。（いわゆる枯死卵になってしまうのではないか。）
→ご心配なお気持ちは痛いように分かります。
今の時期は、体外受精だからということは、関係なく、受精卵自体が持つ生命力です。
ですから、お子さん自身の生きる力、発育する力を信じるしかない時期です。

上述の胎嚢サイズ、hCG、経過日数からみて一般的に問題はなく、１週間後に心拍確認できる可能性は比較的高いと考えても支障はないのでしょうか。
→はい、現段階では、個人的に、そう思います！

5週後半〜6週で心拍もしくは卵黄囊がみえないとどうのこうの、6週から7週で確認が一般的、もちろん8週で確認できたというお声もあり、どの情報が全体の体外受精における「平均」なのかが医者が各々発信する情報も含めてわかりにくいと感じています。
→おっしゃるように、様々な経験がありますから、平均はないですね。標準というくくりでは、上記が全て含まれます。

個人差は承知しておりますので、体外受精における一般的な経過（サイズや各確認時期等）をご教示いただけないでしょうか。
→体外受精だから育ちやすい、育ちにくいというよりは、受精卵の状態に左右されます。
受精卵にグレードがつけられるのはそれ故です。
受精卵に力があれば、標準という範囲で育っていくとご理解いただくのがよいです。
一般的に標準とされる赤ちゃんのサイズは、知識編をご覧になって見てくださいね。

枯死卵になった、もしくはなりつつある状態のhCGや基礎体温、つわり等の症状もそれに伴い低下していくのでしょうか。
→おっしゃる通りです。

長くなってしまいましたが、どうぞよろしくお願いします。

そうだったのですね。
色々とメンタル的にしんどかったですね。
妊娠のごく初期ですから、出血はよくあります。
その理由もわからないものが多く、生理的な範疇のものから、流産につながるものまであります。
胎盤はまだできていませんから、胎盤由来ではないです。

またおっしゃるように、染色体異常の可能性もあります。染色体異常があり、流産につながる場合には、残念ながら、安静にしたり、内服をしてもコントロールできないこともあります。
今は体を休めていただく方がよいですが、シャワーや食事などはOKと思います。生きる力がある受精卵であれば、育ってきます。