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哺乳瓶拒否について

maru
こんばんは。先日6か月になった男の子を育てています。4月より保育園に入園したため、哺乳瓶の練習をしています。完母できてしまったせいでもちろん哺乳瓶は嫌がります。咥えても吸うことはせず噛んだり、口を閉じないまま口に哺乳瓶の乳首が入ったまま大泣きするといった様子でした。毎日哺乳瓶を練習し、2週間たったころに吸うようになり、自宅でも保育園でも飲み始めました。飲み始めて5日目の保育園で30mlで嫌がってしまい、それから自宅でも保育園でも全く飲まなくなりました。それから1週間ほど経ちますが、哺乳瓶拒否は強くなっているように感じます。ここ2、3日では口に哺乳瓶を近づけただけで身体を反ってひねり、顔を左右に振って、哺乳瓶を咥えさせることさえ困難になっています。抱っこして飲ませていますが、手からするりと落ちそうになります。お腹が空けば飲むといいますが、授乳間隔をあけてもいっこうに飲む気配はありません。絶対飲まないという息子の強い意志を感じます。保育園ではスプーンやコップ飲みで粉ミルクは飲めています。ただ保育士さんの労力も大きく必要量までは飲めません。保育園からも哺乳瓶を習得するように言われています。粉ミルクが必要量飲めないと昼ごろのお迎えが必須です。復職後は時短勤務のため、昼ごろ迎えとなると半日は子の看護休暇か使い切れば有休でお休みすることなります。保育園での離乳食は1日2回食となる7か月過ぎた6月からしかできないと言われています。
・息子にとって哺乳瓶は嫌なものと記憶してしまったため、拒否が強いのでしょうか?
・哺乳瓶や乳首を変えることで現状は改善するんでしょうか?最近は咥えることすらしてもらえないので、乳首を変えたところで変わらないのかと思ったりします。
・哺乳瓶以外でミルクを飲ませるよい方法はありますか?保育園でも実施可能な方法で。
ご返答よろしくお願いします。

2024/4/21 23:04

古谷真紀

助産師
maruさん こんにちは。

生後6か月のお子さんが、哺乳瓶を拒否する状態に困惑していらっしゃるのですね。

お子さんが妊娠37週以降に週数相当の体重で生まれて、これまでの発育が順調である前提で回答させていただきます。

これまで、哺乳瓶を使う機会がなく、保育園に入園してから使うようになったとなれば、お子さん側としても戸惑いがあるものと察します。
生活リズムが変わり、授乳のリズムや方法が変わり、日中一緒に過ごす相手が親以外に変わり、その変化をすんなりと受け入れられないのは自然なことでしょう。

ご質問へ順番に回答させていただきますね。
>・息子にとって哺乳瓶は嫌なものと記憶してしまったため、拒否が強いのでしょうか?
→嫌なものと記憶しているかどうかは息子さんにしかわかりません。哺乳瓶が嫌というだけでなく、今までと授乳方法(=おっぱいから飲み取る)が異なる、まだ新しい環境やお世話する人たちに慣れ親しんでいないことが拒否の理由である可能性はあります。

>・哺乳瓶や乳首を変えることで現状は改善するんでしょうか?最近は咥えることすらしてもらえないので、乳首を変えたところで変わらないのかと思ったりします。
→ご自宅や保育園で準備できるものを使いましょう。これなら必ず飲むという魔法のアイテムがあるわけではありません。月齢から考えると、口腔内の発達がすすみ、おっぱいや哺乳瓶の乳首から液体を飲むという行為が下手になっていく段階です。これは、個体の食べ物を食べる段階にステップアップしていくには必要な段階です。スプーンやコップ飲みで飲めるならば、必ずしも哺乳瓶で飲ませなければならないというものではないので、哺乳瓶で飲ませることだけにこだわらないでよい時期かなとも思います。

現実的な課題として、保育園側も限られたスタッフの人数でお子さんたちの安全を守る立場なので、お子さん一人につきっきりで授乳はできないというのはあるでしょう。ただ、maruさんのお仕事の調整もありますので、maruさんが1人で悩み、情報を集めて、困りごとの対策を考えるものではないように感じます。何かアイデアはないかとご相談いただいたものと思いますが、保育園側にできる対応がもう少しあるように感じます。直接お子さんをみている保育士さんと、困りごとについて話し合うことが最善かと思います。

>・哺乳瓶以外でミルクを飲ませるよい方法はありますか?保育園でも実施可能な方法で。
→母乳だけで育ててこられたという点から、お子さんからすれば、ママ=おっぱいをくれる人と認識されているはずです。そのため、ママが哺乳瓶を使ってアレコレ対応することに、お子さんが抵抗するのは仕方ないところがあります。お子さんが保育園のスタッフに慣れてくれば、ある日突然、哺乳瓶で飲むようになることがありますし、発育がすすめば、自分でコップを持って水分補給できるときがくるはずです。

保育園で過ごすことに慣れ、保育園で楽しく過ごしているうちに必ず親が迎えに来てくれるということを学習して、安心感を覚えれば、哺乳そのものを拒否しなくなる時はくるでしょう。

親のちょっとした変化(気分が落ち込んでいる、イライラしている、悩んでいる等)に子どもが反応して哺乳を拒否することもあります。
親も生活リズムが変わり、ストレスを感じやすい頃と思いますが、お子さんも新しい生活に緊張や不安を感じているのは同じです。

ご自宅ではスキンシップを増やし、児の機嫌が良い時やうとうと眠りかかっている時に哺乳瓶で授乳すると効果的かもしれません。授乳の際に、哺乳瓶をゆすったり、哺乳瓶に向けて子どもの頭を押さえつける行為は避けましょう。お子さんによっては、座ったままの抱っこで授乳するよりも、親が立ったり、歩いたりしたまま抱っこすると、不思議とゴクゴクと飲むこともあります。お子さんの体重も増えているので、親の負担にならない程度に試してみてください。

同居するご家族がいる場合は、maruさん以外が哺乳瓶やコップを使って授乳されたほうがより効果的です。

もし、ご自宅で離乳食をまだ開始されていなければ、お仕事のない日に開始されたほうがよいでしょう。母乳やミルク以外のものを口から取り入れる体験を増やし、自宅で食べられる食材が少しでも増えれば、保育園で多少哺乳量が少なくても、栄養面ではバランスをとることができるはずです。

お子さんに直接かかわらない立場のため、具体的な策を申し上げることはできませんが、保育園側は毎年似たようなケースに遭遇しているはずなので、もう少し対応を譲ってくれる部分があるように感じます。担当の保育士さんとなかなか解決策が見いだせない場合は、園長先生に直談判もアリです。

タイミング的に、仕事復帰と保育園入園、哺乳瓶の利用開始と離乳食など、あらゆることが重なり大変な時期かと思いますが、まずは担当の保育士さんと前向きに話し合ってみてくださいね。

2024/4/23 10:29

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