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向き癖が治りません

ユーリ
1ヶ月検診で斜頸ではないが、向き癖を指摘され背中にタオルとか入れて反対側向かせるようにしてくださいと言われました。多少頭に変形が見られ、自分でも反対側を向かせるように頑張ってはいたのですが、どうにもうまくいきません。
普段音のする方を向かせたい方向になるように寝かせる。タオルを背中にいれる。やってみましたが、寝ていてもぐずりながら全力でいつもの方向に向き直ります。(ものすごく動くためベッドの柵ギリギリまで来ていたり、90°回転していたりして危ない)
妥協して新生児から使えるドーナツ枕を当ててみても、気に入らないようで、これもぐずりながら外してしまいます。
今のところ、もとに戻ってしまったら向きをまた直して背中のタオル入れ直してをすごい頻繁に繰り返すしか方法がありません。
どうすれば良いでしょう。根気強く続けるしかないのでしょうか。他に良い方法、おすすめの方法があれば教えてほしいです。

2024/4/18 6:50

前川未歩(神奈川県助産師会所属)

助産師
ユーリさん、お待たせいたしました。ご相談承ります。
向き癖があると言われ、いろいろ工夫をされていらっしゃるのですね。向き癖は約8割の赤ちゃんにあるとも言われます。助言をもとに頑張っていらっしゃるご様子が伝わってきます。

赤ちゃんが好む方向があるということは、その向きが安定する向きでもあると言えます。そのためいつもと違う向きは寝心地が悪かったり安定しないのでぐずることはあります。それでよいと思います。
みじかい時間でも、毎日、毎時間繰り返す、抱っこのたびに苦手な方向に向けて寝かせ、自力で自分の向きたい方に向くことを続けます。すると毎回横向きの顔が、天井を見て好きな方向へと顔を向けることになります。つまり頭は苦手な向きから後頭部を通って好む頭の側面まで、ゴロリと転がることになります。パンをこねるように、何度もコロコロと転がすことで丸に近づいてきますね。お気づきのように、根気よく続けることが近道です。
体重の増加が順調でしたら、親子でお腹とお腹を合わせてタミータイムもよいと思います。頭が床についている時間を減らすことになるので、重力がかからない時間を作ることになります。

向きを変えることができる、ベッドのギリギリまで移動ができる、力強さを感じられる赤ちゃんですね。安定の向き=心地よい、いつもと違う向き=不快をちゃんと感じ取る力があり、教えてくれる力もあるということですから、とっても順調に育ってくれているように感じます。ユーリさんが1か月間頑張ってきた証ですね。健やかに育ってほしいお気持ち、赤ちゃんの頭のかたちや向き癖を何とかしたいというお気持ちが頑張れるパワーの源でもあると思います。

毎日続けられることを、無理のない範囲で、コツコツと続けることが赤ちゃんのお世話では大切です。向き癖はすぐには効果が見えにくいですが、今やっていることを続けると成果が出てくると思います。よくやっていらっしゃいます。引き続きご家族みなさまで取り組んでみてくださいね。
ご相談ありがとうございました。

2024/4/19 16:57

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