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母乳育児に対する気持ちの整理の付け方

あか
現在4ヶ月です。 母乳育児がうまくいかず、落ち込んでおり、気持ちの整理がつけられていません。少しでも構いませんのでアドバイスいただけますと幸いです。 出産前から完母で育てたいと思っておりました。

  【①産後すぐの状況】
産後、胸が張って激痛で眠れないくらいだったのですが、 出産した病院が、後から考えるとミルク主導の病院だったため、 入院中の10日間ほどほとんど直母をさせることができず、
搾乳指導もなかったので、搾乳しないと母乳が止まることも知らず、
気づいたときには胸の張りが全くなくなり、 それでも退院後は頑張って直母をさせたので、いつかは増えるだろうと思っていましたが、 結局母乳育児が軌道に乗りませんでした。
 母乳量を計測しても、両胸で10ml台でした。
 完母になるには産後すぐの頻回授乳がカギになるということを知ったのは1ヶ月半頃でした。
なかなか母乳量が増えず直母拒否が始まって自分なりに調べて分かったことです。
身体のことなので病院で指導してもらえると思い、自分で事前に勉強しておかなかったのが悪かったと思います。
その後、母乳外来や市の産後ケアの助産師さんに相談して母乳マッサージを受けたりしました。
2ヶ月が終わる頃で左右20mlずつまでは増えていました。

  【②3ヶ月に入った頃】
直母拒否もほとんどなくなり、少しピューと出るようになってきたので、少しずつですが母乳が増えてきている実感があり喜んでいました。 (実際に増えていたかは分かりません)
ですが、3ヶ月中旬、どうしても外せない所用で田舎に帰ることになりました。
田舎は片道3時間かかるのでまだ首座り前の子どもは連れていけませんでした。
ですが、授乳を中断するとせっかく増えてきた母乳が減るのではという心配から泊まることはせず、 私だけ数日間、日帰りで行っては帰るを繰り返し、昼間はミルクのみ夜間だけ授乳をしていました。 もちろん3時間おきに搾乳はしています。
 日帰りで何往復もしたこと、普段暖房の部屋で赤ちゃんと過ごしていたので相当抵抗力が落ちていたこと等が原因で、 私が風邪をひいてしまいました。
ほとんど食べられない日が2〜3日続いてしまい、 食べてない間、赤ちゃんの直母拒否が増えたので、母乳量が減ったと感じました。
そして田舎へ帰り始めて2週間後、生理が再開してしまいました。
 加えて、風邪が治りかけた矢先に持病の口唇ヘルペスを再発してしまい、薬を服用することになり、授乳を3日間中断しなければならなくなりました。搾乳は2、3時間おきにしました。

  厳しい状況が立て続けに計3週間ほど続いたので、直母拒否がさらに増え、ピューとも出ず母乳量が減っているような気がしました。
体調が戻ったので、隙があれば授乳、も試してみたのですが、月齢が進んでいるからか、出ない母乳を安易には咥えてくれなくなりました。
これはいけないと思い、体調が万全になった先日、4ヶ月になってしまいましたが、産後ケアの助産師さんに再び来ていただきました。

  【③産後ケアの助産師さんに言われたこと】
 その助産師さんは個人で母乳外来もやられている方なので、母乳量が増えるかもしれないと安心していたのですが、
どうも分泌量が減る方向に持って行かれているようでショックを受けています。

 1ヶ月後半ごろの訪問にて、 産後すぐの授乳状況について聞き取りをされ、
産後2週間が良くなかったね、でも過去のことを言っても仕方ないので食事を変えてみてください、
とのことで栄養指導のみ、 頻回授乳については指導されず、ミルクを減らすどころか増やすよう指導されました。(体重増加は順調だったのにも関わらず)
結局ミルクは増やさず、自己流で頻回授乳に挑戦してみていました…あまりうまくはいきませんでしたが。

  【②】の状況だったので、4ヶ月入ってすぐの先日、再び訪問していただいたのですが、そこで言われた数々のことにとてもショックを受けています

 ・まず直母量を測ってもらったのですが、 右はキープだったのですが、左が10mlしか出ておらず、案の定、総量として減っていてとてもショックでした。
体重増加は、成長曲線のど真ん中、1日あたり35g増だったので問題ないと思うのですが、
母乳量が40に満たなかったため、月齢からすると1回140飲まないといけないので 一回のミルク量を80→100にしてくださいと言われました。(ミルクは80×7回あげています)
訪問の2日前に、小児科へ予防接種を受けに行った際は、体重増加は順調なので、ミルク母乳ともに今のペースでよいと言われたのですが…
 また、小児科では、ミルクを増やしすぎると授乳間隔があいてしまって分泌量が減るので、3時間おきぐらいになるようにミルク量は気をつけてと言われましたが、助産師さんの言う通り増やすべきなのでしょうか…?

 ・授乳をみてもらうときに、授乳クッションを使おうとしたのですが、赤ちゃんの腹筋をつけるためにクッションはもう禁止と言われてしまいました。使ってはいけないのでしょうか…?クッションがないと腕が疲れてしまいます…

 ・授乳間隔は、こちらで決めた時間3時間おきに飲ませています。 お腹が空きすぎると、直母を嫌がるからです。
助産師さんに聞かれたのでそれを伝えると、
 直母のために3時間おきにしてるの?自律授乳にしていかないとだめ、直母嫌がるならミルクからのませて
と言われてしまいました…経験上ミルクから飲ませると直母は絶対してくれません…

 ・混合の人はどのくらいで授乳をやめるのか?と質問したところ、
卒乳を考えているの?と言われ、
直母拒否を見ていると可哀想だから迷っていると言うと、 やけに卒乳をすすめられました。
例えば、 免疫も分けてあげたいしまだ迷っている、、と伝えると 、
免疫はもう十分あげたし予防接種もはじまったので卒乳して大丈夫 、
と卒乳の方向へ持っていかれたりして自信を失いました。

 ・以前うつ伏せ体操を教わったのですが、 うちの子はとても嫌がり、やっても拷問みたいになるので、ほとんどやっていませんでした。 そのことをとても咎められ、今日から毎日してくださいと言われました…嫌がってもやらせるべきなのでしょうか?

 せっかく助産師さんに来てもらったのに色々とダメ出しをされたように感じショックを受けました… 病みそうです…
今のところ、成長曲線から外れたことはありません。産まれた時は下の方でしたが、しっかりミルクを飲ませてきたので順調に増え、今では真ん中くらいになっています。

 母乳をあげられなくても 他のことで愛情を注いでいるから大丈夫、と助産師さんをはじめ、色んな人に言われますが それを言われるのが1番つらいです。  

   母乳量を減らさないために、首すわり前でも赤ちゃんと一緒に帰省して授乳を継続すべきだったのでしょうか?
 完母が無理なのは分かっていますが、せめて母乳とミルクの割合が半々くらいまで持っていくことはもう今からでは厳しいでしょうか?
 今から私ができることはありますか?
ミルクを増やして且つ自律授乳にすべきでしょうか?
 卒乳を考えていくべきだとは思うのですが、 今のやり方で回数の半分以上はまだ直母で吸ってくれているので、何かまだ出来ることはあるのではないか?と、踏ん切りが付かずにいます。

 近くの母乳外来にも1ヶ月と2ヶ月の時に2回ほど行ってみましたが、極端にミルクを減らすやり方で、減らしていないときつく言われるので怖くてやめてしまいました。 自分なりには出来ることは全て試してみたつもりです。

 支離滅裂ですみません。何かアドバイスいただけますと幸いです。

2024/4/6 0:06

前川未歩(神奈川県助産師会所属)

助産師
あかさん、ご相談承ります。
大切なお気持ちを伝えてくださりありがとうございます。これまでの経過を拝見しながら、あかさんのつらさと努力、そしてご自身を責めてしまうお気持ち、悲しみと悔しさ、様々な気持ちと向き合ってこられたことがわかります。自分の母乳への気持ちを真ん中に置いて、調べ、努力し、何とかしたいと行動されてきました。よく頑張ってこられました。これまでの時間は、あかさんとお子さまの大切な母乳育児の日々だと、私は思いました。

母乳育児をしたいとお気持ちがあったのに、それが出産病院に伝わらず、適切なケアを受けられなかったのですね。産院での入院中の過ごし方はさまざまです。妊娠から母乳育児に関する情報に出会わなかったこと、乳房の張りと痛みに助産師が関われなかったこと、申し訳ないきもちと残念な気持ちです。出産は赤ちゃんを産むことですが、それと同時に母親を生み出すことだと私は考えます。どちらの命も守り、育み、おうちに帰ってからもなんとかやっていく力をつける場所が産院だと私は思っています。
そのあとであかさんが助産師を頼ってくださったお気持ちはとても嬉しく感じます。ありがとうございます。

産後のご実家との往復、赤ちゃんを連れて行かないと判断したこと、どれもあかさんのご家族を想う気持ちを優先したご決断です。ご家族を大切にしたい、愛情や守りたいというお気持ちによる選択です。けっしてそれは間違いではなかったということは知っておいてください。その後のご体調を考えますと、あかさんがかなりご無理されたこともわかります。その無理を乗り越えられたのも、母乳を続けたい、増やしたいお気持ちですね。3時間ごとの搾乳もされて、全力で母乳育児に取り組まれていたことがわかります。大変でしたでしょう、よく頑張ったとご自身を認めてくださいね。

ご相談ごとに順番に回答させていただきます。
・母乳とミルクの割合について
ミルクの増量は不要だと思います。体重が順調に増加していること授乳回数を減らしたくないお気持ちを優先したいからです。もしかしたら赤ちゃんが成長に伴って、空腹や満腹の感覚を感じ始めたら、3時間おきの授乳を嫌がる可能性はあります。その場合には少し時間をあけて飲みそうなタイミングで直母をしてみましょう。

ここからはあかさんが読んでつらいと思われるようなら、飛ばしてくださいね。(★から★まで)


割合という考えをしていると、母乳とミルクの関係が際立ちます。直母の量を測ることをやめるのは難しいでしょうか?おっぱいをくわえてくれること、吸ってくれること、お肌を直接くっつけてしばらく過ごせること、それが何にも代えがたい大切な母乳育児の時間だと私は思います。生後早期は母乳をどれだけ飲むかは大切なことです。でも今は母乳をしていることが尊い時間だと私は思うのです。卒乳をするかどうかを決めるのは赤ちゃんです。あかさんでも、まして助産師でもありません。あかさんが卒乳を受け入れるのは赤ちゃんが自分で卒乳を決めた時以外、必要ない決意だと思います。


・うつ伏せ運動
お腹の中の無重力の世界から生まれ、抱っこやねんねで背中で体重を支えることを覚えました。そして今度は新たにお腹で体重を支えることを経験します。うつ伏せは背筋を鍛えます。背筋を使うことで人はしっかりと背骨を使えるようになります。だからうつ伏せは人の成長のためには必要です。仰向けで腹筋を、うつ伏せで背筋を鍛えることで、寝返りやハイハイ、お座りにつながっていきます。
うつ伏せになることに慣れていない赤ちゃんは初めはたいてい嫌がります。例えば逆立ちをしたとき、大人もいつもとの違いに驚いてよい心地はしませんね。今まで仰向けで体重を背中全体で支えていた赤ちゃんは、うつ伏せが、大人の逆立ちと同じくらい居心地が悪いです。重心も違いますし、体重がかかる場所も違います。だからはじめは大人が大声援を送りましょう。床の上がいやだったら、ご家族のお腹やお胸の上、お膝の上でもいいんです。
お腹が下になり、腕で体を支えて、首を持ち上げる、この運動ができるようになることが目標です。腕で体を持ち上げますので、腕や拳が胸の下に入っていること(顔や肩の横に手がこない)がポイントです。嫌がるようなら短い時間からでいいです。1回に3-5分なら、1日5回くらいから機会を見つけてやってみましょう。だんだん長くできるようになってきます。おもちゃを目の前に置いたり、目線を合わせて目の前であやすと頑張って首を持ち上げてくれることもあります。泣いても、赤ちゃんの好きなおもちゃや声掛けで気を反らしてみるのもおすすめです。一瞬泣くことをやめると、少しの間泣かずに姿勢を保持してくれます。ご家族は応援団長で、赤ちゃんの頑張りに声援を送ってあげていただきたいと思います。赤ちゃんが泣く不安ですね、泣かせてると思うと嫌な気分かもしれません。初めの頃の泣きは、不安や居心地の悪さ、不快感など、いろいろな感情で泣いているのだと思います。泣いていてもしばらくは応援してみてください、苦手なだけでだんだん慣れてくれれば、遊びも広がり表情も変わります。

あかさん、これまで全力で頑張ってこられています。自分の子育てを希望に近づけるための努力を怠らず、必要な知恵や技術を専門家に求められる力も持っています。素晴らしい子育て力を育まれていると私は思いました。
すべての選択が、いつもうまくいくとは限らないことを経験されています。それでも自分と赤ちゃんを信じてやってみるとうまくいった経験も少なくないですね。頑張るには力が必要です。ずっと肩に力を入れて、突っ走ってきたのではないでしょうか。ご家族とも、あかさんのお気持ちは共有できていますか。頑張りすぎず、赤ちゃんの力も信じてみてください。一緒に頑張ってきた小さいけれど力強いパートナーです。旦那さんがお2人を支えてくださっていることを願います。

どうか少し肩を回して、力を抜いてみてください。大きく息を吸うことで、新鮮な空気とこれまでの経験から得た自信が、全身を流れてくれることを体験できると思います。
かなり長くなりました。お読みくださりありがとうございました。

2024/4/6 11:33

あか

0歳4カ月
 ご回答ありがとうございます。顔も見えないオンラインの無料相談に真摯にお答えくださり、とても気持ちが救われました。 特に★の部分は、今までの自分にはなかった考え方で、まさに目から鱗でした。 見方を変えることが出来ました。本当にありがとうございます。確かに、母乳の時間は、今しかない本当に愛おしい時間です。今しかない時間を、赤ちゃんと一緒にゆったりとした気持ちで過ごしていこうと思います。
 うつ伏せについても、床の上でうまくいかない時は、お腹の上などで試していこうと思います。ありがとうございます。
 また、拝読していて少し気になったのですが、 出産入院中、胸の痛みや張りがあった場合、乳房ケアを受けられる産院というのは多いのでしょうか?
 私が出産したのは個人病院でしたが、 比較的大きな病院で、医師や看護師、助産師が多く在籍しており、 母乳外来もあるところでした。
ですが、胸の痛みを訴えた際、 あんまり冷やすとよくないけど開通するまで耐えるしかないとのことで、保冷剤を渡されました。(後からネットで調べると冷やすのは断乳に繋がると書かれてありましたが本当ですか?)
また、「母乳をあげられない人は薬を飲んで止める人もいるので、あんまり痛いようであれば…」と薬も勧められたりしたので、 乳房ケアなどは、母乳専門?の助産師さんを探して入院先へ来てもらうか退院後受診するしかないのか、と思っておりました。
実際のところどうなのでしょうか? 産院選びをしっかりすべきなのか、助産師さんを探しておくべきなのかどうすればいいのでしょうか?
 2人目のときは失敗したくないと思っていますので、参考までに教えていただけますと幸いです。

2024/4/19 17:52

前川未歩(神奈川県助産師会所属)

助産師
あかさん、ご質問ありがとうございます。
産院の助産師の見立てによりますので、全員にマッサージがよいわけではありません。産後日数や赤ちゃんや授乳の様子によっては、助産師がマッサージをすることもあります。冷やすこともあります。張りや痛みの状況に合わせて、施設の助産師はケアをするのが専門性です。冷やすことが症状を改善する状況だったのかなと私は思います。

お胸の張りは辛いですね。陣痛は痛い、授乳は痛いと聞くことがあっても、胸の張りがあんなにも辛いことは妊娠中に聞くことは多くないと思います。辛いその時に、張っている理由を説明してくだされば、あかさんは安心して冷やしたり、あるいはマッサージを受けたりと、セルフケア力になっただろうと考えます。今後は、今何が起きているのか、見通しなどを聞いてみるのはいかがでしょうか?

よろしくお願いいたします。

2024/4/20 17:22

あか

0歳4カ月
真摯にご回答くださり、本当にありがとうございます。
そのときは本当に病院に頼りきりだったように思うので
 今回の経験を活かし、2人目を授かった時には事前に勉強もしつつ、
その時に分からないことに対して見通しなどを質問し、セルフケア力を高められるようにしていこうと思います!
相談に乗ってくださり、心が救われました。
 ありがとうございます! 

2024/4/25 0:39

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