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妊娠中のストレスについて

みんと
以下、乱雑な文で申し訳ありません。

現在13週目です。

妊娠中のストレスはよくないと言いますが、具体的な目安はあるのでしょうか。

妊娠前から会社のパワハラで適応障害になり休職しています。
現在退職準備を進めているのですが、それが非常にストレスになっています。
また、会社には退職意思を伝えていないため、休職中にも関わらず私用メールに嫌がらせのようなメールが届きます。

とにかく退職はするべきかと思いますが、どのみち大きなストレスがかかることは免れないと思います。

具体的に心配なことといえば、ストレスで食欲がなくなってからの体重減少です。
つわりが終わってから体重が増えたのですが、その後のストレスで数日で2〜3kg痩せました。

今はまだいいかもしれませんが、これからも大きなストレスがかかることを考えると動悸や震え、吐き気、めまい等起こるのではないかと思われます(過去にはこのような症状が多かったため)。血流が悪くなったような感覚にもよくなり、立ったり座ったりが困難で常に横になったり、そのせいか昼夜逆転もよくあります。

1人の体なら何とか耐えられないこともないかもしれませんが、今は2人分の体のため少し心配です。
希死念慮はないため、その点は大丈夫だと思います。
妊娠してから抗うつ薬は断薬しました。睡眠薬も止められています。

精神科や産科の先生に相談しても現状維持のような対応しか取られません。

何を目安にきちんと対応してもらうべきなのでしょうか。
誰にどのように伝えたら対応してもらえるのでしょうか。
また、ストレスによる胎児へのリスクがあれば教えてください。

2024/2/23 0:16

古谷真紀

助産師
みんとさん こんにちは。

現在、休職中で妊娠されており、退職に向けて準備している状況で起こる日々のストレスが妊娠にどのように影響を及ぼすのか、どう対応したらいいかについて不安を抱えていらっしゃるのですね。

ストレスの感じ方、その対応の仕方、周囲の環境は人それぞれ異なるため、このくらいのストレスはOK、このくらいはNGというように単純な目安というものはありません。また、妊娠や胎児にどのくらい影響を与えるのかは事前にはわかりません。ただし、妊娠前から精神的な負担を抱えて過ごされていたこと、過去にもストレスに対して身体的な症状が起こる経験をされていたことから、なるべく心身への負担のないように過ごせる環境を整えていかれたほうがよい印象を受けました。

まずはお仕事について「パワハラによる適応障害」で退職するのであれば、スムーズに退職する方法について社内あるいは社外の相談窓口へされてみてはいかがでしょうか。退職日から何日前までに退職意思を申告するなど会社ごとに規定があるはずですので、会社の人とも関わりたくない、手続きも負担になるという状況を先延ばしにすればするほど、退職まで日数が伸びるだけですので、現在一番のストレスになっていると思われる”会社との関わり”をなくされたほうがよいと感じました。
社内あるいは社外の相談窓口がない場合は、各都道府県に労働局が相談助言を行っていますので、居住地の労働基準監督署の相談窓口をご利用ください。

次に、精神科や産科の先生たちの見立てとしての「現状維持」は、何もしなくてよいという意味ではないと推測します。おそらく断薬をしたのは、薬などの影響を受ける可能性のある妊娠初期だけ、薬の影響を極力避けるための治療としての選択されたのかもしれません。
みんとさんと似たケースを診察したご経験のある精神科、産科の先生ならば、妊娠中に使用できる薬剤の知識はお持ちだと思いますので、今後妊娠中や産後に治療として必要だと判断すれば、お薬は再開されるかもしれません。
医学的な判断で、この薬は妊娠中のおいても安全な量だから飲みましょうと言われても、妊婦さんやその家族が抵抗感をもつこともあるので、そこは妊婦さんの意見が尊重されるものと思います。母子の生命への危険が及ばない状況であれば、「お薬なしで現状維持、様子をみましょう」ということになるのは、よくあるケースです。医療者と会話することは、なかなか気力体力の必要とする部分かもしれませんが、受診した際に疑問に感じたことがあれば「現状維持としても自分にできることはありますか?」「妊娠中に飲んでもよいお薬はありませんか?」と質問してみるのも対応の一つでしょう。医師も質問されなければ、患者さんが何を感じているのか、腑に落ちていない部分がどこなのかはわかりません。医師も、なるべく薬を使わないように、妊娠が継続できるように、無事に出産できるように治療を判断していると思いますが、医学的にできること、できないことはありますので、そこは患者さんにとって負担の少ない方法を治療として提案していくものと思います。
また、診察時間は限られていると思いますので、可能であれば、医師以外のスタッフ(看護師、助産師、心理職など)と会話できる機会を作って話したほうがよいかもしれません。心理職のカウンセリングは、精神科の医師の診察とは別で行われるもので、妊娠出産にかかわる相談であれば助産師外来などで相談が可能だったりします。かかりつけ医がどのような規模の施設で、職種同士でどのような連携をしているかによりますが、受診で医師以外と話す場や相談できる場がないかを確認してみてください。

また、病院以外の相談窓口として、居住地の保健センターの保健師・助産師も育児相談の窓口を設けています。一般的に、居住地のエリア毎に担当保健師が配置されているので、同じ担当者へ継続して相談することができます。
精神的な悩みを抱えた妊婦さんの相談も対応しているので、産前産後に利用できるサービスなどを確認するつもりで、保健センターの保健師へ、このweb相談へ相談されたのと同じように、相談してみることをご提案します。なるべくストレスを減らすために、みんとさんのことを理解してくれる人を周囲に増やしていってくださいね。

2024/2/24 11:40

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