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絨毛膜下血腫について

さくら
現在妊娠22週です。
絨毛膜下血腫による出血を認め切迫早産にて入院中です。
長い期間絨毛膜下血腫を認めていましたが、22週で消失しました。ここ数日でゴロゴロとコアグラとして排出されたようです。消失に至るまで結構な出血、コアグラを認めており赤黒い?暗赤色?だったものが本日血腫消失時、鮮血まではいきませんがかなり赤っぽい出血に戻ってしまいました。お腹の張りも少しありリトドリンと抗生剤の治療中です。子宮頸管や感染徴候は今のところ問題ありません

質問をいくつかさせて下さい
・血腫は消失後もまた再燃するということはあるのでしょうか?
・本日血腫が消えたばかりですが、赤っぽい出血は血腫とは関係のない新たな出血なのでしょうか
・お腹の張りはやはり出血がある以上続くものですか
・血腫消失後も早産リスクは高いのでしょうか

もう1ヶ月の入院生活になっており、毎日出血みては落ち込んでと繰り返しておりました。血腫がなくなり喜んでいたのも束の間の出血でまた不安になってきてしまいました。
ご回答お待ちしております。

2024/2/8 22:19

在本祐子

助産師
さくらさん、こんにちは。
ご相談いただきありがとうございます。

絨毛が脱落膜に侵入する際に、血管を傷害して血腫ができたものや、部分的に絨毛膜が剝離した状態を絨毛膜下血腫と言われています。


実は頻度が高い病態で、その報告は妊娠の4~22 %とされています。
もちろん流早産のリスク因子とされますが、そのリスクも、絨毛膜下血腫が消失しなかったり、血腫が大きかったり、感染(絨毛膜羊膜炎)を合併したりする場合に高いと言われています。



基本的に、絨毛膜下血腫が改善し、消失、かつ安静も解除されたのであれば、気にし過ぎずにお過ごしいただけるとされています。

現在出血があり心配でしたね。
この出血がどこから生じているのかどうかが今後のポイント
になります。
これからのことは、また経過を見ながら、必要があれば医師が日常生活について、指導していきますよ。

ご質問にもお答えしますね。

・血腫は消失後もまた再燃するということはあるのでしょうか?
→何の理由かわかりませんが、出血しやすい部位は存在するため、中には、血腫が再び見られる方もいます。
頻度は高くはありません。

・本日血腫が消えたばかりですが、赤っぽい出血は血腫とは関係のない新たな出血なのでしょうか
→これに関してはお話しの状況だけで分かりません。申し訳ありません。
医師からも説明がなければ、出血の原因がまだ分からない可能性もあると思います。
経過を見ている段階かと思います。

・お腹の張りはやはり出血がある以上続くものですか
→出血がお腹の張りを招くというよりは、お腹の張りがあることで出血をしてしまう、というのが、切迫流早産の一般的な考え方です。
お腹の張りは、安静を柱として、必要に応じて処方薬や点滴を使いながらコントロールしていきますよ。

・血腫消失後も早産リスクは高いのでしょうか
→消失し、お腹の張りもコントロールされ、感染兆候や子宮頚管長短縮など
なければ心配が少ない状態になってくると思います。

入院が長く、辛い1ヶ月でしたね。出血が早く止まるとよいですね。
よろしくお願いします。

2024/2/9 11:55

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