閲覧数:681
サイトメガロウイルスIgG高い数値の陽性について
bao子ma
妊娠初期の血液検査の結果で、CMV IgGが181.000U/mlと高い数値での陽性でした。CMV IgMは0.151COIと陰性でした。
通常なら過去にかかっていて抗体がある、で終わるかと思いますがIgGの数値が高いので、1ヶ月ぐらい前の現在かかっている陽性 の可能性もあるとの事で、再検査となりました。
今はigGの中で抗体がどれくらい強いかの検査中?かと思います。結果が出るまで1週間ぐらいかかり、今とても心配の為、質問させてください。
①igGの数値が高いとは言え陽性、igmが陰性の場合、今回が初感染では無く、過去にかかっていて抗体があると考えて大丈夫でしょうか?つまり二度目の感染。(風疹のように抗体があった方が安心なのでしょうか?)
② igG高数値の陽性は、過去にかかっており現在二度目だから通常より高いという事でしょうか?
もし初感染だとしても、妊娠超初期の頃だからigmが陰性に戻っており、その場合、胎児への影響は少ないと思ってよろしいでしょうか?
通常なら過去にかかっていて抗体がある、で終わるかと思いますがIgGの数値が高いので、1ヶ月ぐらい前の現在かかっている陽性 の可能性もあるとの事で、再検査となりました。
今はigGの中で抗体がどれくらい強いかの検査中?かと思います。結果が出るまで1週間ぐらいかかり、今とても心配の為、質問させてください。
①igGの数値が高いとは言え陽性、igmが陰性の場合、今回が初感染では無く、過去にかかっていて抗体があると考えて大丈夫でしょうか?つまり二度目の感染。(風疹のように抗体があった方が安心なのでしょうか?)
② igG高数値の陽性は、過去にかかっており現在二度目だから通常より高いという事でしょうか?
もし初感染だとしても、妊娠超初期の頃だからigmが陰性に戻っており、その場合、胎児への影響は少ないと思ってよろしいでしょうか?
2024/1/31 18:02
蒼空さん、こんにちは。
ご相談いただきありがとうございます。
サイトメガロ抗体陽性となり、心配でしたね。すでに色々とお調べになられているご様子でしたね。
一般的なお話しですが、整理する上で少し説明させていただきます。
【IgM】
病原体に感染した場合、最初に作られる抗体がIgMです。
感染症が、発症してから2週目頃から検出されるとされています。
そのため感染して間もないと陰性になってしまうことがあります。
その後、1ヶ月程度かかりながら、抗体が消失していきます。
【IgG】
一般的に抗体検査というとこのIgGを調べることが多いです。
IgMが生成された後に、生成され始めるものです。
長期間抗体価が持続されると考えられています。その期間は、病原体によって異なりますが、数週間、数ヶ月、数年、場合によっては一生となります。
IgGが低値になると、再感染が懸念されます。
ワクチンの接種によって再度免疫を獲得できる感染症もあります。
医師からご説明があったように、通常IgG抗体陽性ですと、過去の感染履歴を意味します。IgGの数値が高いため、1ヶ月ぐらい前の感染の可能性も確かに否定できないかもしれません。
ご質問にお答えしますね。
①igGの数値が高いとは言え陽性、igmが陰性の場合、今回が初感染では無く、過去にかかっていて抗体があると考えて大丈夫でしょうか?
→IgMが陰性のため、1ヶ月以前の感染となります。
それが、いつなのか?までは、今回の検査で判断が難しいです。
② igG高数値の陽性は、過去にかかっており現在二度目だから通常より高いという事でしょうか?
→それも考えられます。
もし初感染だとしても、妊娠超初期の頃だからigmが陰性に戻っており、その場合、胎児への影響は少ないと思ってよろしいでしょうか?
→ お母さんが妊娠中にサイトメガロウイルスに初感染しても、子宮内の赤ちゃんへの感染はおよそ40%の確率とされ、万が一、子宮内の赤ちゃんに感染してしまったとしても、症状が出ないことも多く、赤ちゃんに症状が出る確率は20〜30%程度と言われています。無症状で元気に生まれて気付かずに過ごしている児もたくさんいると推測されています。
妊娠初期の罹患がリスクにはなりますので、1ヶ月以上前の超初期が、この時期に該当していたかどうかの判断は現段階では難しいです。検査結果を待ちましょう。
また、万が一、胎児治療が必要になった場合、それに対する見解は、現在のところ定まっていませんが、母体への薬剤投与などもあります。安全性と有効性が十分に検討されていく必要がありますが、よく医師とご相談なさってくださいね。検査で安心するまで、ご不安なお気持ちが晴れることはないと存じますが、ご無理なくお過ごしください。
よろしくお願いします。
https://www.med.kobe-u.ac.jp/cmv/pdf/pnf5.pdf
ご相談いただきありがとうございます。
サイトメガロ抗体陽性となり、心配でしたね。すでに色々とお調べになられているご様子でしたね。
一般的なお話しですが、整理する上で少し説明させていただきます。
【IgM】
病原体に感染した場合、最初に作られる抗体がIgMです。
感染症が、発症してから2週目頃から検出されるとされています。
そのため感染して間もないと陰性になってしまうことがあります。
その後、1ヶ月程度かかりながら、抗体が消失していきます。
【IgG】
一般的に抗体検査というとこのIgGを調べることが多いです。
IgMが生成された後に、生成され始めるものです。
長期間抗体価が持続されると考えられています。その期間は、病原体によって異なりますが、数週間、数ヶ月、数年、場合によっては一生となります。
IgGが低値になると、再感染が懸念されます。
ワクチンの接種によって再度免疫を獲得できる感染症もあります。
医師からご説明があったように、通常IgG抗体陽性ですと、過去の感染履歴を意味します。IgGの数値が高いため、1ヶ月ぐらい前の感染の可能性も確かに否定できないかもしれません。
ご質問にお答えしますね。
①igGの数値が高いとは言え陽性、igmが陰性の場合、今回が初感染では無く、過去にかかっていて抗体があると考えて大丈夫でしょうか?
→IgMが陰性のため、1ヶ月以前の感染となります。
それが、いつなのか?までは、今回の検査で判断が難しいです。
② igG高数値の陽性は、過去にかかっており現在二度目だから通常より高いという事でしょうか?
→それも考えられます。
もし初感染だとしても、妊娠超初期の頃だからigmが陰性に戻っており、その場合、胎児への影響は少ないと思ってよろしいでしょうか?
→ お母さんが妊娠中にサイトメガロウイルスに初感染しても、子宮内の赤ちゃんへの感染はおよそ40%の確率とされ、万が一、子宮内の赤ちゃんに感染してしまったとしても、症状が出ないことも多く、赤ちゃんに症状が出る確率は20〜30%程度と言われています。無症状で元気に生まれて気付かずに過ごしている児もたくさんいると推測されています。
妊娠初期の罹患がリスクにはなりますので、1ヶ月以上前の超初期が、この時期に該当していたかどうかの判断は現段階では難しいです。検査結果を待ちましょう。
また、万が一、胎児治療が必要になった場合、それに対する見解は、現在のところ定まっていませんが、母体への薬剤投与などもあります。安全性と有効性が十分に検討されていく必要がありますが、よく医師とご相談なさってくださいね。検査で安心するまで、ご不安なお気持ちが晴れることはないと存じますが、ご無理なくお過ごしください。
よろしくお願いします。
https://www.med.kobe-u.ac.jp/cmv/pdf/pnf5.pdf
2024/2/1 15:22
bao子ma
妊娠10週
ご丁寧にありがとうございました!
万が一、初期感染だった場合の胎児への感染確率も教えて頂き少し安心できました。
落ち着いて結果を 待とうと思います。
万が一、初期感染だった場合の胎児への感染確率も教えて頂き少し安心できました。
落ち着いて結果を 待とうと思います。
2024/2/1 18:24
相談はこちら
妊娠10週の注目相談
妊娠11週の注目相談
妊娠中の体調の注目相談
相談はこちら