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夜中のフォロミについて

ひぃさん
質問お願い致します。
今月末に一歳になる息子のフォロミみについて、夜中に必ずと言っていいほど目を覚まして、しばらく放置してると覚醒して何をしても泣き止まないのでミルクを与えていましたが、2ヶ月前からフォロミに切り替えてからも同じことをしていました。

 しかし、フォロミはオリゴ糖?でしたでしょうか、虫歯になる可能性が高いものが含まれているので、寝る前に与えないほうがいいと雪印さんのネット情報を先ほど拝見して、寝てる間ならもっとダメなのでは?と思いました。
 雪印さんの情報では、寝る前に与える習慣になっている子は、与えてから歯ブラシをしてお茶やお水を与えて口の中にミルクを残らないようにする工夫をすると書いてありましたが、夜中に与えるとそのまま寝てしまうことがあり、難しいです。
 さらに哺乳瓶だと歯に残りやすいから、哺乳瓶以外で与えるのが望ましいと拝見しましたが、哺乳瓶はやめていくほうがいいのでしょうか。

 質問は、
①夜中にフォロミを上げる時の注意点
②哺乳瓶は月例的にやめていくほうがいいのか(歯は下前歯2本しっかり生えているのと、上前歯が顔を出し始めたぐらいです)

 よろしくお願い致します。

2024/1/16 3:29

古谷真紀

助産師
ひぃさんさん こんにちは。

お子さんに、夜間にフォローアップミルクを与えることとむし歯の予防について気にされていらっしゃるのですね。

赤ちゃんが、妊娠37週以降の正期産で生まれ、離乳食をすすめており、これまでの健診などで特別なフォローが必要とはいわれていない前提で回答させていただきます。

そろそろ1歳を迎えるとのことですので、離乳食を1日2回あるいは3回食べられているものと想像します。
この時期、日中の離乳食や水分補給で事足りていれば、夜間に目を覚ますのは、必ずしも空腹とは限りません。ただし、何をしても泣き止まないとのことで、ミルクを与えることで落ち着きを取り戻し、寝つくようでしたら、与えることはかまいません。
もし、夜間の覚醒に対してミルクを与えることが続くようであれば、日中の食事量を増やすことを試したほうがいいかもしれません。
現在離乳食が1日2回の場合は3回に増やす、3回の場合は1回あたりの量を増やすor3回の食事の他におやつを与えるなど、1日あたりの食事量を増やしてみてください。流動食から固形食へ移行する大切な時期ですので、栄養や水分はミルクからではなく食べ物からとれるように工夫していきましょう。


また、基本的な情報として申し添えますが、離乳食をほどほどに食べることができているならば、フォローアップミルクを与える必要はありません。フォローアップミルクは牛乳の代用品として開発されたもので、母乳やミルクの代わりのものではないため、食事から栄養をとれていれば必ずしも必要ではない製品です。
夜間の覚醒時に「フォローアップミルクを飲まないと寝つかない」という状況であれば、仕方ありませんが、もし可能であれば、夜間の覚醒時にフォローアップミルクではなく、麦茶など他の水分を与えてれば、むし歯への懸念を減らせるのでは?と思いました。
突然フォローアップミルクをやめることで、親子が混乱するようであれば、夜間は続けて頂いても良いですが、日中の水分補給を、麦茶や水などへ切り替えていれば、いずれ夜間の覚醒時もミルク以外へ切り替えられるものと思います。

なお、離乳食をあまり食べないタイプのお子さんで、栄養を補う必要があってフォローアップミルクを与えるように医師などから助言を受けている場合はその助言を優先してくださいね。どのように食事や水分をとっていくか、むし歯予防していくかについては担当医へ相談されたほうが解決が早いです。

そして、気にされているむし歯の予防についてですが、むし歯が発生する主な原因は、ミルクに含まれている糖分のせいでも、哺乳ビンで与えているからでもありません。

唾液には口腔内の自浄作用(口の中を清潔に保つ作用)がありますが、歯が生えてくると自浄作用だけではむし歯を防げなくなるため、口腔内のケアを習慣にして、口腔内を清潔に保つことが必要となります。

夜間は唾液の分泌が少なく、むし歯の原因となる菌が繁殖しやすいので、まずは、少なくとも就寝前に歯を拭くor歯みがきをするように習慣化したほうがよいでしょう。特に前歯はむし歯が起こりやすいので要注意です。

夜間にフォローアップミルクを飲む習慣を続けるのであれば、むし歯予防として毎日の歯磨きなどの習慣を続けることが予防です。
ただし、完全に口腔内を清潔にすることは難しく、歯石が溜まるとむし歯が発生する可能性もありますので、歯磨きの習慣を見直したり、歯科受診して口腔内の清潔が保てているかを確認されることもおすすめします。
助産師は歯科は専門ではありませんので、もう少し具体的に知りたいという状況であれば、歯科へ直接相談してみてくださいね。


さて、ご質問について順番に回答しますね。
>①夜中にフォロミを上げる時の注意点
→フォローアップミルクを与える際の特別な注意点はありません。まずは、フォローアップミルクが必要なのかを再確認していただき、今後も夜間に与え続けるならば、歯みがきなどのケアを就寝前や起床時に習慣化されたほうがよいでしょう。

>②哺乳瓶は月例的にやめていくほうがいいのか(歯は下前歯2本しっかり生えているのと、上前歯が顔を出し始めたぐらいです)
→月齢相当に順調に発達しているならば、手づかみ食べなどもできるようになり、コップを自分でもつこともできるようになってきているはずです。発達には個人差があり、月齢だけで判断できるものではありませんが、口から食べ物を食べる機能が発達する過程で、水分を飲み込む機能も変化していきます。哺乳ビンとコップでは飲み込み方が異なりますので、どんどんコップ飲みの練習をすすめてください。もしすでにコップ飲みができているのであれば、哺乳ビンの使用は卒業されてよいでしょう。
哺乳ビンからコップに変更するのは、むし歯の予防のためにという意味ではなく、口腔機能の発達に合わせて道具を変えていきましょうという提案ですので、ご理解頂ければと思います。


ひぃさんさんが何を問題と捉えていらっしゃるのか、お子さんがどのような発達を遂げていて、どのくらい離乳食を食べることができているかによって、ミルクの飲ませ方、むし歯の予防に対する判断が異なってくるように感じます。もし判断に迷うところがあれば、居住地の育児相談の窓口や小児科、歯科へも相談してみてくださいね。

2024/1/17 11:13

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