泣き入りひきつけについて

やのかり
生後2ヶ月になる赤ちゃんを育てています。日頃からギャン泣きになると息をとめてしまうことが多く、本日19時頃におそらく眠い泣きで泣いており、あやして抱っこ紐で一時的に寝かそうと思い、泣いている中で抱き上げたところ、息を止め、そのまま顔面蒼白、唇にチアノーゼがではじめ、大きな声で声掛けを繰り返したところで、声を上げて泣いた…ということがありました。意識消失や痙攣等はしてませんが、後に調べたところ、おそらく泣き入りひきつけを起こしたのだろうと思います。しかし、だいたい生後6ヶ月から見られることが多いようで、いつくか見た記事のひとつに、『生後6ヶ月未満で起きた場合、受診をした方がよい』と書いてあり、また他の記事には『乳幼児に良く見られる疾患。繰り返す場合に受診』など書いてあり、どうすべきか迷っています。
こーゆー場合はよくあるのでしょうか?受診すべきでしょうか?

2024/1/15 22:15

高塚あきこ

助産師
やのかりさん、おはようございます。
ご相談ありがとうございます。
寝入り引きつけについてですね。

お子さんが寝入り引きつけを起こしていて、ご心配になりましたね。
寝入り引きつけは、乳幼児が激しく泣くことで呼吸が止まり、体が痙攣したり、チアノーゼと言って顔が真っ青になったりする症状がみられます。生後6ヶ月~3歳未満の乳幼児は、起こすことがよくあると言われていますよ。ひきつけの多くは命に別状はなく、1分以内で治まるようであれば発達への影響はなく、脳への影響もほとんどないようです。何か怖いことや、痛いこと、眠いなど様々な要因がきっかけで激しく強く泣き出し、その後に呼吸停止や手足の痙攣、全身の痙攣、意識喪失などの症状が起こります。全身を大きく後ろに反らせる後弓反張といった行動や、顔色や唇の血色が青くなるチアノーゼという状態にもなる場合もあります。かんしゃくを起こして激しく泣くことで、呼吸が通常通り行われず無呼吸となってしまうことで、身体が硬直状態になったり、手と足を突っ張りガクガクと震えたり、反り返ったりする痙攣症状を引き起こします。他にも、顔色が悪くなる、唇の色が青くなる、全身がぐったりとしている、白目をむいているなどの症状がみられることもあるようです。成長、言語能力の発達に伴い、泣き入りひきつけを起こす回数や症状は自然に消滅していくので、特に治療が必要になることはないと言われていますよ。
ですが、泣き入りひきつけの時間が長い(1分以上続く)、泣き入りひきつけの起こる頻度が急激に多くなった、意識障害が起こる、筋肉がピクピクと動くような症状が出ているなどの症状がある場合には、寝入りひきつけだけではない可能性もありますので、一度小児科でご相談いただくと安心かと思います。また、1分以上息ができていない状態、顔面蒼白状態などの症状が見られた場合は、緊急を要することがありますので、救急車を呼んで病院を受診をしてくださいね。
言葉を話すことのできないお子さんは、大好きなママさんに自分の気持ちを一生懸命伝えようとした結果として、ひきつけを起こしてしまうことがありますが、慌てないで冷静になり、症状が治まったら、お子さんに優しく声をかけてあげてくださいね。

2024/1/19 6:29

相談はこちら

相談受付中の専門家

0歳2カ月の注目相談

0歳3カ月の注目相談

赤ちゃんの病気・ケガの注目相談

相談はこちら

相談受付中の専門家