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叩くのをやめさせられない

ちい
2歳5ヶ月の男の子がいます。

2歳になる前からなのですが、
怒ったり、嫌なことがあったりするとすぐ周りの人を叩いたり蹴ったりします。

当事者同士ではなくても、近くにいる人を
叩いたりします。

叩くことに対して
「痛いからやめて?ママ叩かれるの嫌だ」と伝えていますが
気持ちが収まらないようで更に怒って
叩いたり噛んだりもしてきます。

一通り怒り終わるとごめんねと謝ってくるので
悪いことをしているとは思っているようですが、、、

この説明の仕方が悪いのでしょうか?
一向に落ち着いてくれず、酷い時は物を人に投げたりもします。

言葉は3語文話しますが、遅いほうだと思います。それもあり気持ちを伝えられず行動に移してしまうのかなとも思いますが、いつか他のお子様にも手を出してしまいそうで心配です。

ちなみに初めて会う人や、あまり面識のない人にはそういうことはせず
慣れた人にだけします。

2023/12/11 1:19

前川未歩(神奈川県助産師会所属)

助産師
ちいさん、ご相談承ります。
息子さんの行動が気になるのですね。怒ったときや嫌なことがあったとき、知っている慣れた人にだけとる態度と、ちいさんは状況をちゃんと把握されているのが素晴らしいです。叩くことをやめよう、叩かれた側の気持ちも伝えていらっしゃるのですね。相手の気持ちを考えるきっかけになりますね。よく考えて子育てをされていることがわかります。素敵ですね。

息子さんは2歳5か月で、気持ちを伝えられずに悔しい気持ちや嫌な気持ちを叩く、噛むことで表現していることに気が付いていますね。また息子さんが行動を止められずに、悪いことをしたと感じていることもお分かりですね。わかっているけど、自分の感情に歯止めが効かない息子さんへのかかわり方に、ひとつだけプラスできることを今回はお伝えしますね。

それは、息子さんの気持ちをママは気づいてるということを伝えることです。息子さんの感情を言語化する方法です。怒った原因や嫌なことの内容を「できなくて悔しかったね」「○○が嫌だったね、やりたかったね」など、息子さんの中にあるモヤモヤやイライラを言葉にしてあげる、息子さん専属の翻訳者です。すると僕のことを分かってくれるママだと安心と信頼が大きくなります。また感覚や気持ちを相手に伝える言葉と方法を見て学ぶことができます。

叩きそうになった瞬間に、「嫌だったね」「悔しかったね」と抱きしめてあげたり、衝動的な手をキュッと包んであげたりすることもできます。そして「叩かなかった、我慢ができた」という結果をしっかりと評価して、褒めてあげるのもお勧めです。叩かなくても自分の気持ちを抑えることができたという自信につながります。

慣れている人にしか見せない態度も、これまで築いた信頼の大きさです。この人なら許してくれる、受け止めてくれると、信頼している人ならどんな僕も受け止めてくれることを知っているのですね。だんだん人とのかかわりが増え、自分の社会を広げようとするときです。知らない人に自分を受け入れてもらえるかどうかは不安なのだと思います。

いつかほかの子に…と心配するお気持ちはよくわかります。気持ちの代弁と「できた」を繰り返すことで、息子さんには自信が、ちいさんには息子さんに対する信頼が育まれます。「心配より信頼」がお子さまを育てると私は思います。

少しでも参考になれば幸いです。
ご相談ありがとうございました。

2023/12/11 21:19

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