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乳児湿疹について

ゆうか
生後1ヶ月頃から、頬と顎、おでこに赤い湿疹があり、耳にも黄色いかさぶたができ始めました。
1ヶ月検診で診察を受けたところ、軽い乳児湿疹と診断され、キンダベート軟膏を処方されました。

繰り返し塗って治ってきたのですが、 軟膏を塗らないと悪くなってしまい、良くなったり悪くなったりを繰り返しています。

ネットでいろいろ調べてみたところ、乳児湿疹は日頃のスキンケアで治ることもあるとありました。

毎日のスキンケアは、お風呂上がりにベビーローションを全身に塗っており、朝は顔を拭いたあとに夜と同じようにベビーローションを塗っております。

現在生後1ヶ月半となり、余っている軟膏を塗ってみたりしておりますが改善があまり見られず、湿疹の部分はカサカサしています。
ベビーローションでは保湿が足りないのでしょうか?ワセリンやクリームなどを塗り足した方がいいでしょうか?

2023/12/10 11:30

在本祐子

助産師
ゆうかさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。

乳児湿疹の軽度なものは、日ごろの丁寧なスキンケアでよくなることがほとんどです。
洗浄、保湿が大事です。
ですが、すでに赤みが出ていたり、黄色い汁が出てしまう様な状態は炎症が生じた湿疹ですから、スキンケアだけで改善するのは時間を要し、痒みがあれば、お子さんも不快になりますので、できれば、抗炎症効果のある軟膏を適切に使用して、肌を健やかに保つようにしたいところです。

お子さんの肌トラブルがなかなか治らずでしたよね。

ステロイド外用薬が効きがよわかったり、やめるとすぐに湿疹が復活してきてしまうことがあるかもしれませんね。

人間の肌は何層かに分かれています。
一番表面の層は、ステロイドがすぐに効いてツルツルになりますが、やめたあとにまた湿疹ができるのは、皮膚の中間層や深層に炎症物質が残っており完全には治っていないためと考えられています。

軽い湿疹は表面にしかないのですが、お子さんの場合には、中間層以下にも炎症があるのかと思います。
炎症を叩ききるには、表面が綺麗になっても、指示された回数や期間、ステロイド外用薬を継続することです。

昨今この治療法はスタンダードな方法で、ステロイド外用薬はすぐにやめず、少しずつ減量していくことで、炎症を抑えた状態を長くしていく方がよいと言われています。

ステロイド外用薬は正しい使用方法で使用すれば、全身性の副作用は考えにくいと言われています。また局所の皮膚が薄くなるなどの副作用は使用頻度が低くなれば元に戻る可逆的な変化と言われています。
様々な研究が進み、ひと昔前とでは、通説が異なってきています。

ママさんと類似したこ質問がありました。医師が回答しています。
よかったらご覧くださいね。

https://baby-calendar.jp/knowledge/baby/qanda/babymonth5/2945

また、軟膏はしっかりとした量を塗布することではじめて効果が出ます。
薄く伸ばして塗り込むと効果が得られないこともあります。
保湿剤も治療軟膏もベタつく程度の塗布が必要になります。
薬剤師に適量を確認し、指示された量を使ってくださいね。

ステロイド外用薬に関する記事を載せますね。よかったら一読してみてくださいね。
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/1117

https://baby-calendar.jp/special/hifunokoto/02


沐浴のスキンケアの方法は高杉助産師が動画で解説していますよ。
よかったらご覧になってみてくださいね!

https://www.youtube.com/playlist?list=PL5X6kc70Rx7CgYjTUjh3ig9mR9l99CN-t&feature=share




2023/12/10 21:44

ゆうか

0歳1カ月
詳しくリンクまで貼り付けていただきありがとうございます! 

2023/12/11 7:40

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