混合栄養と赤ちゃんの便秘について

なちゃん　こんにちは。

生後1か月のお子さんの授乳と排便リズムについて心配されていらっしゃるのですね。

生後1か月健診までの経過は順調で、健診前よりも母乳を飲む機会が増えているとのことですが、授乳回数が大きく増減せず、排尿の回数が減少(あるいは1回あたりの量が減少)していなければ、授乳の量(母乳+ミルク)は不足していないものと思います。

授乳の量が不足していない前提でいうと、排便の間隔があくことは、自然なことなので、必ずしも便秘とは限らないでしょう。

月齢がすすむと、排便の間隔があくことは自然なことで、成長と共に、便を出す肛門括約筋という筋肉の機能が発達するために、「飲んだら出す」という状況から「飲んだ後ためて、踏ん張って出す」という状況に変化します。授乳の量が不足していなければ、お子さんはその発達の過程にあるのだと思います。

便秘は、便が腸に溜まって出にくい状態、もしくは排便に苦痛を伴う状態のことをいいます。排便が週3回以下（目安：2～3日に1回以下）、排便時の肛門の痛みやいきみが強いなどの症状が伴う場合は、一度診察を受けたほうがよい状態です。
4～5日間経過しても排便がない場合は、早めに、診療時間内の小児科へ相談されることをおすすめします。

また、ミルクを足す量についてですが、母乳と母乳の間にミルクを与えるというリズムで、授乳間隔が狭まってしまうならば、それは本当に空腹の状態で授乳できているのかと観察したほうがよいかもしれません。
基本的に、十分な量を飲ませて1～2時間以内に泣くのであれば、それは空腹ではなく、オムツを交換してほしい/ゲップを出したい/オナラやウンチを出したい/抱っこしてほしい/かまってほしい...など他のサインの可能性もあるので、本当に空腹なのかどうかを観察してから授乳をしたほうがよいこともあります。
1～2時間以内でもミルクを飲み干してしまうということであれば、母乳を飲む時間が増えていても飲み足りていない、あるいは以前よりも飲める量が増えている可能性があるので、それに応じて1回あたりの授乳の量を増やす、あるいは1日あたりの授乳回数を増やすことが必要かもしれません。

基本的には以前の通り、母乳を与えた直後でまだ飲み足りなさそうであればミルクを与える、母乳だけで満足していそうならばミルクは与えないとしていただければよいでしょう。

母乳とミルクのバランスはどうしたらいいのかについては、実際に授乳の状況、乳房の状態、赤ちゃんの体重増加の推移などをみないと、なんともいえませんので、まずは母乳を飲ませることと、母乳だけで満足しないはミルクを足すことを継続していただき、2週間～1か月単位で居住地の保健センターの保健師・助産師や小児科へ、体重測定をかねて相談することをおすすめいたします。

なちゃんさん　お返事ありがとうございます。
最初の回答で敬称が抜けいたようで大変失礼いたしました。


＞母乳を飲ませると大体寝てしまうので、寝てしまう=満足したと判断して、その後いっときして起きたときに口をパクパクしている時はミルクをあげていたのですが、このタイミングで適切でしょうか？
→そのタイミングが、前回の授乳からどくらい時間があいているのか、前回の授乳で十分な量を飲めていたのかによって、適切か否かの判断が異なりますが、空腹でなくても哺乳瓶でミルクを与えられれば飲んでしまうことがあります。時間があいていて次の授乳のタイミングならば、ミルクを与えてもいいですし、母乳を与えられる状況であれば必ずしもミルクを与えなくてもよいかと思いますので、その都度の状況でご判断ください。