ミルクの作り方

ららさん、ご相談ありがとうございます。
水道水でのミルクの作り方を確認されたいのですね。

WHOの指導に基づき、厚生労働省が示した基準があります。
「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」です。
それによると、大切なポイントは
①70℃以上のお湯で粉ミルクを溶かすこと
②調乳したミルクは2時間以内に使用すること
2点になっています。
ららさんがこれまで作ってこられたミルクの作り方で、全く問題ないのです！厚生労働省のお墨付きです。安心されてくださいね。

次に、驚かれたのがトリハロメタンと塩素ですね。飲ませてしまっていたのかとご心配ですね。
日本のミルクは水道水で作られることを想定し、栄養素が整えられています。水道水を作る過程で塩素処理を行うと、これらの物質と塩素が反応してトリハロメタンができます。日本の水道の蛇口から出た水に含まれる全てのトリハロメタンの量は、水質基準値以下で、安全性に問題はありません。水質基準は、生涯にわたり摂取しても健康に影響が生じない水準をもって、基準値が設定されています。

10分以上の煮沸をして取り除くこともできますが、大人になるまで水道水を飲み続けても、水道水だけが原因で病気にはなりません。だから赤ちゃんが病気になってしまうのでは…というご心配は必要ないです。煮沸することで消毒のために使用されている塩素量も減少するので、冷まし湯として取り置いておくことも心配になります。長時間煮沸した後の水道水は早めにお使いくださいね。

どこまで気にするかは個人差があります。
気になってしまう性格なのですね。理由を知って、どう選択するかは、自由です。赤ちゃん用の水を使って手軽さを優先することも大切な子育てスキルです。
今回のミルクの作り方については、息子さんの健康に何も影響がないことを知っておいてくださいね。
ご相談ありがとうございました。