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妊娠後期の胎盤機能低下について

のん
現在妊娠39週です。妊婦健診で尿中E3を測定したところ5〜10と基準値以下で胎盤機能が低下していると言われました。NSTではお腹の赤ちゃんは元気なので予定日までに出てこなければ誘発と言われました。赤ちゃんの体重も2900gあります。
E3低下 で調べると胎児発育遅延などと出て来て不安なのですが、何か胎児に問題があるのでしょうか。それとも妊娠後期の胎盤機能低下はよくあることと思い気にしすぎなくても大丈夫なのでしょうか。

2023/7/14 18:57

前川未歩(神奈川県助産師会所属)

助産師
のんさん、おはようございます。
お腹の赤ちゃん、お誕生をいつにしようか今頃ワクワクしている頃ですね。
今回の妊婦健診では、胎盤機能を測定するE3が低いと言われて、不安なお気持ちを持って帰って来られたのですね。

受精卵から胎盤が作られ、そろそろ胎盤は寿命なのですね。赤ちゃんを大きく育て、役割を十分に果たしてきて、もうすぐ役割を果たし終えます。そのために少し機能が落ちてきたということです。
今回の機能低下は胎盤の週数相当とも言えると思います。
ただお腹の赤ちゃんにとって胎盤の働きが低下すると、酸素や栄養が届きにくくなってくるので、そろそろ生まれてもらって、自分で呼吸と授乳を始めましょう、ということです。

胎盤の機能低下はよくあることです。今すぐに赤ちゃんに何かあるわけではありません。しかしその疲れてきた胎盤をいつまで使うのか、それを決めようというのが今回の予定日過ぎたら誘発、というお話しです。いつ赤ちゃんがお誕生を決めるのかわからないので、ゆっくり待っているのは少し心配ということですね。

胎児発育不全は、ここまで大きくなってくれたので心配はありません。ご安心くださいね。

赤ちゃんは生まれてくるまで何が起こるかはわかりません。いつものように胎動を確認しながら毎日を過ごしてくださいね。そして赤ちゃんに、そろそろお誕生日にしましょうと話しかけであげてくださいね。どんどん生まれるための運動などものんさんには頑張っていただきたいと思います。応援しています。

よろしくお願いいたします。
ご相談ありがとうございました。

2023/7/15 13:15

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