首周りのただれ

のん
息子は2ヶ月頃から首周りのただれのようなものがひどいです。真っ赤になり、汁のようなものがでます。ベタつきと臭いもあります。予防接種の際先生に見ていただき、乳児湿疹でしょうと診断されキンダベート軟膏を処方されました。薬剤師さんに良くなったらプラス1日塗ってやめてくださいと言われたのでその通りにしたのですが、塗るのをやめて1.2日たつとまた同じ症状が出てきてしまいます。
首の肉の間にはカスのようなものがたまり、お風呂で綺麗に洗っても体を拭いて服を着る時には 汁のようなものがではじめ、ベタベタしています。朝起きた時には洋服の首周りが黄色くなっています。 
これは乳児湿疹なのでしょうか?またどうすればいいのか教えていただきたいです。軟膏をダラダラと塗り続けるのはやりたくないです。よろしくお願いします。 

2020/7/3 19:19

在本祐子

助産師
のんさん、おはようございます。
ご質問ありがとうございます。
2か月のお子さん、首のただれがありご心配なお気持ちになりましたね。
また軟膏の使い方に関しても、お悩みでしたね。
もちろん、直接拝見できていないので、私は一般的な乳児湿疹とステロイド外用薬のお話になりますが、少しでも参考になりますと幸いです。

赤ちゃんの首回りの湿疹に対しては、アレルギーやアトピー性皮膚炎を御心配になる方が多いです。
元々、赤ちゃんは寝ている時間が長く、首の皮膚が重なりやすい状態かつよだれや乳汁が付着しやすいため、皮膚が荒れやすい状況となっています。そのため、乳児湿疹ができやすいこと、また一旦良くなってもまた増悪しやすい事があり、これ自体は自然です。

首が座り、徐々に起きている時間が長くなれば、出来にくい状態になる事がほとんどです。
ですが、ケアせずにいると、痒みが強くなり、湿疹が慢性化してしまうこともありますので、赤みや痒みがあるうちには継続的にケアを続ける必要があります。
ケアの大原則は清潔と保湿です。
それでも赤みがある湿疹には炎症を抑える軟膏が選択されます。

今回はキンダベード軟膏が処方されましたね。
この軟膏は、弱いランクに位置付けられ、赤ちゃんに対してよく処方されます。ステロイド外用剤の主な副作用は、年単位に渡る長期連用により皮膚が薄くなることです。このステロイドランクであれば全身性の副作用は心配ありません。

薬物療法の中心は、ステロイド外用薬による皮膚の炎症を抑制させる作用を利用することになります。
具体的には、湿疹が残っているうちは毎日ステロイド外用剤をしっかりと使用して、皮膚を完全につるつるの状態にします。
しかし、人間の皮膚は表面が綺麗につるつるになっていても、中面以降の層には、まだ炎症物質が残っていることがあります。そのため、完全に皮膚が再生していないと、再び痒みが出たり赤みが出てきてしまう事があります。
これを避けるために、ステロイドを1日プラスしてから止めるように指示があったのかと推察します。

ですが、お子さんの場合にはプラス1日では炎症が再燃してしまったのですね。それであれば、もう少し軟膏を利用いただくほうが、結果として早く治るのかもしれませんね。

例えば1〜2日おき、3日おきというようにステロイド外用剤の使用回数を徐々に減らしていく方法もあります。
最終的には保湿剤だけで皮膚のつるつるが維持できるようになると言われています。

この時期の首の湿疹は一時的な事がほとんどです。
処方薬を再度使用してよいか医師や薬剤師に確認しながら、使用されると安心です。
よろしくお願いします。

2020/7/4 9:47

のん

0歳2カ月
お返事遅くなりすみません。
詳しい説明ありがとうございました。

教えていただいた通り、赤くなっている内はステロイドを塗っていたのですが、最近は塗っていても赤みが出てきてしまいます。塗るのをやめると1日で真っ赤です。
清潔と保湿は心がけ、1日2回沐浴と保湿を行っています。(朝はシャワー、夜は石鹸使用) ステロイドを1ヶ月など長期で使用していても大丈夫なのでしょうか?何か他にいい方法はないのでしょうか。赤くなるのは首周りだけで体の他の部分はなんともありません。
よろしくお願いします。 

2020/7/14 8:15

在本祐子

助産師
のんさん、お返事ありがとうございます。
あまりよくならない様でお困りでしたね。

ステロイド外用薬をしっかりした量と指示された回数を塗れていても改善がしないのであれば、もしかするとカビが原因かもしれません。カビですと、赤みが強く出ることがあります。

もしくは、キンダベートはステロイド外用薬の中でもランクが低いため、湿疹が悪化してしまったような場合には効果が出ないこともあります。
このランクのステロイド外用薬であれば、長期使用によっても全身性の副作用などは、心配なさらなくても大丈夫と言われています。

いずれにせよ、ママさんが、洗浄、保湿など頑張ってケアなさっていらっしゃるのに、治らない湿疹に関しては、医師の診察が必要で薬の変更等もご相談いただくとよいと思います。

2020/7/14 8:24

のん

0歳2カ月
お返事ありがとうございます。
今度予防接種で病院に行くので、その時に相談してみたいと思います。

ちなみにカビとはどういうことでしょうか?乳児によくある原因なのでしょうか? 

2020/7/14 8:27

在本祐子

助産師
お返事ありがとうございます。
カビと言うと、キッチンやお風呂場のカビを想像してしまうかもしれませんが、それらとは異なる種類ですが、赤ちゃんの皮膚にカビが発生してしまうことがあります。

ケアをしてもなかなか治らないときは、湿疹ではなくカンジダと言うカビによる皮膚炎の可能性があります。
オムツかぶれや、首の下、わきの下、背中といった汗をかきやすいところや湿ったところに多くみられます。
カンジダ皮膚炎の場合は、炎症が起こっている皮膚と健康な皮膚の境界がはっきりしていることや痒みを伴い不快感があることが特徴です。

このカビは、ふだんから口の中などに存在する常在菌で、皮膚に湿疹ができてバリア機能が低下していたり、温度や湿度が高くなったりするとカビによる皮膚炎が発生しやすくなります。
特に赤ちゃんは体温が高く、汗っかきで、皮膚も湿りがちなため、重なり合う部分にできてしまいます。

通常の湿疹と思ってステロイド外用薬治療しても改善しない場合には、早めに医師の診察を受けるのをお勧めしています。予防接種の際にご相談してみてくださいね。

2020/7/14 8:41

のん

0歳2カ月
お返事ありがとうございます。

赤ちゃんもカンジダになってしまうのですね。室温や湿度なども気をつけて見ていきたいと思います。ありがとうございました! 

2020/7/14 9:12

在本祐子

助産師
お返事ありがとうございます。
また何がありましたら、お声掛けくださいね!

2020/7/14 9:30

相談はこちら

相談受付中の専門家

0歳2カ月の注目相談

0歳3カ月の注目相談

赤ちゃんの病気・ケガの注目相談

相談はこちら

相談受付中の専門家