授乳と睡眠

まりさん　こんにちは。

お子さんの体重増加と睡眠時間について気にしながら過ごされていらっしゃるのですね。

ご相談内容から読み取りますと、まりさんのお子さんは授乳については満足できる量を飲めていて、順調な大樹増加といえます。

参考：満腹のサイン(授乳に満足しているサイン)
・1日6回以上飲んでいる
・薄黄色の尿が1日6回以上出ている
・1～3日毎に最低1回以上の排便がある
・元気があり、肌の色や張りが健康的に見える
・授乳と授乳の間はほどほどに満足している様子である
・体重が順調に増えている(←これは結果的に健診などで測定した時に増えていればOKという意味です)

睡眠時間については、個人差がありますので、お調べになった睡眠時間通りに寝ていないからダメという基準や評価があるものではありませんし、長く寝かせなければならないというものではありません。
授乳と排泄の時以外、眠りがちなお子さんもいれば、1日10時間程しか眠らないお子さんもいます。

そろそろお子さんの体内時計が24時間制に近づいてくる月齢ですので、日中に覚醒する時間が増えてくるのが自然で、1日あたりの睡眠時間の合計が産まれたばかりの時よりも比較的短くなるのが自然な睡眠の発達です。

夜間の授乳については、乳房が張るようでしたら、お子さんを起こして飲ませたほうが乳房のためと思います。母乳のみの授乳を継続するのであれば、授乳間隔は長くても日中は4時間以内、夜間は6時間以内であれば乳房への負担は防げるでしょう。もちろん、夜間に4時間あいて張るのであれば、4時間を超えないタイミングで飲み取ってもらいましょう。

母乳だけで育てていらっしゃるようですので、体重増加については気にせず、授乳は続けていただいてかまいません。
基本的に、成長曲線は、生まれた時から連続した成長を評価するもので、一時的な体重の数値のみで授乳量を増減する必要はありません。今後、お子さんが発達して身体を動かす量が増えれば、いずれ消費するエネルギー量が増えるため、体重増加の度合いもゆるやかになっていくものと思います。

もし、母乳分泌が多すぎて乳房が張りやすい状況にある、もしくはお子さんの体重増加が著しいことが心配という状況が続くようでしたら、乳房の状態と授乳の状況、お子さんの発育について、小児科でご相談することをおすすめします。