9ヵ月　指しゃぶり

みーさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。
指に傷ができてしまい、悩まれていたのですね。
それは大変でご心配になりましたね。

食事中の指しゃぶりは珍しくないですよ。
意外とたくさんご相談があります。
指しゃぶりしながら嚥下するのは、おっぱいやミルクと同じ口腔内の使い方なんです。
それと異なって、ご飯もぐもぐは、また違う口の動かし方なんですね。
ですから、食べては指をしゃぶり、結果的にゴックンを楽にすることは珍しくないです。
きちんと、ゴックンができるようになると、指しゃぶりしなくてもよくなりますから、徐々には減りますよ。

今は手を清潔にすることを留意なさるとよいですね。
どうぞよろしくお願いします。

そうですね、おしゃぶりも色々な議論や意見があり気にかかりますよね。
よく分かりますよ。
吸うという行為は赤ちゃんにとって安心や安楽をもたらして、精神的な安寧につながります。
育児で大変な時などに利用されるのは問題ないと思います。

日本小児歯科学会では、おしゃぶりが歯並びへ影響する弊害に関しては、以下の見解を提言しています。

「吸う」ことが自然な乳児期には、口の機能や形態に問題は生じにくいとされ、離乳が完了して口の働きが「吸う」ことから「かむ」ことへと移行してくると、おしゃぶりもそろそろ卒業を考えていきます。
２歳を過ぎて奥歯のかみ合わせができた後もおしゃぶりの使用が続くと、歯ならび・かみ合わせに影響がでやすくなり、また唇の閉じ方や舌の使い方にも問題が生じやすくなります。
乳歯の奥歯が生えてくる1歳半頃からやめる準備を始めて、2歳過ぎまでにはやめられるといいです。