嘘つく

チョコさん、ご相談ありがとうございました。
3歳、嘘つきますよ！
大人にとっては、分かりやすい、バレバレの嘘です。
これは大きな成長なんです。
脳が、いろんな情報をつなぎ合わせられるようになったということです。欲求を達成するために、どうすればいいかを考える。その考えを実行するためにはどう行動するかを考え、やってみる。いろんな方法を考えます。次々と作戦を考えられること、すごいと思いませんか？言い方を変える、タイミングを変える、母や祖母の動きと考えを予測し、どうするか。頭の回転が素晴らしいです！こんなに考えられるように成長したのですね。チョコさん、よーく賢い子を育ててこられましたね！すごいすごい！
今の上の子には、嘘をついているという自覚はありません。自分の欲求を満たすためですから、それが善悪の問題ではないですね。

ここで、チョコさんの感情をどう持っていくかがポイントです。嘘をつかれたことが悔しい、これからさらに大きな重要な嘘をつくのではないか、それがご不安なのではありませんか？なぜなら、嘘をつくことはよくないことだと思っているからですね。ここでチョコさんが一度自分に問いかけます。なぜ嘘がいけないのかということです。悲しい、悔しい、信頼関係、人間関係などなど大人は、いろいろなことを経験して、嘘が良くないということを学びましたね。今度はそれらをお子さまに教えていく側になったということです。
お子さまはママが大好きです。「今の行動を嘘というんだよ」「嘘をつかれたら、ママはこんな気持ちになるよ」「○○して欲しい時は△△と言ってくれたら、あなたの思っていることができるよ」などですね。脳の成長により、嘘がつけるようになったのです。心も確実に成長しています。ママの気持ちを伝えていくと、嘘の概念と嘘への倫理観が徐々に出来上がっていきます。

チョコさん、お返事ありがとうございます。
怒られて怖いという経験を繰り返すと、ばれないように、隠すようになっていくかも知れません。そのほうが嫌ですね。
伝えるのは事実と感情です。ママの悲しさや悔しさなどの気持ちをわかりやすく、短くですね！怒りは伝わりません。怖い顔だけが記憶に残ります。耳には入っていないこと、私は経験しましたよ…。お子さまそのものではなく、やったことや言ったことに対して使った「ひどいこと」でしたら、大丈夫だと思います。
ママを悲しませている、ママがつらい気持ちになっているのを知ると子どもは頑張りますよ。笑顔をみたい、ほめてほしい、大好きって言ってほしいと、お子さまは思っています。ママも感情をもつ人間ですから、言葉と表情が一致しているほうが子どもは理解しますよ。優しく怒るを3歳が理解するのは難しいです。

伝えたいことを短く！
1分以内とも言います。
否定文ではなく、肯定文でつたえますよ。
その代わり、相手の話していることはとにかくしっかり全部聞きます。
忍耐と根気、まとめる、切り替えるなど、大人のスキルをたくさん使ってください。相手は3歳です！