2歳娘のしつけについて悩んでいます

くろさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。
しつけに悩まれていましたね。
たくさんのママさんが共感なされていると思いますよ。

ですが、まだお子さんは2歳になったばっかりですね。
2歳と3歳、似たようなものと思いがちですが、この一年の差は全く発達上異なります。

2歳児の行動や言動のほとんどが欲求に基づく反応で、非常に強い衝動性があります。

何に対してもイヤだったり、自分の欲求に真っ直ぐなお子さん。これは幼児期の発達過程では非常に重要で、さらには正常の発達を歩まれているのだと感じますよ。
自我出現期であるイヤイヤ期は、自分が！自分の！自分で！何でも自分でやるか、はたまたやらないかを決めていきます。

人間は3歳くらいになると、この欲求に対する衝動性を統制する様になります。
言い換えれば、それまでの期間は欲求に対してはただただ真っ直ぐに向かってしまうのが、今時期の脳内の状態なのだと考えてあげましょう。

ですから、何回も同じことを言ってもしてしまうのは、2歳のお子さんであれば、普通です。
しつけは大事で、何回も伝えていく必要があるのは正解ですが、何回も何回も伝えても、はたまた感情的になって怒っても、中々理解しきれないのが今時期の認知力です。

ですから、言い換えてしまえば、失敗したり、できない体験をたくさんさせてよくて、それを許容してあげて良いことがほとんどです。

もちろん、困った行動の中には、発達特性が見え隠れし始めていて、専門的な療育が必要な事例もあります。
迷う時には発達相談を利用なされると良いです。

育児に対して真面目になさろうとする方であればあるほど、育児にイライラしたり、ご自身を責めてしまいがちですよ。
お子さんに対して抱く期待と、その期待に沿った行動をしてくれない時、それらの理想と現実との間が開けば開くほど、イライラしますよね。

これはママさんに限った事ではありませんよ。皆さん多かれ少なかれイライラしていると思います。

母親だって人間ですから、自分の気持ちをコントロールするのが難しい時や著しくネガティブな感情を抱く事があり自然です。

ましてや、まだ幼児のお子さんを24時間相手にしているのですから、成長させるためのお世話をしているだけでも、育児は非常に価値がある仕事。十分頑張っていますよ。

育児は楽しいだけではありません。

楽しさを感じる余裕がなくても、ママさんが、少しでも楽に笑っていられる育児や家事など抜けるところは手を抜いて、助けてもらうところは助けを求めてなど、無理のない選択をなされてよいと思いますよ。

そうだったのですね。ママさんがメンタルクリニックに行かれ、幼きの体験が記憶にあり悩まれていらしたのですね。
そうですね。
確かに、園に迷惑をかけないように！としつけを頑張るママさんのお気持ちはよくわかりますが、保育士も幼稚園教諭もプロですからね、子どもの発達を理解して、子どもらしくある姿、またそれに即した対応をしていきますよ。
まだまだ上手に食べられなくて大丈夫です。
これからの一年、出来ることが増えていきます。
ママさんが焦らなくても、子どもは自然に日常生活の中で学び成長していくのですよ。