吸啜反射？ミルクが足りない？

山猫さん　おはようございます。

お子さんの授乳についてどうしたらいいか迷っていらっしゃるのですね。

赤ちゃんは生まれてから２～3週間頃、6週間頃、3か月に突然哺乳量が増えたり、泣きが増えるなど急成長期を迎えることがあります。これは、栄養と成長のスパートがかかる時期で、自然な発達過程です。山猫さんのお子さんは、ちょうど急成長期に該当するかもしれませんね。

毎回ぴったり同じ量を飲むとは限りませんので、その時々のお子さんのコンディション(空腹の状態かどうか、眠気があるか、便が溜まっている等)によっては、哺乳後１～2時間経った時に欲しがるようにみえることはあるかもしれません。

おっぱいや人工乳首を吸うことで、安心を得るということもありますので、哺乳量を増やすこと以外の対応としては、おっぱいを飲ませたり、おしゃぶりをくわえさせて寝落ちしたタイミングで外すのも対応策です。

また、発達として指しゃぶりをする、よだれが増える現象は自然なことです。十分に哺乳しているならば、2時間以内で追加の授乳をせず、抱っこをしたり、他の遊び(声をかける、絵本を読む、散歩、室内であれば別の部屋で過ごす等)で気分転換を図って様子をみてよいでしょう。
親がお世話に困るようであれば、そのタイミングでミルクを与えてもよいです。

ミルクが足りないのか、口寂しいのかは、その時々によって異なると思いますので、毎回正しい判断をしないといけないというわけではありませんので、おおらかに対応して頂ければと思います。

空腹のサインと満腹のサインを参考に、哺乳のタイミングや量を調整してみてください。

<空腹のサイン>
・吸うように口を動かす
・吸うときのような音あるいは舌打ちするような音を立てる
・素早く目を動かす
・「ウー」「クー」「ハー」などささやくような声を出す
・手など口にとどくものを吸う
・モゾモゾ動き出す

<満腹のサイン(授乳に満足しているサイン)>
・1日6回以上飲んでいる
・薄黄色の尿が1日6回以上出ている
・1～3日毎に最低1回以上の排便がある
・元気があり、肌の色や張りが健康的に見える
・授乳と授乳の間はほどほどに満足している様子である
・体重が順調に増えている(←これは結果的に健診などで測定した時に増えていればOKという意味です)

ご心配が続くようでしたら、小児科や居住地の保健センターの保健師・助産師へもぜひ相談してみてくださいね。