授乳間隔が空くことについて

なかさん　こんにちは。

お子さんの授乳間隔があくことを心配されていらっしゃるのですね。

月齢的に、体内時計が24時間制に合ってきて、昼夜の区別がついてくる頃と思いますので、夜間に連続して眠ることは自然なことと思います。

授乳間隔の目安としては、日中は4時間あけない程度に、夜間は6時間あけない程度ですが、個人差はあります。
「泣く」ことが必ずしも空腹のサインではないのに待ってしまって授乳間隔があいているケースや、「泣く」行為がみられないと授乳してはいけないと親が思っていて授乳間隔があいているケースはよく散見されます。

「泣く」は授乳のタイミングとしては遅いサインです。適度な間隔で授乳ができていたならば、必ずしも「泣く」ことで授乳タイミングを知らせなくなることも自然なことです。

下記の空腹のサインを参考にしてください。
<空腹のサイン>
・吸うように口を動かす
・吸うときのような音あるいは舌打ちするような音を立てる
・素早く目を動かす
・「ウー」「クー」「ハー」などささやくような声を出す
・手など口にとどくものを吸う
・モゾモゾ動き出す

念のため、飲み足りている時のサインを書きますね。
<満腹のサイン(授乳に満足しているサイン)>
・1日6回以上飲んでいる
・薄黄色の尿が1日6回以上出ている
・1～3日毎に最低1回以上の排便がある
・元気があり、肌の色や張りが健康的に見える
・授乳と授乳の間はほどほどに満足している様子である
・体重が順調に増えている

体重については、健診などでは医学的な判断をするために1日あたりの体重増加を計算しますが、ご家庭では1日あたりの体重増加を気にする必要はなく、１～2週間単位、あるいは1か月単位など長い期間での比較でかまいません。

体重増加など発達が順調であれば、夜間の授乳間隔があくのは自然なことと思いますので、寝ているところを起こしてまで授乳する必要はないでしょう。日中の授乳間隔があきすぎないように、注意しましょう。

なお、子どもの成長発達や栄養状態、授乳状況の判断については、直接診察しないとわかりませんので、小児科あるいは居住地の保健センターの育児相談などを利用して相談してみてくださいね。