便秘でしょうか？

まなさん　こんにちは。

お子さんの排便習慣が変わって心配されていらっしゃるのですね。

月齢が進むと共に、便の回数が減ることは自然なことで、成長と共に、便を出す肛門括約筋という筋肉の機能が発達するために、「飲んだら出す」という状況から「飲んだ後ためて、踏ん張って出す」という状況に変化します。おそらく、お子さんはその発達の過程にあるものと推察します。

便秘とは、便が腸に溜まって出にくい状態、もしくは排便に苦痛を伴う状態のことをいいます。排便が週 2 ～3回以下（目安：3～4日に1回以下）、排便時の肛門の痛みやいきみが強いなどの症状があります。

1～2日間便が出なくても、お子さん本人の不機嫌が続くことなく、授乳後に飲んだ量と同じ量を吐かないで、いつも通り過ごせていれば様子をみてもよいです。

現在1日1回は排便がある状況なので、自然に任せてもよいとも思いますが、便が溜まりすぎるとさらに強い踏ん張りが必要となることもあります。
お子さんがスッキリ出せないために不機嫌な時間があって、親もお世話に困るという状況であれば、綿棒浣腸をすることもご検討ください。

<綿棒浣腸の方法>
綿棒にワセリンを塗り、綿棒の綿の根元部分を持ち、肛門へ綿の部分だけ(目安1～2㎝)、優しくそっと挿入する。実施時間帯はいつでもOK　1日1回程度が目安。

浣腸の刺激がクセになることを心配されるかもしれませんが、一時的な肛門部分への刺激によって自然な排便を促しているだけなので、将来的にずっと排便しづらくなるという医学的根拠はありませんので安心してください。便が溜まりすぎて、便意を感じなくなるという状況を避けるためにも、必要そうであれば浣腸を試してみてください。

まなさん　お返事ありがとうございます。

月曜日まで排便がなかったらどうしたらいいか、小児科医へ聞き返してみてはいかがでしょうか。

排便がなくても、特に普段と変わらないならば、月曜日の受診でよいと思います。

小児科が休診の場合や、休日や夜間に病院へ受診したらいいか迷った場合は、居住地の救急相談窓口へご連絡くださいね。