閲覧数:5,595

使用後の大人の箸で子どもに食べさせてしまった

やまもと
実母が使った箸で私の子どもに食事を与えてしまいました。
よくないことではないと理解はしており、ついうっかりといった感じでした。

使用済みの箸で子どもに食事を与えることはどれだけ虫歯のリスクをあげるのでしょうか?またどれくらい予防に努めればよいのでしょうか?
ずっと実母を見守ることは困難であり、今後も同様のことが起きる可能性は考えられます。そのためうっかりでもそういったことをしてしまうのであれば会わせない!位の対策は必要なのでしょうか?教えていただきたいです。

2022/4/3 20:03

在本祐子

助産師
やまもとさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。

口腔内の衛生について、御心配になりましたね。

生まれてすぐの赤ちゃんの口の中にはむし歯の原因になるミュータンス菌はいないとされています。
歯が生えてくるころから、少しずつ増えてくると考えられます。

お子さんやご家族の歯に対するケア度や日頃からの生活習慣で、むし歯のリスクは異なります。
乳幼児期は唾液が多く、常に口の中の衛生は保たれやすく、虫歯には本来なりにくい環境と思われます。

ですが、これからの2歳3歳になる頃になり、唾液の量が少なくなってきたり、砂糖の含まれるお菓子を頻繁に食べるような癖がついてきたり、歯を丁寧にみがく習慣がなかったりすると、むし歯のリスクが高くなります。

また、生まれつき歯質が弱かったり、歯の形で奥歯の溝が深くて磨き残しができやすいなど、個性になりますが、むし歯になりやすい傾向があるそうです。

ミュータンス菌をなるべくうつさないようにするために、口うつしで食事を食べさせないようにしたり、食器を分けたり、お子さんにキスをしないというのはリスクを回避する意味では効果的ですが、すぐにミュータンス菌は定着しないので、きちんと歯磨き習慣や砂糖をたくさん含むおやつの癖など生活習慣に気をつける方が大事です。
おばあちゃんに、会わせないようにするなど、極端な対応は不要です。

ミュータンス菌をお子さんに移行させないと気を使うよりも、日々の生活習慣を家族みんなで整えていただけるといいですね。

2022/4/3 20:12

相談はこちら

相談受付中の専門家

1歳7カ月の注目相談

1歳8カ月の注目相談

赤ちゃんの生活の注目相談

相談はこちら

相談受付中の専門家