ミルクの量について

まみさん　こんにちは。

お子さんに風邪症状があって、ミルクを飲む量が減り、心配されていらっしゃるのですね。

お子さんが、妊娠37週以降に週数相当の体重で生まれた赤ちゃんという前提で、回答させていただきますね。

・ミルク量が減ってしまいまったが、問題はないのか？
(風邪だけでなく月齢的にも満腹中枢が出来てきたため飲まなくなった可能性はあるのかな？)
→体調が悪くて、哺乳量が減ることは自然なことです。ほどほどに飲めて、おしっこが出ていればよいです。
体調が悪いときなので、月齢的な発達段階と比較するものではない状況です。
なお「満腹中枢」について、一般的に〇か月頃に完成するなどという不確かな情報が出回っているようですが、医学的根拠に欠けるお話です。脳が正常に機能している限り、生まれて間もない時期から哺乳量を自ら制御する能力は持っています。ただし、空腹でなくても与えられたら反射的に飲んでしまう赤ちゃんもいますし、その時々で飲める量や飲み方も異なるのが自然なことですので、そこは親が量や時間にこだわりすぎないで、見極めていくことが必要でしょう。

・体重の増加はこれで問題はないのか？
→1週間あたり100g以上増えていればOKです。

・いつもより回数を増やしたりして、欲しがった時に飲ませている為、2時間おきになることもたまにあるが大丈夫なのか？
→体調が悪い時期から回復する段階で、赤ちゃん本人が飲めるならば、飲めるタイミングに、飲める量を与えてあげましょう。欲しがるままに与えることで、吐き戻す量や回数が増えた、お腹がパンパンに膨らむという状況であれば、回数や1回あたりの量を調整してあげましょう。哺乳量としては、元気な状態で飲めるはずの1日量を大きく上回らなければよいでしょう。

風邪と診断されて、お薬を飲んでいるとのことですが、鼻水の吸引はされているのでしょうか。
風邪に特効薬はありませんし、処方されているお薬もおそらく症状をやわらげるためのものと思います。

鼻で呼吸するため、鼻水が出続けていると、ミルクは飲みづらいままとなるでしょう。赤ちゃんは自分で鼻をかめませんので、鼻水をとる器具(手動でも電動でも、親が扱いやすいものでOK)を使って、こまめに鼻水を取り除いてあげてくださいね。