吐き戻しが多い子の離乳食について

ふーさん　こんにちは。

吐き戻しのあるお子さんの離乳食をいつ始めたらいいか考えていらっしゃるのですね。

離乳食を開始する時のポイントは以下のとおりです。
①支えられれば安定して座れる
② 固形物を反射的に舌で押し出さなくなる
③ 大人が食べる様子に興味を示す

ふーさんのお子さんは、①③はクリアしていそうですね。
②についてはいかがでしょうか。試しに、スプーンを口元に近づけて、舌で強く押し出さなければ、離乳食を始めていい段階にきていると判断できます。離乳食の前準備として、試しにミルクをスプーンで与えてみてもよいでしょう。


離乳食の開始時期は、生後 5～6 ヶ月くらいが目安です。これは、赤ちゃんの消化吸収や姿勢の発達などを総合的にみて、「食べる」行動を開始するのにふさわしいタイミングがこの時期であり、これより早いほうが良いというものではありません。

また、発達を診る視点では、バンボの使用はおすすめしません。
支えなしに自力で座れない状態でバンボを使用すると、骨盤は後ろ側に倒れ、腰や股関節に負荷がかかりやすい姿勢となります。
これは、噛んだり飲み込んだりするのに、ふさわしくない崩れた姿勢となり、背骨/背筋や首などにも負担が大きい状態となります。
そのため、自力で座れない月齢からの使用はおすすめはしません。親が良いと思ってバンボを使用しているために、姿勢を保てず、離乳食がなかなか進まないということも状況もあります。
子育て中の便利グッズとして活用するのはかまいませんが、常時使用するのは避けましょう。

吐き戻しが多くても、特に病気ではなく、最初に挙げた3つのポイントがクリアできていれば、通常通り離乳食を開始して良いでしょう。
開始して困りごとがあったら、また小児科へ相談してくださいね。

ふーさん　お返事ありがとうございます。

椅子については、背もたれがあり、足置きがあるタイプが理想です。最低限、背もたれは必要です。
食べさせるときは、できるだけ親と子で向かい合い、親がお子さんの口の動きを観察しながら与えるとよいでしょう。

メーカーによって呼び名が異なりますが、以下の4タイプでweb検索したり、探してもらえればと思います。

・ハイローチェア
・ハイチェア
・ローチェア
・キャンピングチェア

ローチェアに似たタイプの製品で、大人用の椅子の座面に取り付けられるタイプもあれば、高さのあるテーブルのふちに直接取り付けるタイプのものもあります。
ご自分たちで使い勝手の良いものをお探しくださいね。



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