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長い時間保育園、可哀想ですか?

あい
こんにちは。

昨年末まで時短勤務の9時半〜17時で仕事をしており、その間子どもは8時40分に保育園に預けて18時頃迎えに行くというリズムでやっていました。
ところが会社の上司から突然今までよしとされていた勤務形態にケチをつけられ折り合いがつかず退職・転職し明日から新たに仕事が始まります。

 今度はフルタイムで8時15分出勤・17時15分退勤と出勤の時間が以前よりかなり早まったため保育園も延長、7時過ぎには預けて18時頃お迎えに行くというリズムになりそうです。

比較的保育園でも楽しそうに過ごしていると思っているのですが、時間が長いのは可哀想なことなのでしょうか。
また、出産後フルタイムで働くことは初めてで不安なのと、さらに家のこともやって、子どものこともやって…となると元々要領が悪くて時短でもいっぱいいっぱいだった私からすると余裕がなくなりイライラして子どもに当たってしまう姿が容易に想像できます。

やるしかない、他のママさんもみんなやってる、なんとかなる。分かっています。でも、怖いです。

あまり相談になっておらずすみません。
何か少しでもアドバイスを頂けたら嬉しいです。

2022/1/25 10:48

古谷真紀

助産師
あいさん こんにちは。

心機一転、明日から新しいお仕事スタートなのですね。それに伴って、お子さんを長く保育園に預けることに不安を感じていらっしゃるのですね。

医学と心理学の視点からみると、母と子の関係は、子どもの認知能力や社会性をはぐくむために重要な役割を果たしていますが、子どもが育っていくと、親以外の他の大人や同世代の子との関わりが発達にプラスの影響を与えると考えられています。

国内でのデータが乏しいため、海外のデータをもとにお話させていただきますと、生後に母親と共に過ごした期間の長さは、子どもの将来の進学や労働の状況、所得などにほぼ影響を与えていないことがわかっています。
これはつまり、子どもの育つ環境は、とても重要ですが、子育てするのは必ずしも「母親だけ」である必要はないということです。極端な言い方をすると、母親じゃないとダメだったら、まず父親不要となってしまいます。子どもが健やかに育つには、ちゃんとトレーニングを受けている保育士にみてもらうことも子育ての一部ですし、子どもの発達には有益だということは他国の政策にも表れています。国内でもひとり親家庭や共働き家庭が増えていて、子育てするのに保育士は必要不可欠な存在になっていることは明らかです。

そして「フルタイムで働くこと」の視点からみると、家のことを納得できるレベルで維持しながら生活できるのか、働いた成果は「仕事」として評価してもらえるレベルを維持できるのか、日々の精神的なアップダウンに子どもを巻き込まないかについては、保育園に預ける時間が〇時間以内だったら大丈夫と判断できるものではないでしょう。

いろいろ思いを巡らせていることと思いますが、他者がどう言おうと、あいさんご自身はどう感じるのか、そこが一番大事なことだと思います。

あいさんご自身がシングルマザーならば働かざるを得ないでしょうし、いざという時にサポートしてくれる人やサービスを予め確保していたほうが安心でしょう。パートナーや同居するご家族がいるならば、その方々とご自分が抱えてる悩みを共有することがあ改めて必要かもしれません。パートナーや同居するご家族が頼れないなら、その関係性を改善したほうがいいかもしれませんし、第3者の助けを優先的に頼った方がいいこともあるでしょう。

とりあえず、ひとりで抱え過ぎず、気負わずにいきましょう。新たな職場で自分の味方になってくれそうな人も探してみてくださいね。

2022/1/25 16:48

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