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妊娠中のうがい薬について

あーちゃん
現在妊娠6ヵ月です。
妊娠中にヨウ素系のうがい薬でうがいをしない方がよいと言う記事を見ました。
うがいをする事でヨウ素の過剰摂取になって、赤ちゃんの発達に影響すると書いてありました。
そうゆう事を知らずに、今までイソジンでうがいをしていました。
多い時だと、1日に2.3回はしていました。
とても心配です。返信お願いします。 

2020/8/5 6:52

高塚あきこ

助産師
あーちゃんさん、おはようございます。
ご質問ありがとうございます。
うがい薬についてですね。

妊娠中はホルモンバランスの変化で、細菌やウイルスから体を守るための免疫機能が低下します。妊娠前は健康だった方でも、妊娠をきっかけに風邪などをひきやすくなります。風邪を予防するための方法としてよく知られているのは、手洗い・うがい・マスクの着用だと思いますが、実はこれらのうち最も効果があるとされているのは手洗いです。日本では、子供の頃からうがいの大切さを教えられますが、実はうがいにどれくらいの風邪予防効果があるのかについては、はっきり証明されていないようです。
妊娠前から、ヨウ素系のうがい薬をお使いになる方も多いですが、その代表的なイソジンは殺菌効果が高いため、咳や喉の痛みが出たときの対症療法としても役立つ薬として広く知られています。イソジンには、ポビドンヨードという成分が含まれています。ポビドンヨードはヨウ素の酸化作用を活かした成分で、殺菌・抗ウイルス作用が強いのが特徴です。妊婦さんが長期間に渡ってポビドンヨードを摂取すると、お腹の赤ちゃんが「クレチン症(先天性甲状腺機能低下症)」を発症する恐れがあるとされます。ですが、イソジンはあくまでもうがいに使う薬であって、飲みこむわけではないので、胎児に影響が及ぶほど消化管に吸収される心配は少ないと考えられています。そのため、イソジンの添付文書にも特に注意書きはなく、妊娠中でも使うことができますよ。ですが、水うがいと比較しても、それほど風邪などの予防に大差がないといった報告もあります。ですので、もし、ご心配であれば、今後は水うがいをなさっていただければ、特に問題はないかと思いますよ。

2020/8/5 9:56

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