閲覧数:4,331

肋骨付近の痛み

ろび
38w手前あたりから、左を向いても右を向いても、肋骨のすぐ下あたりが痛くなります。酷いと首を絞められているような感覚で、激しい動悸と意識が薄らぐ息苦しさです。
赤ちゃんの背中は基本左側にありますが右を下にして寝るとやや真ん中寄りにスライドしてくるのがわかります。

苦しくなった時は、赤ちゃんのお尻と思われるあたりをぐっと押し下げたり、すぐに向く方向を変えていますが、だんだんどちらを向いても苦しくなって来ました。

また、夜だけの症状ですが、上記にプラスして胃から喉が焼けたように痛みます。胃酸があがってきているような感覚で、吐くこともあります。昼間横になる時は問題ないのですが、夜だけ痛みます。
赤ちゃんが大きくなっているから仕方ないのかと思いますが、何か対策できることはありますでしょうか。

2021/6/27 0:23

高塚あきこ

助産師
ろびさん、おはようございます。
ご質問ありがとうございます。
肋骨のあたりに痛みを感じるのですね。

ご妊娠週数が経過するにつれて、お子さんが大きくなってきて、子宮内のスペースが狭くなってくると、お子さんに蹴られる衝撃でお痛みを感じることもあります。ブラジャーの圧迫などを避けると、改善する場合もあります。また、断続的ではなく、ずっと継続するお痛みという場合には、
確率としては、あまり高くはありませんが、お子さんに蹴られて、肋骨が骨折するという場合もあります。お子さんの足がちょうど肋骨のあたりにある場合、お子さんが蹴る衝撃によって、肋骨が折れてしまう方もいらっしゃいます。お痛みもお辛いようですし、継続したお痛みが気になるようでしたら、一度整形外科でご相談いただいても良いかもしれませんね。

また、胸焼けが起こる原因としては、赤ちゃんが大きくなって、子宮内の羊水の量も増えると、子宮全体が大きくなります。すると子宮の周りにあった胃や腸が圧迫されて働きが鈍くなり、胃もたれを起こすようになります。また胃が持ち上げられることで胃液が食道に逆流しやすくなり、強い酸で胃の粘膜が荒らされて胸焼けが起こります。こうして子宮が大きくなることで現れる消化器系のトラブルを総称して「後期つわり」と呼ぶこともあります。出産が近づいてきて赤ちゃんが子宮の下の方に降りてくると、胃への圧迫がなくなって、胃もたれや胸焼けがなくなることが多いです。もし、胃もたれがひどいときは、うどんやおかゆなど消化がよくて飲み込みやすいものを食べるようにするといいかと思いますよ。少し甘みや酸味がほしければヨーグルトやゼリー、バナナなどもおすすめです。妊娠後期の胃が圧迫されている状態で一度にたくさんの量の食事をとってしまうと、気持ちが悪くなります。ですが、食事量を減らしても、空腹中は胃酸がたくさん出るので、胃もたれや胸焼けを起こしやすくなりますし、1日の摂取カロリーを減らすと、母子ともに栄養不足になってしまう可能性があります。もし、お食事のたびに気持ちが悪くなるようであれば、1回の食事の量は減らし、そのぶん回数を増やすようにしましょう。5〜6回くらいに分けるといいかもしれません。また、寝ている間に胃酸が食道に上がってくるのを防ぐために、枕を高めにして寝たり、おなかが大きくなってくる妊娠後期は仰向けで寝るのがつらくなるので、横向きになって寝ると眠りにつきやすくなりますよ。また、食後はすぐに横にならず、上体を軽く起こした姿勢(セミファーラー位)で過ごしましょう。胃もたれや胸焼けによる気持ち悪さを予防することができますよ。妊娠後期の場合は、出産が近づくほど赤ちゃんが子宮の下に降りてきて、ある程度胸焼けの症状が解消される可能性があります。胃もたれが現れるのは、赤ちゃんが成長して子宮が大きくなっている証拠でもあります。出産まであともう少しなので、日頃の食生活や生活を見直して、胃もたれや胸焼けと上手に付き合っていけるといいですね。

2021/6/29 7:39

相談はこちら

相談受付中の専門家

妊娠39週の注目相談

妊娠40週の注目相談

妊娠中の体調の注目相談

相談はこちら

相談受付中の専門家