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虫歯について
いろ
生後3ヶ月の娘がいます。
先天性心疾患があるのですが、幸い軽く特に問題ないとの診断でしたが、虫歯は作らないようにとの指導がありました。
虫歯は最初は大人から移ると思いますが、 ほっぺにチュー(自分の顔を手で触りそのまま咥える)や目の前でおしゃべり(飛沫がとぶ)だけでも虫歯菌は移ってしまうのでしょうか?
また虫歯を治療さえしてしまえばとりあえずは安心していいのでしょうか?
先天性心疾患があるのですが、幸い軽く特に問題ないとの診断でしたが、虫歯は作らないようにとの指導がありました。
虫歯は最初は大人から移ると思いますが、 ほっぺにチュー(自分の顔を手で触りそのまま咥える)や目の前でおしゃべり(飛沫がとぶ)だけでも虫歯菌は移ってしまうのでしょうか?
また虫歯を治療さえしてしまえばとりあえずは安心していいのでしょうか?
2021/1/22 16:48
いろさん、こんばんは。
ご質問ありがとうございます。
お子さんの虫歯についてですね。
諸説ありますが、家族内で虫歯が多い家系に、虫歯の発症率が優位に高いという報告があるのは事実です。ですがこれは、虫歯が感染症である一面だけではなく、口腔内衛生に関しての認識や価値観によるものの可能性があるといわれています。 実際の虫歯は、嗜好品を摂取し始めると多くなります。虫歯菌には、砂糖をもとにして粘着性の物質を合成し、歯の表面にすみ着く(定着する)という性質があるため、乳歯がまだ生えていない時期に口の中に入ってきてもすみ着けませんし、砂糖を含んだ食べ物を摂り始めないうちは歯の表面に定着できません。虫歯菌の定着が最も起こりやすいのは、乳歯が奥歯まで生えてきて、砂糖を多く含んだ甘味料やお菓子などを食べ始める1歳半から2歳代と言われています。お子さんにキスしたり、息を吹きかけたりするだけでも、虫歯菌が移ると言われることもありますが、これにも諸説あり、お子さんとたくさんスキンシップをとることの重要性と、虫歯菌の移行のバランスも難しいところです。
乳歯が生え出してからのことですが、虫歯菌の伝播を避ければ、確かに虫歯は防げるかもしれませんが、一般の病原菌の感染予防のように厳密に考えすぎると、日常生活がかなり制限されてしまいます。口うつしで食べ物をあげたり、同じ歯ブラシを使ったりすることは避けた方がいいと思いますが、それも、それぞれのご家庭の衛生観念や価値観によるところも大きいかと思います。虫歯菌を気にするあまり、一緒に食事を楽しむ雰囲気がそこなわれたり、お子さんとのスキンシップが少なくなってしまうことの方がお子さんの発達に影響を及ぼす可能性もあります。 虫歯菌の伝播のリスクを減らすためには、周囲の人たちが歯みがきをしっかり行ったり、虫歯の治療をきちんと行って、唾液中の虫歯菌の数を減らしておくことが重要です。唾液中の菌数が少ないと、菌の伝播も起こりにくいとされています。純粋な唾液の中に細菌はいないのですが、歯の汚れ(歯垢)や虫歯の穴の中の虫歯菌が、口の中に溜まった唾液の中に混じってしまうため、虫歯が多く口腔ケアが不良な人の唾液は、伝播のリスクが高くなるわけです。 まずは、大人も一緒に口腔ケアをすることが大切かと思いますよ。
ご質問ありがとうございます。
お子さんの虫歯についてですね。
諸説ありますが、家族内で虫歯が多い家系に、虫歯の発症率が優位に高いという報告があるのは事実です。ですがこれは、虫歯が感染症である一面だけではなく、口腔内衛生に関しての認識や価値観によるものの可能性があるといわれています。 実際の虫歯は、嗜好品を摂取し始めると多くなります。虫歯菌には、砂糖をもとにして粘着性の物質を合成し、歯の表面にすみ着く(定着する)という性質があるため、乳歯がまだ生えていない時期に口の中に入ってきてもすみ着けませんし、砂糖を含んだ食べ物を摂り始めないうちは歯の表面に定着できません。虫歯菌の定着が最も起こりやすいのは、乳歯が奥歯まで生えてきて、砂糖を多く含んだ甘味料やお菓子などを食べ始める1歳半から2歳代と言われています。お子さんにキスしたり、息を吹きかけたりするだけでも、虫歯菌が移ると言われることもありますが、これにも諸説あり、お子さんとたくさんスキンシップをとることの重要性と、虫歯菌の移行のバランスも難しいところです。
乳歯が生え出してからのことですが、虫歯菌の伝播を避ければ、確かに虫歯は防げるかもしれませんが、一般の病原菌の感染予防のように厳密に考えすぎると、日常生活がかなり制限されてしまいます。口うつしで食べ物をあげたり、同じ歯ブラシを使ったりすることは避けた方がいいと思いますが、それも、それぞれのご家庭の衛生観念や価値観によるところも大きいかと思います。虫歯菌を気にするあまり、一緒に食事を楽しむ雰囲気がそこなわれたり、お子さんとのスキンシップが少なくなってしまうことの方がお子さんの発達に影響を及ぼす可能性もあります。 虫歯菌の伝播のリスクを減らすためには、周囲の人たちが歯みがきをしっかり行ったり、虫歯の治療をきちんと行って、唾液中の虫歯菌の数を減らしておくことが重要です。唾液中の菌数が少ないと、菌の伝播も起こりにくいとされています。純粋な唾液の中に細菌はいないのですが、歯の汚れ(歯垢)や虫歯の穴の中の虫歯菌が、口の中に溜まった唾液の中に混じってしまうため、虫歯が多く口腔ケアが不良な人の唾液は、伝播のリスクが高くなるわけです。 まずは、大人も一緒に口腔ケアをすることが大切かと思いますよ。
2021/1/25 5:35
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