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逆流について

ayu
現在33wの者です。胃液?の逆流が激しく悩んでいます。初期の頃から込み上げることはあったのですが、最近その込み上げのスピードも早く、頻度も多く辛いです。背中も痛いですし、あばらも痛く、胃も圧迫されていて食事をしなくても常に胸まで苦しく、食事はあまりしていません。無理せず少量を食べられるときに、とは思っていますが、結局一日中食べないことも多々あります。食べられたときも一日一度、少量というかんじです。
なので、実際に吐くことはないのですが、胃酸?なのか胃液?なのか何かが込み上げてくる ことを抑えたいのですが、何か方法はありませんでしょうか?
自分でできることとして、柑橘系、辛いもの、脂肪の多いもの、消化の悪いもの、コーヒー、ココア、チョコなど、逆流を促すようなものは控えています。
また、 横になると込み上げが辛すぎるので、夜でもベッドに座る形で耐えています。
 ちなみに、初期の頃から胎動のとても激しい赤ちゃんで、現在もとてつもなく胎動が激しいのですが、胎動が激しいことによって逆流も激しくなるといったことはありますか? 

2021/1/14 16:52

高塚あきこ

助産師
ayuさん、こんばんは。
ご質問ありがとうございます。
胃液が上がってくる感じがお辛いのですね。

お答えが遅くなってしまいまして申し訳ありません。
妊娠後期でも、胃がもたれやすく、胃液があがってきて胸がムカムカすることがよくあります。お腹が大きくなってきて行動が制限されている中で、胃もたれや胸焼けで食欲もなくなると、毎日ストレスが溜まってしまいますよね。
一般的に、安定期に入るとつわりが治まり、胃もたれや胸焼けから解放される方は多いと思いますが、妊娠後期に入る頃から再び胃に不調を感じる方もよくいらっしゃいますよ。胃のムカムカ感は空腹時に現れる方もいれば、食後や食事のタイミングに関係なく現れる方もいて、程度や頻度には個人差があります。妊娠初期のつわりによる胃もたれ・胸焼けと同じように、揚げ物やご飯など、吐き気を催す食べ物も人それぞれです。吐き気だけでなく実際に吐いてしまう人もいますし、胃液があがってきたり、食道や喉が胃酸で傷んで胸やけが長引いたりするケースもあります。あまりに症状がひどくなると食事ができなくなって点滴での栄養補給が必要になることがあります。
胸焼けが起こる原因としては、赤ちゃんが大きくなって、子宮内の羊水の量も増えると、子宮全体が大きくなります。すると子宮の周りにあった胃や腸が圧迫されて働きが鈍くなり、胃もたれを起こすようになります。また胃が持ち上げられることで胃液が食道に逆流しやすくなり、強い酸で胃の粘膜が荒らされて胸焼けが起こります。こうして子宮が大きくなることで現れる消化器系のトラブルを総称して、「後期つわり」と呼ぶこともあります。出産が近づいてきて赤ちゃんが子宮の下の方に降りてくると、胃への圧迫がなくなって、胃もたれや胸焼けがなくなることが多いです。
もし、胃もたれがひどいときは、うどんやおかゆなど消化がよくて飲み込みやすいものを食べるようにするといいかと思いますよ。少し甘みや酸味がほしければヨーグルトやゼリー、バナナなどもおすすめです。妊娠後期の胃が圧迫されている状態で一度にたくさんの量の食事をとってしまうと、気持ちが悪くなります。ですが、食事量を減らしても、空腹中は胃酸がたくさん出るので、胃もたれや胸焼けを起こしやすくなりますし、1日の摂取カロリーを減らすと、母子ともに栄養不足になってしまう可能性があります。もし、お食事のたびに気持ちが悪くなるようであれば、1回の食事の量は減らし、そのぶん回数を増やすようにしましょう。5〜6回くらいに分けるといいかもしれません。
また、寝ている間に胃酸が食道に上がってくるのを防ぐために、枕を高めにして寝たり、おなかが大きくなってくる妊娠後期は仰向けで寝るのがつらくなるので、横向きになって寝ると眠りにつきやすくなりますよ。また、食後はすぐに横にならず、上体を軽く起こした姿勢(セミファーラー位)で過ごすと、胃もたれや胸焼けによる気持ち悪さを予防することができますよ。
妊娠後期の場合は、出産が近づくほど赤ちゃんが子宮の下に降りてきて、ある程度胸焼けの症状が解消される可能性があります。胃もたれが現れるのは、赤ちゃんが成長して子宮が大きくなっている証拠でもあります。出産まであともう少しなので、日頃の食生活や生活を見直して、胃もたれや胸焼けと上手に付き合っていけるといいですね。胎動が激しかったりすると、どうしても胃が圧迫されやすいので、胃液が上がってくる感じはしやすいかもしれません。なかなか根本的に解決することは難しい時期ですが、上記のような方法をお試しになりながら、少しでも楽にお過ごしになれるといいですね。

2021/1/18 1:40

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