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添い乳とラッコ抱き

きなこ
11ヶ月になる男の子の夜の睡眠についてお伺いします。

夜泣きで起きた時に自分も起きて抱っこしたり授乳して、その後また布団に戻して眠ってくれていたのですが、最近は授乳で一旦落ち着くものの布団に置くとまた大声で泣き始めるので、疲労から今は添い乳とラッコ抱きで対応しています。
よく記事で、それ以外で寝てくれなくなるなど先を見据えるとやめた方がいいなど否定的な意見も見るので、今の自分のやり方にあまり良い方法ではないのかと不安もあります。
 夜泣き対策として、朝7時に起こして朝日浴びたり、毎日散歩して疲れさせる、お昼寝を切り上げるなどして夜は20時までに寝るようにはしています。とはいえ、必ず1、2回は起きてしまうので夜間断乳に挑戦しましたが、3時間泣き続け根負けして、最終的にはいかに自分が楽に夜泣き対応するかという視点で、添い乳+ラッコ抱き寝にたどり着いています。ラッコから布団におろす時も泣くので、ラッコのままという時がほとんどです。
この方法が楽すぎて、今や布団から起き上がり抱っこするのもしんどくなってしまいました。それで寝てくれなくなるともういよいよピンチと思っているのですが、ママの身体や赤ちゃんにとって悪循環でしょうか。メリットデメリットなどお伺いできればと思います。

2021/1/8 10:49

在本祐子

助産師
さっこさん、こんにちは。
ご質問ありがとうございます。

赤ちゃんがおっぱいを一生懸命と吸っている姿を愛おしく感じますね。
その反面、寝かしつけにおっぱいが必ず必要になってしまうのではないかと、ご不安なお気持ちになりましたね。

産後の女性の身体のメカニズムとして、おっぱいは吸われれば、吸われるほど、分泌を豊かにしていきます。
そのため、赤ちゃんは自分が健やかに成長するために、おっぱいを吸わなくてはならないと生物学的にインプットして生まれてきます。
そのため、何かあればおっぱいを求める反応は、赤ちゃんか自分が生きるために必要な自然に備わった生きる力であると考えられます。

また、栄養を確保すると並行して、ママさんが側に居ることを確認して安心したい欲求も持ち合わせていますよ。
授乳は、ママさんに守られていることを実感しつつ、かつ明日の栄養も自ら確保するための大切な時間であり行為なんだと思います。

寝かしつけに授乳を利用すると、ママさんがおっしゃる様にお子さんは非常に安心して欲求が満たされやすいので、習慣化しやすいのも事実です。
これがママさんが見られた、ママさん側からするデメリットですよね。
また、少なからず就寝中には、大人が赤ちゃんの体を圧迫する事故も報告されています。これが赤ちゃん側のデメリットです。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/161024kouhyou_1.pdf

ママさんがこれらに納得して、御負担が最小限だと感じるのであれば、いつかは自分からおっぱいを離れていく時が来ますので、今のスタイルでも構わないです。
とは言え、卒乳を待つと数年の授乳になることもあります。
それまでに負担が重なれば、その時点で断乳を選択しても構わないです。

今すでに習慣化した授乳による寝かしつけを止めるのは、寝かしつけ断乳になりますので、おそらくしばらくは泣いたりすると思います。
ですが、ママさんがそれを希望しているならば、他の寝かしつけをトライしてみてもよいと思いますよ!
しばらくは泣き続けるとは思います。

夜泣きに対してできる事がありますので、よかったらこちらの記事をご覧になってみてくださいね!
よろしくお願いします。

https://baby-calendar.jp/knowledge/baby/957

https://baby-calendar.jp/knowledge/baby/926

2021/1/9 11:51

きなこ

0歳10カ月
在本先生
ありがとうございます。
楽な方法で様子を見てみようと思います。 
デメリットの記事もありがとうございます。データを見るとやはり事故につながりやすい方法ですね。赤ちゃんの様子を観察しながらすすめてみます。 

2021/1/9 14:34

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