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息子の発達について

ぷりん
はじめまして。
もうすぐ1歳になる息子について相談です。

息子の発達について気になる事がたくさんあり、心配になって悩んでおります。

● 親の真似をしない。
ハイタッチやパチパチは出来ていたのですが、最近はパチパチするわたしの手を持ってパチパチしようとする。いただきます、ごちそうさまはその時の気分によって出すが、しているような時もあります。バイバイや、どうぞなど、返事はしません。

●落ち着きがない
8ヶ月半ばで歩き始め、今は小走りのように常に動いています。また、おもちゃで遊ぶというより家中を探検しています。絵本や一緒に遊べば座って いられますが、公園など行っても常に動き回ります。また、ボールだけでなくおもちゃも最近投げて楽しむようになってしまいました。時々テレビを見ていてもふらふら立ち歩きます。
つみきなども口に入れるかカチカチあわせたら壊したりと積むことに興味はないようです。
最近は車を走らせることを好みます。
 
●発語が無い
タタタタ、マンマンマンなど言葉はありますが、1人でずっと話していることも多いです。
また、何も無いところを指差していることもあります。

●手づかみ食べをしない
お菓子やマグ、気分が乗ればパンや果物は手で掴んで食べますが、ぐちゃぐちゃにしてポイしてしまうこと がほとんどです。また、フォークやスプーンに乗せて渡すとうまく口に運べます。また、最近はお米を嫌い、うどんやパン、甘いものを好み、色の好みが出てきました。

● 指しゃぶりが多い
何かに夢中になっていたり手持ち無沙汰になったり、眠くなるとすぐすっています。

返事をすれば振り向いたり、おいでというと寄ってきたり、抱っこが大好きで求めてきたり、目が合いにくいのかなと感じることもありますがあやすとよく笑います。また、父親や他の人でダメでわたしでなければ泣いて訴えることもあります。
息子はかわいくて仕方ないのですが、他のお子さんと比べてできない事が多く何かあるのではないかと心配になります。
長々と申し訳ありません。何か気になる点、改善点等教えていただければありがたいです。
よろしくお願いいたします。  

2020/12/16 15:00

高塚あきこ

助産師
ぷりんさん、こんばんは。
ご質問ありがとうございます。
順番にお答えしますね。

●真似をしないことについてですが、お子さんの仕草は、できるようになる月齢にとても個人差があります。お子さんによって、得意とする動作と苦手な動作があることもあります。また、身体の発達が早めの場合には、言葉や細かい動作などの発達がゆっくりめなお子さんもいらっしゃいます。ですが、まだ1歳になるお子さんであれば、大人の言うことがある程度理解できていれば、それで十分と思いますよ。大人が言っていることは理解できても、見たものをそのまま行動に移すというのは、かなり高度な動作になります。ですので、まずは見せるだけではなく、お子さんの手を持って一緒にやっていただいたり、最初はどのようにして身体を動かすのかわからないので、ママさんが一緒に遊んであげたり、遊び方を見せてあげたりすると、次第にできるようになってくることも多いですよ。特に健診等で指摘を受けていなければ、お子さんの個性として、お子さんのペースを温かく見守ってあげてくださいね。
●落ち着きがないことについてですが、お子さんは気分も変わりやすいですし、まだ集中力もない時期ですので、落ち着きがないとお感じになったり、目移りして、色々なことを細切れにやるのは仕方がない時期なのかもしれません。お子さんの性格や個性もありますが、好奇心旺盛なお子さんですと、たくさん遊ぶものがあったり、たくさんのお友達がいたりする環境であればあるほど、一つのことに集中できず、周りのことが気になったり、すぐに飽きて他のことをしてしまうこともよくありますよ。ですが、成長とともに少しずつ物事に集中して取り組めるようになってきますよ。特に興味があるものが出てきたり、好きなものがはっきりしてくると、集中して遊ぶことができるようになってくるかもしれません。また、今はまだ周りのおもちゃなどの使い方が十分に分からないという場合もあります。どう遊べば楽しいのか分からず、飽きてしまうこともあるのかもしれません。ですので、今はあまりご心配なさらずに、ママさんも一緒に遊んだりなさると、少しまとまった時間遊べるようになってくるかもしれませんね。
●おしゃべりについてですが、ママさんは、日常的にお子さんと関わっていると、どうしても言葉が出ないことがご心配になってしまいますね。個人差があると分かっているものの、どうしてもご心配になってしまうお気持ち、お察しします。喃語のような言葉が出ているということですと、少しずつ言葉はストックされてきているのではないかと思いますよ。おしゃべりは好き嫌いもあります。大人でも口べたな方や寡黙な方がいらっしゃるように、話すことが好きなお子さんとあまり好きではないお子さんがいらっしゃると思います。特に話さなくても、ママさんやパパさんが、お子さんの訴えていることを理解して、対応してくれる場合には、話す必要がないということもあります。お子さんご自身がお話しする必要性がなくて言葉が遅いお子さんもいらっしゃるようです。親子関係としてはとてもいいことなのですが、難しいところですよね。 3歳児健診までは、言葉の発語は待っていただいてもいいように思いますが、無理に言葉を教えようとはせずに、たくさん話しかけてあげたり、余裕がある時は、お子さんの欲していることが分かっても、少しお子さんご自身の表現が出るまで待ってあげるといいかもしれませんね。もし、どうしてもご心配であれば、小児科で一度ご相談なさってみてもいいかと思いますよ。
●手づかみ食べをしないことについてですが、お子さんの場合には、目の前にあるもの全てがおもちゃになります。食べられるものと食べられないものの区別ができないこともありますし、区別ができたとしても、遊んでしまうこともあります。ですが、なかなかお口に運ばなくても、食材の感触を確かめたりすることは悪い事ではありませんよ。脳の発達にはとても重要な過程ではないかと思います。お子さんは手や口を通して、様々なものの感触、硬さ、性状などを日々学んでいます。お子さんがなかなかお口に運ばない場合には、ママさんが目の前で手づかみで食べることを見せてあげてもいいかと思いますよ。手づかみ食べに興味が出てくる時期は、とても個人差があります。また、お子さんによっては、手が汚れることを嫌がって、手づかみ食べを好まないお子さんもいらっしゃいます。あまり手づかみ食べをせずに、フォークやスプーンを使えるようになったというお子さんもいらっしゃいますので、あまり焦らずにお子さんのペースで進めていただいていいかと思いますよ。おもちゃを舐めたり、カミカミしたりするのも手づかみ食べの前段階となり、目と手と口の共同運動を獲得する良い機会になりますので、遊びの一環として、たくさんやらせてくださいね。また、手づかみ食べについての記事がありますので、よろしければご参考になさってみてくださいね。
【手づかみ食べを嫌がる!どうすればいい?】 
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/14317?utm_source=line&utm_medium=Social-share&utm_conten=News
●指しゃぶりについてですが、1歳前後の指しゃぶりは、乳児期の自然発生的な指しゃぶりの継続と考えられ、幼児期後半以降の神経性習癖としての指しゃぶりとは意味合いが異なるものと受け止められています。すぐにやめさせるというような時期でもないと言われます。まだ言葉で自分の意思を表現したり、思い通りに行動できない時期なので、指しゃぶりなどに頼って精神的な安定を求めやすい時期です。一日中ずっと指しゃぶりをしているわけでなければ、それほど歯並びやかみ合わせへの影響もないと言われています。眠くなった時や何かに夢中になっている時など、限定的な状況であれば、しばらく見守りでいいと思いますよ。1歳前後のお子さんでは、就寝時に多くのお子さんに何かをしゃぶるような行為が見られます。昼間の活動が活発になって寝つきがよくなれば、指しゃぶりをしなくても眠れるようになってくると思いますよ。お子さんがいろいろなことに興味を持ち、おしゃべりしたり、手を使った遊びをしたり、外で元気に遊んだり、という生活で指しゃぶりは次第に気にならなくなってくると思います。ママさんが気持ちに余裕を持って接していくことが、お子さんが指しゃぶりを自らの成長で乗り越えるために大切なことだと思いますよ。

2020/12/18 4:23

ぷりん

0歳11カ月
返事が遅れて申し訳ありません。
丁寧にひとつひとつ教えて下さりありがとうございます。周りの子と比べて息子が出来ていないことばかり目がいき落ち込んでばかりいましたが、息子のペースで成長を見守って楽しめるよう努めたいと思います。

2020/12/20 20:59

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