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妊娠初期の喫煙・飲酒について

退会済み
こんにちは。初めてご相談させていただきます。
 数日前産婦人科にて妊娠3ヶ月目だと言われました。
ストレスがあったりすると生理が1〜2ヶ月程遅れることも多く気づくのが遅くなってしまいました。
1週間前まで喫煙(加熱式タバコのアイコス20本/日)、晩酌の習慣があり、飲酒(350mlビール1.2缶+25℃焼酎ロックを2.3杯)毎日飲んでいました。(酔ったりはしていません。) 
検査薬で陽性が出てからは飲酒はしていませんが、タバコは吸ってはダメだと思う程に吸いたくなってしまい、本数は減りましたが(といっても日に15本程)辞めれていない状況です。つわりは全くなく禁煙・禁酒をすることは簡単ではありませんが、子どもの為にも辞める覚悟です。
妊娠発覚前の喫煙飲酒についてですが 、あらゆるサイトを見ましたが妊娠0〜4週の飲酒や服薬などは胎児に影響はないと書いてありました。私は胎児の器官が形成される大事な時期に毎日飲酒をしてしまいましたので、胎児に影響がある可能性は高いのでしょうか?それとも現在流産していないということは、奇跡的に影響がなかったからでしょうか?心配で眠れず、今回は諦めた方が良いのかと思うこともあります。
長文になってしまい、申し訳ございません。可能性の話でしかお応えいただけないと思いますが、このモヤモヤが少しでも解消できればとご相談させていただきました。

2020/11/29 19:33

高塚あきこ

助産師
みーさん、こんばんは。
ご質問ありがとうございます。
ご妊娠が分かる前に、飲酒や喫煙をなさっていたことがご心配なのですね。

妊娠初期はおっしゃるように、器官形成期と言われ、赤ちゃんの臓器や骨格が作られる大事な時期です。この時期の飲酒は、特に胎児性アルコール症候群への影響が大きく、特異的な容貌や奇形などを引き起こすリスクが高いとされます。また、ご妊娠中に喫煙していることで赤ちゃんに悪影響をもたらすことがあります。その一つが乳幼児突然死症候群です。これは、何の予兆も病気もないまま、赤ちゃんが突然死してしまう疾患で、日本では約6,000~7,000人に1人の割合で発症します。厚生労働省によると、妊娠中の喫煙は赤ちゃんの呼吸中枢に悪影響を及ぼし、乳幼児突然死症候群を引き起こすリスク要因となると言われています。
そのほか、妊娠中に喫煙をしていると、生まれてくる子供がADHD(注意・欠陥多動性障害)などの発達障害や、肥満、糖尿病などを発症する確率が高まるという報告もあります。いま特に、健診で何か指摘されることがないのであれば、明らかな奇形などの所見はないのだと思いますが、妊娠中期と言われる、安定期以降であっても、アルコールを摂取すると、赤ちゃんの発育不全や中枢神経系の異常が生じる危険性が高まると言われています。安定期に入っても、飲酒の危険性は変わりませんので、引き続き飲酒はしないようにした方がいいかと思いますよ。また、喫煙についても、電子タバコであっても、タバコ同様、赤ちゃんには影響があるとされています。疫学的な推計によると、たばこを吸う妊婦さんは、吸わない妊婦さんに比べ、低出生体重の危険性が約2倍、早産の危険性が約3倍高くなると言われています。どうしても習慣になってしまっているタバコをやめることはなかなか難しいのかもしれませんが、赤ちゃんに悪影響があることが明確に分かっています。また、お子さんが無事に生まれたとしても、両親がタバコを吸う場合は吸わない場合に比べて赤ちゃんのSIDSの発症率が約4.7倍も高くなるといわれています。また、ママさんが喫煙直後に授乳すると、おっぱいから赤ちゃんにニコチンが移行して、赤ちゃんの睡眠時間が短くなったり、睡眠自体が浅くなるという報告もあります。また、タバコを吸った後40分程度は、吸った人の呼気から有害物質が排出されると言われていますので、喫煙直後に赤ちゃんの近くに行くだけでも、赤ちゃんが副流煙を吸うことになり、その影響で、中耳炎や喘息様気管支炎の原因になることが知られています。もし、ご自身でやめることが難しければ、禁煙外来に通っていただいて、しっかりとした指導を受けられるなど、ご検討いただいた方が早いかもしれませんね。

2020/12/1 23:20

退会済み

3歳1カ月
どうしても飲酒したい時はノンアルコール飲料を飲み気を紛らわしています。喫煙についても ニコチンタールがないものに変えて努力中です。
丁寧なご回答ありがとうございました。 

2020/12/2 8:50

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