トキソプラズマ感染について

みき
お店でよく焼いて欲しいと伝え牛肉ステーキを食べました。真ん中がピンクだったものを除き3切れ程食べました。食べてからもしかしたら見た目は焼けていても中は同じようにピンク色で生焼けだったのでは?と心配です。初期のトキソプラズマの検査は陰性でした。汚い話で申し訳ないのですが、そのあと心配過ぎて吐いて対処しました。もうすぐ妊娠後期に入ります。調べたら後期にトキソプラズマにかかれば胎児に移行する確率が高いと出ました。かかりつけの産婦人科に相談した方がよいですか??食べてからは特に食中毒などの症状はでていません。よろしくお願いします。

2020/11/18 15:37

高塚あきこ

助産師
みきさん、おはようございます。
ご質問ありがとうございます。
加熱の不十分なお肉を召し上がってしまったのではないかとご心配なのですね。

トキソプラズマ感染症は確かに加熱処理の不十分な肉(馬刺、牛刺、鳥刺、レバ刺、鹿刺、レアステーキなど)に生存するシストや、土やネコの糞に存在するオーシストが経口的に初感染(小腸粘膜から進入)することによって妊婦に寄生虫血症が生じるとされています。一般的には、健康体の方で、トキソプラズマに感染しても症状が現れない場合には、治療の必要はないと言われています。ですが、妊婦さんにトキソプラズマの感染が強く疑われる場合は、胎児への感染を防ぐために、薬を投与することもあるようです。お薬の投与によって、生まれてきた赤ちゃんの障害を減らすことができたという報告もあります。ですが、それは医師の判断になりますので、医師が必要と判断しなければ、治療の対象とはなりません。妊婦さんの罹患率の詳細は、ハッキリとは分かりませんが、妊婦さんが感染したからといって、必ず胎児に悪影響を与えるというわけではありません。大きく捉えると、妊婦さんが感染することで胎児に胎内感染する確率は約6~80%で、赤ちゃんが先天性トキソプラズマ症になるのは10,000人の出生のうち1.26人と推計されています。また、妊娠の時期ごとに詳しく見ると、妊娠初期の胎内感染率は17%で、そのうち重症になるのが60%、妊娠中期の胎内感染率は25%で、そのうち重症になるのが30%、妊娠末期の胎内感染率は65%ですが、重症率は0%というデータがあります。また、ご心配があれば、おかかりつけでご相談くださいね。

2020/11/20 5:53

みき

妊娠28週
お返事ありがとうございます。詳しく説明いただき少し安心しました。今のところとくに体調は崩していないので様子を見ようと思います。

2020/11/23 18:50

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