授乳頻度について

ゆいさん、ご相談ありがとうございます。
助産師の市川です。

とても丁寧に状況をお書きくださってありがとうございます。
お子さんに愛情を持って、向き合っていらっしゃるのが伝わってきました。

お子さんが日中はおっぱいを飲みながらでないと寝ないのですね。
今後のことを考えるとこのままでいいのか不安になるお気持ち、分かりますよ。

結論から言うと、今の時期はまだおっぱいで寝るのはまだ自然な時期ですので、おっぱい離れを急いで進める必要はありません。

ゆいさんが考えておられるようにおっぱいを求める気持ちは成長と共に自然に落ち着いていきます。
月齢が進むと離乳食が始まったり、動ける範囲が広がっていき、お子さんのおっぱい以外の興味が増えていきますよ。
今はおっぱいを通して安心して眠る力を育てている時期なので、焦らず見守ってあげてくださいね。

飲ませすぎもご心配されているかもしれませんが、吐き戻しはほどんどないとのことですし、おっぱいを同じ飲んでいるように見えてもお腹が空いてしっかり飲んでいる時と、甘えたい時や安心したい時、眠い時とは飲む量や飲み方は異なりますので、お子さんが欲しがったらおっぱいを飲ませてくださって大丈夫ですよ。

また、お子さんがゆいさんがいなければお昼寝できないかもとご心配かもしれません。
お子さんは成長に伴って周りの様子がよく分かるようになってきています。
ゆいさんが自分の近くにいるのか、いないのかもしっかりと分かっていますよ。
なので、ゆいさんがいない場合で同じ状況になった時は、始めは泣くかもしれませんがそのうち必ず寝てくれるようになりますので、ご安心くださいね。

夜は部屋を暗くすれば勝手に寝てくれるのですね。
それは部屋が暗くなり、刺激が少なくなることで赤ちゃん自身の睡眠リズムが働きやすくなっているからかもしれません。
日中は光や音など周りの刺激が多くて、眠りにくいから安心したくておっぱいを求めているのでしょうね。
ただ、夜におっぱいなしで寝られているのはとてもいいことですよ。

前述のように現段階でおっぱい離れを急ぐ必要性はありませんが、少しづつおっぱい以外の安心方法を増やしていくのはいい練習になります。
ゆいさんが余裕のある時にできる範囲でよかったら以下の方法などを試してみてください。

例えば
・泣いたらすぐおっぱいではなく、まず数十秒〜１分ほどは抱っこや声掛けや歌を歌ってみる（赤ちゃんは繰り返しで安心するので同じ声かけや歌がオススメです）→それでも泣くならおっぱい
・おっぱいを吸って落ち着いたら、完全に眠りに落ちる前に外して「トントン」で安心を促してみる
などです。

また、3〜4ヶ月の赤ちゃんが一度に起きていられる時間は個人差はありますが、1時間〜1時間半ほどと言われています。
なので、ゆいさんのお子さんの機嫌のよい時間が1時間足らずなのは自然なことですよ。
遊んでいても動きが鈍くなってきたり、顔をこすったり、まばたきが増えたりするのは眠たいサインなので、これらのサインが出たら泣き出す前に抱っこでトントンしたり、少し暗い部屋に移動したり、子守唄を歌ったりしてみるのもよいですよ。

おっぱい以外の安心方法を増やしていくことを試してみてもなかなかうまくいかないかもしれませんが、寝かしつけの正解はありません。
ゆいさんとお子さんが一番楽な方法が最善ということを忘れないでくださいね。

離乳食が3回食になり、おっぱいの主な目的が栄養から安心にかわる時期(生後12ヶ月頃）になると授乳と寝かしつつけが分かれてくるお子さんが多いです。
今は急がずできる時にできることからやってみて、5〜6ヶ月くらいからゆっくりと練習を進めてみるくらいで十分ですよ。

少しでもご参考になれば幸いです。